天和山1285m(大峰)

15年
03/10/05 弥山・釈迦ヶ岳などの大峰の展望台

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03/10/05(弥山・釈迦ヶ岳などの大峰の展望台)
天和山頂上より大峰山系を望む

 日曜は天気が良いとの予報だったので展望が良いという天和山に
登ることにした。当日朝出発にすると寝過ごすので前夜に家を車で出
発し天川川合の無料駐車場で車中泊をした。

 翌朝起きるとめっちゃ寒く準備をする気が起きず結局寝過ごし駐車
場を七時半前に出発し天川河合の信号を曲がらず県道53号を進ん
でいく。道路工事があちこちで行われていて二車線化が進んでいる。

 だいぶん進んだ所で左手に黄色い建物の和田郵便局が出てきたの
でその先の右にカーブする所に車をとめた。準備を終えて出発(7時50
分)。

和田郵便局前を歩いて橋を渡る


 天川川合側へと歩いてく。郵便局の手前に神社がある。すぐに右手
に橋がでてくるのでそこで県道を離れ新宮川(天ノ川)にかかるこの橋
を渡る。

橋が見えてきた、この橋を渡ると登山口だ



 対岸には和田発電所がある。登山道は橋を渡った所から右よりの所か
ら始まっていて関電の赤の立札がありそこには34、そしてその下に
天和山とある。

登山口にある道標



 植林の中の展望のない登山道を登っていく。多くの人が歩いたた
めにできたらしいV字型にえぐれた所がある。登山者がこんなに歩いた
とも考えにくいので信仰的なものか植林作業などをしている過程でえ
ぐられたのだろう。

登山口より登っていく V字型にえぐれた所がある



 右手に作業小屋らしきトタンの小さな建物を見送りさらに登ってい
く。水の流れる音がするのでどこからするんだろうとふと見上げると
ゴムホースが走っている。いったいどこから水を流してるんだろうと
不思議だ。

右手にみえた作業小屋らしきトタンの建物



 左少し先が伐採地になった所でホースが地面近くに下りてきてコ
ンクリの貯水場にくっついている。でもどこから流れてるんだろう?

コンクリの貯水場で空中ホースは終わり



 倒木が登山道にたくさん倒れ掛かった所をすぎると少し開けた所
にでてきた。周りの山々の高さが高いのでまだ遠望はできない。

倒木が登山道にいくつか倒れ掛かった所 開けた所にでてきたけど遠望できず



 開けた所から十分弱歩くと関電鉄塔の下にでてきた。ここから林
業用のモノレールに沿って登山道が続いている。

周囲の山はまだまだ高い


最初の関電鉄塔がでてきた 林業用のモノレールに沿って歩く



 まだまだ尾根上の植林の中の単調な登りが続く。さきほどの鉄塔
から十分ほど歩くと次の鉄塔にでてきた。右側が伐採されていて右上
にポッコりとおわんをひっくり返したようなピークがみえる。

ポッコりとおわんをひっくり返したようなピーク



 さらに登っていく。木々の間から日が差込み始めてきた。Yの字に
道が分岐したけど道標があり右に尾根上を登っていくのが登山道と
ある。




 植林帯の中の尾根を淡々と登っていくと右側が少し開けた所にで
てきた。ここでも周囲の山々が高いので遠望はできない。今登って
きた鉄塔の尾根が見える。

植林帯の中の尾根を淡々と登っていく


右側が少し開けたけどやはり遠望できず、登山口付近が見える



 そして三つ目の鉄塔がみえてきた。ここも右半分が伐採されてい
る。ずっと先の稜線の上に鉄塔がみえる。あそこまでもうあとひと踏
ん張りしなくてはならないかな。

三つ目の鉄塔がみえてきた


稜線の鉄塔がみえてるけどまだ遠い



 見えていた鉄塔の下までくると少し展望が開け遠くの山がみえる。
北にみえる鉄塔が林立する山が扇形山だろうか。うっすらと筆でな
でたような雲が空にかかっている。

北に松葉山1043.7mが見えている



 鉄塔から先は伐採地の中を歩くので周囲の展望が開けた。稜線が
良く見える。稜線へ上がって左に進むと天和山だからあれがそうだろ
うかとみーとさんと話す。

鉄塔から先は伐採地の中を歩くので周囲の展望が開けた


グングン尾根を登っていく



 やがて尾根の左側の山腹を進んでいく。だんだん急傾斜になってく
るとガレ場がでてきた。落っこちると怪我しそう。ロープが張ってある
のでそれを頼りに通過、続いてみーとさんも通過した。

