輝山(てらしやま) 2063m(岐阜・乗鞍山系)

15年
03/03/23前日に急遽きまった輝山登山、槍穂高連峰の美しい山並み


03/03/23(前日に急遽きまった輝山登山、槍穂高連峰の美しい山並み)

乗鞍スカイライン入口 この左の鉄柵が終った所より登る

 夜に雲はすっかり取れて取立山の時のような快晴になった。今日のコース
はそれほどきつくない初心者でも滑れる登り2時間半コースらしい。朝早めに
起きて朝食をとり車で国道158を東へと少し進み平湯トンネル手前に雪で閉鎖
された乗鞍スカイラインが分岐している。そこに駐車スペースが五台分くら
いあるのでとめた(歩いてちょっと下には無料パーキング有)。準備をして
いると車がやってきたけどこれも輝山なのかな?それとも乗鞍?。

けっこう急な斜面 鉄塔を目指す

鉄塔から少し上からはゲレンデのよう

 今日もザックにショートスキーをくくりつけ除雪されていない乗鞍スカイ
ラインに登り出発(6時15分)。二メートルは積っているだろう。スノーモービ
ルの跡やつぼ足の跡、スキーの跡がたくさんついている。早川さんのHPに載
っているとおりの網のついた鉄柵が左にでてきた。ここで十五分ほど休憩。
鉄柵の手前側から何人かの人のトレースが尾根へと上がっているけれど早川
さんの登られた鉄柵が終った所からスカイラインを離れ尾根へと上がってい
く。ここで念のためアイゼンを装着した(7時)。

次は林道を目指す

 スキーが苦労してジグザグに登っているトレースがある。急な斜面なので
つぼ足でも少々難儀する。先にみえる鉄塔を目指す。みーとさんはかなりの
急斜面にちょっと怖いのかてこずっている。鉄塔の所で少し休憩。すると鉄
柵手前からだろう、三人パーティーが登って来た。話しによると単独の人が
乗鞍岳を目指していったらしい。鉄塔から上はなだらかな僕らでも楽しめそ
うな林間のオサンババでのスキーとはまた違った雪原でのスキーが楽しめそ
う。

なだらかな尾根を登っていく 加賀白山を望む

 林道(跡?)を横切り急な斜面をトレースを利用して登っていく。上には
木々が散在するなだらかな雪原が広がる。右斜面はちょっと急ながらも伐採
地でどこでも滑れそう。高度が上がってきたので乗鞍や加賀白山がみえてき
た。今日は山頂から槍穂高連峰を望めそうだ。

スキーのトレースがたくさんある 右斜面は伐採されている

 ふたたび激登りになる。無風快晴ということもあり暑い。この急斜面を登
りきると木材運搬用に作った木に木ハシゴが打ちつけられている。ここから
左が伐採されGPSによると見えている左からの尾根が今登っている尾根と合流
するあたりからちょっと進むと山頂のようだ。尾根の斜度はそれほどないの
で雪の状態がよければ初心者でもこのあたりは滑れそうだ。

乗鞍岳がみえてきた

 ひたすら尾根の合流点を目指し登っていく。左の斜面がかなり急になりア
イスバーンだったらこけるとやばそう。合流点に到着し(9時35分)右へと頂上
を目指し稜線を登っていく。振り返ると登って来た真っ白な尾根の上に乗鞍
岳がどーんと大きな山体を見せている。

朴の木スキー場 後半は左斜面が伐採されている

 樹林帯の中をトレースに従い登っていくと頂上2063mに到着した(9時45分)。
頂上にはそれといった目印はないけれどGPSと地図によると間違いなさそうだ。
予想通り頂上からの展望はすばらしく槍穂高連峰、焼岳がよくみえる。とく
に槍の穂先がくっきりみえるのには感激。

この上が山頂

 さきほどの三人パーティーもやってきてもっと展望が良い所はないかと探
し頂上からちょっと東へ下った所が樹木の邪魔しないすばらしい展望ポイン
トということを発見。去年GWに唐松岳に登った時の景色もすごかったけれど
負けないくらい素晴らしい景色だ。十一時までおつまみやビールをもらった
り話しをして展望を楽しみ下山を開始した(11時)。

左斜面は上級者なら滑れるかな

 尾根合流点よりの景色にまたまた感動し雪の尾根を下っていく。スキーで
滑ろうかと迷ったけれど右斜面がちょっと急なのでもう少し下から滑ること
にした。みーとさんはつぼ足でサクサクあっという間にみえなくなってしま
う。ちょっと斜度がゆるくなったところでスキーで滑ってみる。表面が凍っ
ているので油断するとスキーを取られてこけそうになる。それでもスキーな
らあっという間だ。木ハシゴの上のところまで滑ってそこからは尻セードを
まじえてくだっていく。みーとさんは足が痛いらしくスキーはやめ、尻セー
ドもしたそうだけれど12本アイゼンじゃ危ないなあ。

 林道を横切りふたたびスキーをつけてすべる。こちらは適度に腐っており
すごく快適に滑ることができ大満足だ。鉄塔からはさきほどのパーティーが
登って来たトレースに従い右の鉄柵の手前にでるコースを選択した。こちら
は斜度が緩やかでだいぶん下までスキーでそのまま下りることが出来た。鉄
柵を乗越え(12時20分)(下りた所は鉄柵のはじめの方でした)乗鞍スカイラ
インをここではみーとさんもショートスキーをつけて二人で滑って車の所へ
もどった(12時30分)。前日に引き続きすくなの湯で汗を流し清見ICより東海
北陸道で渋滞に巻きこまれながらも西名阪を乗り継ぎ大阪へと帰った。

尾根合流部に到着 合流部より頂上を目指す

乗鞍岳方面 槍穂高連峰

北に笠ヶ岳 焼岳と穂高吊尾根

私のコースタイム(休憩含))乗鞍スカイライン入口(駐車場所)-45分-尾根取り付き-165分-
山頂/山頂-90分-乗鞍スカイライン入口(駐車場所)                                


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