15年 | |
03/01/01 | ご来光をあきらめ多田坂から雪中ハイク |
03/01/01(ご来光をあきらめ多田坂から雪中ハイク) |
菩提さんの所から多田坂峠を目指す | 雪を踏みしめ登っていく |
信州の守屋山を下山し中央道、名神にはいりさて明日はどうしようと大津SAであーだこーだ
と迷った末、結局当初の予定通り千ヶ峰に登ることにした。でもPDAで天気予報をみるとどう
もよろしくない。ご来光登山は無理のようだ。だからみーとさんの登ったことのないルートとの
希望で多田坂峠から千ヶ峰を目指すことにした。
せめて加西あたりまで行きたかったけれどあまりの睡魔に勝てず名塩SAにて車中泊、運良
く端っこの静かな所をとれたからよかったもののすごく混んでいて喧しかった。翌日起きてみる
と低くどんよりとした雲が立ちこめている。
前方が明るくなると多田坂峠だ | ここから千ヶ峰めざし北へ進む |
高速を走っていると青空がみえてきた。こりゃ日の出登山をしていたらきれいな日の出がみ
れたかも。滝野社でおりて国道175を北上。ここでご来光をみる(山で見たかった・・)。西脇で
加美との道標に従い国道427にはいり加美町寺内で左折し県道8号で高坂トンネルを越えた。
千ヶ峰山頂はガスがかかったり消えたりの様子だ。やはり思ったとおり雪化粧をしている。
まだ朝早いので名水の松か井の水ポイントにはまだ一組しかいないので水筒にいっぱい水
を汲み神崎町にはいると道端には雪が残っている。県道367を北上し千ヶ峰名水・千ヶ峰南山
名水の所で右折し越知川を渡り川ぞいに登って別荘地脇を通りやがて林道へ。上には大きな
鉄塔が走っている。
南には美しい雲海のなごりの低い山並みが続く |
左に枝林道を見送りさらに登っていく。未舗装になる。路面に雪が残っているので登れるか
少し心配だったけれど難なく登っていけた。林道は行き止まりになっており菩提さんが祭って
ある。菩提さんに向って左の山腹に道があるが関電道だろうか?車が一台だけ通った跡が雪
に残っている。おそらく菩提さんに参りにきた人だろう。
雪が多いだろうから念のためカッパズボンをはいてスパッツを装着。防寒対策を充分にして
登山を開始した(8時45分)。菩提さんの右手に小道が沢沿いにありそれを登っていく(テープ有
)。左にイノシシよけの網がずーっと続く。十五分ほど植林帯の中を登っていくと目の前が明る
くなり多田坂峠だ(9時)。
新七不思議コース分岐にて | 千ヶ峰が近づくと雪が多くなってきた |
ここから南へ進むと飯森山を経て笠形山、北へ進むと千ヶ峰だ。僕らは当然千ヶ峰へと向う。
雪で地面が濡れていてドロドロで最初のところでちょっとてこずった。えらい急じゃないの?とみ
ーとさん。そんなに急な所はなかったはずだけど。峠から少し登ると東半分は幼木帯で見晴らし
がすごくよくなった。そこからは消えかかる前の雲海が幾重のも山並みの合間にただようまる
で水墨画のような光景が広がっている。これだけ素晴らしい景色を千ヶ峰でみたのは360度の
雲海を見たとき以来だ。
関電の鉄塔脇をいのししよけ柵ぞいに登っていくと小ピークだ。このあたりはまだ雪が3センチ
ほどだったけれどだんだん増えてきている。左にはカラマツ林が続いている。千ヶ峰縦走路はほ
とんどが植林帯だ。
千ヶ峰にはめずらしい霧氷が見られる |
七不思議左コースが東から登って来たあたりから霧氷のできかけみたいなものがでてきた。天
気は回復傾向にあり青空がみえてきている。もうあたりは完全に雪山景色だ。気温が低いため
かそれほどとけてはおらず気持ちよいハイクを楽しむ。
霧氷は小型だけど日が照るとなかなか美しい。笠形山までの稜線が霧氷のバックに連なって
いる。雨乞岩をすぎ膝下までの雪の中を歩いていくと前方に千ヶ峰山頂部がみえてきた。数人
の人影がみえる。
雨乞い岩も雪化粧だ |
作畑分岐をすぎ草原状(今は雪原)をひと登りすると山頂に到着した(11時05分)。残念ながら
千ヶ峰愛好会の知った方々はいない。もう下山してしまったのかな?二人の男性がおられ話し
をする。市原側の霧氷がすばらしいよと言われたのでいってみると確かにすばらしい。北側には
雪と霧氷で木々が真っ白だ。そうしていると携帯ネットでの書きこみをみてみーとさんがあれ?あ
の人やまご@低徘さんじゃ?と石碑までもどるとやっぱりそうだった。
今はガラーンとして静かだけれど朝には二百人以上の人がいたそうだ。みんな寒いからか忙
しいからか下っていった様子だ。展望は北部には雪雲がかかりイマイチだけれど南は笠形山や
六甲、淡路島などを遠望することができる。段ヶ峰にはまだそれほど雪は積もっていない様子が
みてとれる。
前方には雪化粧をした千ヶ峰頂上がみえる |
いろいろワイワイと話しをした。やまごさんは低徘メンバーとははじめてのようでやっと会えた
と喜んでおられる。話しこんでいると笠形側から運動靴でズボンがずぶ濡れの男性がやって
きた。聞くと神崎町側から登ったけれど途中で道がわからなくなったとの事。どうもマジックで
千ヶ峰と書かれていたのでそれを信じて登って来たようだ。
頂上より笠形山へと続く稜線 |
五十分ほど滞在していると寒くなってきたので下山を開始(11時50分)。やまごさんは三谷へと
下山、僕らはひき返す。昼になり地面がとけてきたこともあり時々すべりそうになる。雨乞岩手前
の風の当たらない所で昼食タイム。
銀色に輝く播磨灘 | 14時20分に車の所まで戻った |
三十分ほど休憩し笠形方向へ多田坂を目指し歩いて14時20分に車の所まで戻った。道は明
瞭でよく整備されていた。このコースはいつ歩いても静かで気持ちがよい。
赤ラインが今回の経路 |
私のコースタイム(休憩含))多田坂峠駐車場-15分-多田坂峠-125分-頂上
/頂上-150分-多田坂峠駐車場