尾根上より山腹に移るとガレ場がでてきた



 この先で分岐がでてきた。そこには関電が立てたものだろうか赤い
プラ板に火の用心とある。地元の小学生が作った木のプレートもあり
右が天和山へのルートのようだ。

道標があちこちにあり安心して歩けた



 ここで尾根の右側に回りこみ山腹を登って尾根上に再びでてくると
自然林がでてきたよとみーとさん。でもすぐに植林帯へ戻ってしまっ
た。

自然林がでてきたと喜んだもののすぐ終わり



 この先で右から尾根が合流し大きくなった尾根をグングン登ってい
く。前方が明るくなってたのでもうすぐ稜線上だろう。先にピークがシ
ルエットになってみえてきた。

稜線にあるピークがみえてきた



 ピークのすぐ下で左へ登山道がトラバースしているけど先を行くみ
ーとさんは気づいてないようでまっすぐピークに行ってしまったので
ついていきピーク(稜線)に到着した(9時25分)。

自然林に囲まれたピークは展望は無し



 展望はまったくなく三角点があるだけ。もちろん他に誰も居ない。
ここから北へと稜線沿いに登山道が続いているので進んでいく。少
し下ると和田からの登山道が合流してきた。帰りはこれを下るとピ
ークを登りかえさなくてもいい。

北へ稜線を歩いて天和山を目指す


 下から見えていた鉄塔にくると左側の展望が開け遠くに金剛山・生
駒の山がみえる。今日は多くの人でにぎわっているだろう。自然林
に植生が変わった。

遠くに金剛山・葛城山がみえている
下から見えていた鉄塔に到着


左にちいさな作業小屋をすぎ進んでいくと川瀬峠にでてきた(9時40分)。
プレートがいくつかぶら下がっている。 東へ下っていく道はすごく明瞭だ
けど和田側の左へ下っていく道はうっすらとした踏み跡があるだけだ。再び
植林に変わったけど日差しがあるのでそれほど苦にならない。

作業小屋横を過ぎると川瀬峠にでてきた


 急な登りの前に再び自然林に変わりこれが頂上だろうかと話すが
登りきるとまだ先にピークがみえる。左が急傾斜になっておりルン
ゼのようになっている。背丈近く茂った笹の中の道を登っていくと右
側の視界が広がり八経ヶ岳や仏生ヶ岳・釈迦ヶ岳などの大峰の主だ
った山々を見ることができる。

やがて植林帯より自然林帯へ





 ずっと左をみると稲村ヶ岳の険しい峰も見える。ここからひと登り
で頂上に到着した(10時20分)。

頂上手前に伐採地より大峰の大パノラマが広がる



 頂上から少し進むとここも伐採されており大峰を一望できるので
腰を下ろしてお菓子を食べながらのんびり景色を楽しむ。

 釈迦の手前にみえるのが七面山だろう。単眼鏡でみると釈迦ヶ岳
てっぺんに釈迦像がなんとか確認できた。

手前左に七面山西峰・その奥に釈迦ヶ岳が見える


険しい山容の稲村ヶ岳・大日山



 11時になったのでそろそろ下山。登ってきた道を引き返していく。道
がいいので快調に稜線分岐(11時半)までやってこれた。ここから急
な登山道を下っていく。

頂上北東の笹原でお昼をとった



 時々足がズリッといきそうになる。遥か下に渡った橋がみえそこへ
と鉄塔が続いている。

稜線の鉄塔に戻ってきた、稜線上からの急な下りが待っている



 ロープ場も無事通過して話しをしながらくだっているとみーとさんが
ズリッとひっくり返り足を痛めてしまった。痛いけど歩けそうなのでゆ
っくりゆっくり下っていく。橋の所には13時に到着した。

和田発電所から橋を渡って県道53号へ



 下りてくると上とは違って暑い。天気はますます良くなりほぼ晴天だ。
車に乗って大阪へと帰った。雪の時にまた登って真っ白な大峰を見
てみたい。

橋の上より新宮川(天ノ川)と和田発電所


和田郵便局より車を置いた所へ




私のコースタイム(休憩含))登山口-95分-稜線-55分-頂上/頂上-30分-稜線-90分-登山口
                            


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