峰山高原(兵庫県・大河内町)
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林道を上がっていき広場に駐車 |
ここから入渓して遡行開始 |
みーとさんが沢の本を読んで峰山高原の小田原川本谷なら僕ら二人でも登
れそうだというのでネットで検索するとたしかにいけそう。それに沢沿いに登山
道があるので逃げれるし問題ないだろう。
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ゴーロを少し進むと二メートル弱の二条滝が出てきたので右より巻く |
前日にみーとさんと実家へと帰り翌朝、車で峰山高原登山口のある神崎郡
大河内町上小田へと向かう。昨日までの雨はすっかりあがって晴れている。国
道312号を北上し県道8号で寺前を経て小田原川沿いに進んでいく。
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堰堤は右から簡単に巻いた |
南向きの明るい小田原川 |
上小田集落から離れて坂の辻峠への登りになり左に大きくカーブする所で右
に黒岩の滝との道標があるのでそこで県道を離れ少し荒れ気味の林道を進む
と前方に車では通れなさそうな橋がでてきた。その手前の小さな広場に駐車し
た。
今回は初めてフェルトを張り替えた沢シューズだ。大丈夫かな?ちょっと心配。
準備をして出発(8時45分)。橋を渡ってすぐの所で先に進んだみーとさんのいる
沢へと入る。昨日の雨で放流がされているのか水量がすごく多い。沢というよ
り川だねえとみーとさん。張り替えた沢シューズは以前とはぜんぜん異なり岩
に吸い付くような感じがする。
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横飛ノ滝のような岩間から噴出す四メートル滝 |
ゴーロを少し進むと二メートル弱の二条滝が出てきたので右より巻く。さらにゴ
ーロを進むと堰堤がでてきたのでこれも右から簡単に巻いた。南向きの沢なの
で日が照り明るく気持ちが良い。
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両側に岩が迫ったゴルジュ帯 |
十五分ほど歩くと左に岩の張り出した二メートルほどの滝がでてきた。登れる
だろうが冷たそうなので左から巻く。ゴーロが続くが時々深い釜が現れ岩で出て
きたミニ滝がそこへ注ぎ込んでいる。
そしてようやく滝らしい滝が現れた。3m斜滝だ。深い釜を左から巻いて滝身を
登る。少し冷たいけれど先週のゲロク谷ほどじゃないかな。この上は妙見谷の
横飛ノ滝のような岩間から噴出すような四メートル滝だ。これは登れないので右
から巻く。
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低い幅広の滝の右手には芦生でみたような巨木 |
上は両側に岩が迫ったゴルジュ帯。でも日差しが照り付けているせいか明るく
ゴルジュ独特の陰気な雰囲気は全くなく美しい。流れに浸かってゴルジュ帯の
簡単な連瀑を登っていく。低い幅広の滝の右手には芦生でみたような巨木が
あっ(ちょっと大げさ?)て良い感じだ。
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深い釜や淵があちこちに見られる |
滝身を登ってさらに進むと大きな釜がある。奥には低い数条からなる滝があり
美しい。みーとさんは右から釜を巻く。私は右の岩場を浸かりへつって釜をクリ
ア。滝を登るとさらに大きな釜がある。みーとさんが泳げ〜というのでみーとさん
が左から巻いた所で釜をへつってクリア。結局あんまり浸からずラッキー、みー
とさんはがっかり。
元越谷ほどではないけれど雰囲気が似ていて明るく登っていて楽しくなってく
る。左岩壁からすだれのように水が落ちている。雨上がりだけにみられる滝な
のかな?ここの釜も深く岩間からすごい音を立てて滝水が落ちている。この滝
は岩の間を通ってクリアしその上の二条ミニ滝は右を行く。
美しい庭園のような沢を進むとこれまた小さな斜滝が現れた。その割に水量
は多く迫力がありしぶきをかぶり登る。上には幅広の五メートル滝が現れた。
あれ〜?まだこんな所なの?とみーとさん。これがトポのこれで・・・と確認して
上がってきたのに全く外れていた。
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トポに載っている幅広の五メートル滝が現れた・・まだこんな所なのお?とがっくり |
ここで後ろから五人くらいのパーティーがやってきた。写真を撮っている間に
左から巻いていってしまった。僕らも左から巻きゴーロを進む(10時20分)。
