15年 | |
03/03/30 | 小ズッコにて途中撤退、美しいブナ林 |
03/03/30(小ズッコにて途中撤退、美しいブナ林)
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シワガラの滝の所で駐車 | 眼下に海上集落 |
氷ノ山から下山後、昨夜は海上(うみがみ))の棚田近くで車中泊した。そし
て朝七時に起床し車で入ることのできる最も上のシワガラの滝入口に車を駐
車した。天気は快晴で霞がひどい。この時期だから霞んでいるのは仕方が無
いかな。車が一台とまっており二人の男性がスキーを出して登る準備をして
いたがいつの間にか行ってしまった。
開放的な上山高原へ |
車が一台上ってきて挨拶をする。扇ノ山は遠いよ、ブナ林がすごくきれい
だと言われた。彼は近くに住んでいるのか先週も来ていたようだ。準備をし
て登山開始(8時)。
上山 |
雪道を登っていく。昨日の坂の谷林道と異なり雪がしまっていて歩き易い。
眼下には海上の棚田がみえる。のどかな農村風景が広がる。残念ながら日本
海は霞のせいでわからない。
斜度があるのでこの林道はほとんど快適に滑れそうだ。林道の途中であと
からきた男性に抜かされた。彼はスノーシュー、大きなカメラを持って風景
を撮りに来ているようだ。
伐採を免れた大木 |
雪は氷ノ山より多い。いくつもスキーやつぼ足のトレースが雪面について
いる。1時間半ほど歩くとようやく斜度がゆるくなってきた。上山高原に入っ
たのだろう。雪の高原は気持が良い。
左前方に丸い鍋をひっくり返したような上山がみえてきた。日当たりがい
いからか一部笹が姿を現している。先をいく男性は上山へと向っていった。
林道脇にはトイレがあるが雪に埋もれている(9時45分)。僕らはさらに林道
を進んでいく。前方に富士山のような山がみえる。仏ノ尾か青が丸だろう。
林道より小ズッコへと向う | 小ズッコ小屋 |
雪がいっそう多くなり林道がただの斜面のようになっている所もある。ア
イスバーンだとちょっと怖そう。右下方には凍ったしょうぶ池がみえる。山
スキーの本には湖畔は絶好の幕営地だとあったがその通りだと思う。
林道が右にカーブすると前方に扇ノ山がみえてきた。まだまだ遠い。今日
はどこまでいけるかな。このあたりには伐採を逃れたブナの巨木がいくつか
みえる。
走りまわるスノーモービル集団 |
完全に林道が埋まっている所もあり三月上旬あたりだと林道を利用するこ
とは難しそう。登山口はまだなの?とみーとさんは心配顔。兼用靴のインナ
ーがスネにあたりかなり痛いようだ。前方ずっと先の斜面をスノーモービル
が走りまわっているのがみえる。氷ノ山では禁止されたがこちらではされて
いないので走りまわっているのだろう。やかましく扇ノ山でも禁止してもら
いたいものだ。
上山から1時間半ほど歩いてやっと登山口に到着した(11時20分)。ここから
少し歩くと小ズッコ小屋がでてきた。スノーモービル集団が中で宴会してい
たのだろう。ビールの空き缶があちこちに転がっている。山の方へ歩いてい
ると彼らがやってきた。地元の人たちなのだろうか子供も乗っている。五、
六台はいたのでまだ走りまわっているのを合わせると十台以上だろう。
小ズッコ付近の雪原 | 小ズッコ付近のブナ林 |
彼らとはあまり顔を合わせたくないので小ズッコ側に歩いてみはらしの良
い所を探しそこで昼食にした(11時35分)。真っ白な氷ノ山が山の合間に姿を
見せている。こちらからの姿は険しく千ヶ峰や三室からのとはぜんぜん異な
る。その左には仏ノ尾、青が丸が良く見える。そして林道が山腹を貫いた蘇
武岳・妙見山もみえる。
仏ノ尾と青が丸 |
みーとさんにはここで私が小ズッコから帰ってくるのを待ってもらうこと
にした(12時25分)。美しいブナ林が広がる中を歩いていくと右側が伐採され
た雪原にでてきた。スノーモービルはこの雪原を走りまわっているようだ。
スキーでも快適に滑れそう。ふたたびブナ林に戻り登っていくとピークに到
着。おそらくここが小ズッコだろう(12時45分)。展望はまったくなく道標の
ない。ショートスキーを履いて滑っていく。
雪の氷ノ山 | 登山口を目指す |
ブナの合間を昨日の氷ノ山と同様、右に左に滑っていく。そしてあっとい
う間にみーとさんの待つ所に到着した。小屋前からはみーとさんもショート
スキーをつけて滑る。僕らには適度な斜面で林道まで滑る(13時)。林道も心
地よく滑ることが出きる。
登山口にて | 林道へ |
雪が腐ってきているので林道が消え斜面になった所も滑ることができる。
そして上山高原に到着(14時05分)。今日はスキーがよく滑るから下山は早い。
上山から一時間で車の所まで滑って下りた(15時)。するとほとんど同じくし
て頂上まで行っていたというスキー二人が戻ってきた。やっぱり長板は早い
な。
次回はぜひ頂上へ行きたい |
今日は林道滑りが大部分だったけれど開放的な高原での滑りはなかなか快
適だった。村岡温泉で浸かって播但道経由で大阪へと帰った。
凍ったしょうぶ池 |
私のコースタイム(休憩含))シワガラの滝入口-105分-上山高原-110分-昼食場所(小ズッ
コ小屋)/昼食場所(小ズッコ小屋)15分-小ズッコ-135分-シワガラの滝入口