二王子岳(新潟県新発田市)1420.3m
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04/04/18(雄大な飯豊連峰を望む雪の二王子岳へ)
前日に広神村の下権現堂山に登り二王子岳へ向かう。体調がよくないので角田山に変更するか迷ったけれど
とりあえず二王子岳登山口へ行ってみようと向かう。するとその真っ白な美しい山体をみてどうしても登りたくなり
予定通り二王子岳に登ることした。国道を離れ山の中へ入っていく。真っ暗なので少々恐い。狭い林道を上がって
いくと広い駐車場がでてきた。車が一台とまっている。
翌朝起きるとすでに車が数台上ってきている。僕らも準備をして歩き始めた(5時50分)。神社のある方へ歩くとそこ
にはトイレがありベンチもある。なかなか立派な神社だ。神社裏にある登山口には道標があり地図看板も見える。
登り四時間・下り二時間半らしい。登山口より植林帯の中を行くとやがて沢沿いとなる。沢ぞいより山腹を登ってい
く。岩が散在する自然林帯を登っていくと稜線にでてきた。ここから雪の上となった(7時)。
少し歩いた所に避難小屋があるが寄らない。数人の登山者が稜線を登っているのが見える。けっこう斜度がありそう。
僕らも登っていく。晴天なので日差しがきつい。目指す二王子岳山頂はまだ見えない。浅い沢様の雪面を登る。けっこう
急なので息が切れる。これを登りきると電柱?の立つ小ピークにでてきた。みんな休んでいる。
ここから雪原状の稜線を登っていく。前方にはイヌを連れた人が登っている。高度があがるにつれ遠くの雪稜まで見えて
きた。三重・四重に連なった雪の峰の光景はほんとすばらしい。
なだらかな所をすぎて雪の壁みたいなところにでてきた。先行者も苦労しているようでペースが落ちている。尻セード跡が
見られる。帰りはたのしめそう。ここを越えると少し狭い稜線だ。再び雪の壁を越えると新潟平野が背後に広がりその向こう
には日本海が見える。めちゃキビシイ壁を登っていく。ここはほんとに壁だ。こけると滑って二十メートルほど落っこちそう。
キビシイ壁を越えるとなだらかな起伏のある雪原帯だ。モコモコした雪原は黄砂の模様がついていてソフトクリーム
みたい。南に守門岳が険しい山体を見せている。左奥に山頂小屋がみえてきた。その手前にある気象用施設の脇を
通って頂上に到着した(9時30分)。頂上は風がきつく寒い。飯豊連峰が眼前にどーんと見えている。I大山岳部に在籍し
ていたときに登った時以来の再会だ。
スキーを背負った人がいたので話しをする。地元の人らしくあそこを滑るんだよと話す。こんなすばらしい山の麓に
住めるなんてうらやましい。続々と人が登ってくるので下山を開始(10時半)。気象施設をすぎてモコモコ雪原に入っ
た。ここでは団体がグリセードの練習をしている。
そして壁にやってきた。ここが一番キツイ斜面だ。思い切って滑ってみるとめちゃスピードがでて恐いけれど面白い。
みーとさんは少し下った所から尻セードしようとそろそろ下ってるとズルッと滑ってあっという間に滑り降りてしまった。
このあとも壁がでてくるたびに尻セードで遊び。お腹が減ったのでご飯を食べてさらに下る。
小屋まで降りてきたのですぐ側にある池に水芭蕉が咲いているそうなのでちょっと寄り道。まだシーズンには早いので
小さな水芭蕉が咲いている。六月頃になると水芭蕉でいっぱいになるそうだ。ここより谷へと下っていく。雪はなくなり
かわりに花がでてくる。イワウチワやショウジョバカマ・イチリンソウがあちこち咲いている。神社まで下ってきてそこで
ちょっと休憩し駐車場に戻った(13時50分)。なかなか充実した山行であった。やっぱり新潟の山はすばらしい。
駐車所を後にして車で林道を下っていく。ふと田んぼのあぜを見るとキクザキイチゲのすばらしい群生が見られ写真に
おさめる。新発田温泉・あやめの湯に温泉で汗を流し地道で上越まで行き道の駅で車中泊し月曜は雨なので移動日とし
金沢で近道しようとしたのが誤りで迷いに迷って福井へ。そして鯖江まで地道で行き高速で大阪へ帰った。
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駐車所を出発して神社へ |
神社は駐車場から五分とかからない |
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予想していたよりずっと立派な二王子神社 |
神社の裏に登山口がある |
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まだ少し暗い植林帯の中を歩く |
沢沿いに登っていきやがて山腹を登る |
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大きな岩がでてきた |
やがて稜線にでてきた |
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稜線にでると残雪がたっぷりある |
稜線に出た所から少し歩くと避難小屋がある |
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先行者が数人歩いているのがみえる |
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尻セードのあとがくっきり見える |
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一番急な、言いかえると一番尻セードが楽しそうな急斜面 |
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あのあたりが頂上なのかなと話す、だけど頂上はまだまだ先だ |
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新潟平野をバックに登っていく |
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南には五頭山が見える |
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避難小屋に泊まっていたのかまだ朝早いのに下山していく登山者 |
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急な稜線を登っていくと高原状のところにでてきた |
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守門岳が見える、あの向こうに菅名岳があるのだろう |
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頂上手前にある気象用施設 |
頂上にある避難小屋 |
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東にドーンとそびえ連なる飯豊連峰 |
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飯豊前衛峰のえぶりさし岳1636.4m |
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弥彦山と角田山がうっすら見えている |
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十分景色を楽しみ下山していく |
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楽しい尻セード |
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まだ時期が早いので一王子小屋裏の水芭蕉は小さい |
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稜線から下りると朝は開いていなかった岩ウチワが満開だ |
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カタバミもあちこちに咲いている |
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ネコノメ草 |
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紫のキクザキイチリンソウ |
こちらは白のキクザキイチリンソウ |
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二王子神社に戻ってきた |
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田んぼのあぜにキクザキイチリンソウの大群落があってびっくり |
私のコースタイム(休憩含))登山口-70分-一王子小屋-150分-頂上・
頂上-210分-登山口
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