三津河落山1654m(大台ケ原)

15年
03/05/03大台ケ原の誰もいない静かな草原


03/05/03(大台ケ原の誰もいない静かな草原)

川上辻から入ってすぐ左に踏跡がある 心地よい高原歩きが続く

 ゴールデンウィーク後半は近場にしようと決めたけどどこへ行こうか迷う。
仙ヶ岳はもう蛭がでそうだし金剛葛城はよく行った。比較的近くてよさそう
な所をみーとさんが探してきて大台ケ原の三津河落山に行くことになった。

踏跡やテープはある 如来月山頂は展望なし

 当日六時起きのつもりが八時発になってしまった。めちゃめちゃ混んでい
て行き先を変更しようかと話す。大淀から国道169を通らず対岸の県道39を通
ってみるとこちらはガラガラだ。でも道がすごく狭くて大きな車は厳しいか
な。吉野神宮先で国道169に入り順調に大台ケ原へと向かう。

間違って向かった草尾根先 草尾根を先へ進む

 新伯母峯トンネル手前で国道169号を離れ山へと入っていくとGWだからかバ
スが数台登っていくので道が狭いこともあり渋滞する。三津河落山は川上辻
から登るのでまだかなあと左に現れる看板と階段に注意しながら進んで行く
とそれらしき所にやってきたので右の広場に車をとめた。2台車が止まって
おり登攀具があるから西谷かどこかを遡行しているのだろう。僕らも去年西
谷に連れていってもらった時、ここから下りていった。

 準備をして腹ごしらえも終え出発だ(12時40分)。天気は予報通り快晴。道
路を渡って階段を上がり大台辻へと向かう一本道を十メートルほど進むと
看板がありそこから左に踏跡が続いているのでそちらへと進んでいく。

草尾根より振り返る 大和岳へ向かう途中

 芝生みたいな下草の森林で明るく心地よく歩ける。踏み跡とテープを頼り
に登っていくと前方に樹木で覆われた三角の山が見えてきた。みーとさんに
よるとあれが如来月岳じゃないかとのこと。小さめのピークを登るとそこは
岩が露出したナゴヤ岳だ(12時55分)。木々に囲まれており展望はよくない。
立派な山名石がある。

 ナゴヤ岳頂上から北へと進んでいく。踏み跡はしっかりしておりテープも
ある。一度下ってさきほど見えていた大きな三角の如来月岳に登っていく。
さっきのナゴヤ岳よりきつくジグザグになった道を登っていくと大岩がでて
きたので右へと巻いている道を行く。みーとさんは左へ巻いている道へ。で
も如来月岳頂上で合流した(13時10分)。

放置された建物の残骸 間違って行ってしまった草尾根を振り返る

 ここの頂上も山名石がある。展望はよくない。さらに北へと続く踏み跡を
進むと前方が明るくなってきた。前方に谷(釜ノ公谷)を挟んで両側にすごい
草原が出現した。これほどの規模の草原が現れるとは思ってなかったのです
ごく感激。

 左にも右にも草原が広がっているが右のが目指す大和岳だろうと下ってい
く。左にはガレ場を伴った大規模な草原尾根が広がっている。草原の先端ま
で進み(13時40分)振り返るとこちらからの景色もなかなかすばらしい。桧塚
の草原よりも大きいのではなかろうか。

大和岳はガレ場の先だ

 ここでみーとさんがどうも大和岳とは違うみたいと参考にしていたHPのコ
ピーと地図をみる。するとやっぱり間違いで左の草原尾根が大和岳だった。
まあいっかと引き返して(13時55分)登って左の草原へ進んでいく。

 ゆるやかなアップダウンで進むとちいさな建物が現れた裏に回ってみてみ
ると農林水産省の雨量局らしい。まだ建てられて新しいらしく横には前建っ
ていた建物の残骸が放置されてる。

岩のピークの大和岳頂上 すごい草原が広がる

 一度潅木帯の中に入る。なんていう木だろう?とみーとさんと話す。花以
上に木の名は私にはわからない。ガレ場の左を通ってバイケイソウ群落を左
に見て登っていくと白っぽい木と岩のある大和岳頂上に到着した(14時10分)。

 こちらもさっきのピーク同様、すばらしい眺めだ。大草原と台高の山々が
一望できる。釜ノ公谷の谷間の向こうにどっしりした白髭岳、その右に薊岳、
桧塚・・。霞がなければさらにものすごいパノラマが広がっていただろう。

大和岳より帰るところ 釜ノ公谷

 半時間ほど滞在してやってきた道を引き返していく(14時45分)。草原から
少し入った所の三津河落山山名石あたりから大台ケ原駐車場や日出ヶ岳がみ
える。あちらはすごい賑わいだろうがこちらは他に誰もいない。川上辻まで
戻り(15時30分)車で大台ケ原を後にして大阪へと帰った。

川上辻に戻ってきた

私のコースタイム(休憩含))川上辻-15分-名古屋岳-15分-如来月岳-30分-
左の草尾根先-15分-大和岳/大和岳-45分-川上辻                                


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