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ここで五人くらいのパーティーが写真を撮っている間に抜いていく |
小さな美しい淵を登っていくと直径十メートル以上の釜がでてきた。水がきれ
いだったらもっとすばらしいだろうに残念。左から巻き小滝の連瀑を登っていくと
五メートルのこれまた大きな釜を持った水量豊富な滝だ。これは釜の左の岩場
をへつって滝口にでてきた。段々滝なので濡れてもいいのなら簡単に登れそう。
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直径十メートル以上の釜がでてきた。水がきれいだったらもっとすばらしいだろうに残念 |
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またも大きな釜を持った水量豊富な滝 |
この上はナメだ。テクテク ナメの上を歩くとへらべったい岩がでてきたここも
小滝ができていて滝身を登ると上はテラス場の岩場だ。段々のナメ十メートル
を登っていく。このあたりも美しく楽しく歩ける。天気はいいし日当たりは良いし
岩は白っぽく今まで歩いた沢の中で一番明るく開放的な沢だ。
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小滝ができていて滝身を登ると |
上はテラス場の岩場 |
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段々のナメ十メートル |
大岩の合間を登っていく。時々大きな釜が現れる。ゴーロを登ると左が階段
状の岩でできた小滝群がでてきた。このあたりもなかなか良い感じだ。階段岩
の上をぴょんぴょん登っていくと上は広い釜に二条の小滝が二つ現れた。釜を
巻いて上の二条滝の釜は少し浸かって通過する。みーとさんも恐る恐る?浸
かってクリア。右手に苔むした石垣がみえる。これが登山道なのだろう。
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大岩の合間を登っていく |
右岸に黒岩の滝との道標が転がっている。ということはもうすぐなのかな?
一枚岩の岩床を登っていくと二条三メートル滝だ。みーとさんは右から巻いて
私は右側をへつって右の滝身を登ろうとするも岩間の滝で登れず右へ逃げる。
トポに五メートルとある滝だろうか?見た感じ三段十メートルほどの斜滝にみ
える。これは簡単で轟音を立てて流れる水流を登る。
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ゴーロを登ると左が階段状の岩でできた小滝群 |
これを少し登るとHPで見た黒岩ノ滝だ(12時15分)。これも日が照り明るい
滝だ。滝の高さより大きな釜を持っている。休んで食事をとっていると家族連
れがやってきた。登山道でやってきたようだ。続いて沢登りの三人連れだ。
年配の方がリーダーのようで滝の左岸の岩場を登って行った。
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二条滝の釜は少し浸かって通過する |
黒岩の滝との道標が転がっている |
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岩床を登っていくと二条三メートル滝 |
年配の方がやってきた後僕らも再び登る(12時45分)。滝身を見てみると
ハーケンが二ヶ所打ってある。水量がもう少し少なかったら登れるだろう。
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続いて三段十メートルほどの斜滝 |
みーとさんが岩場を登るがてこずっているので右のルンゼを勧めると少し
降りて登っていった。さて岩場を登ろうと向かってみたらやっぱり恐い(@_@)。
無難な右ルンゼを登る。なかなか登ってこないのでみーとさんはちょっと
心配だった様子。
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立派な釜を持った明るく日に照らされた黒岩ノ滝十メートル |
もうメインは終わったのかと思えば流れは小さくなったもののナメが多く
楽しい。へらべったい大岩の左に小滝がありそれを登ると一枚岩のナメ床だ。
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黒岩ノ滝上にて |
まだまだ滝がでてくる |
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大岩の左に小滝がありそれを登ると一枚岩のナメ床 |
この先には大岩の両側から流れる二条三メートルの滝。次は左から段々滝
が流れ落ち本流にも三メートルほどの段々滝があり楽しく登る。広い釜を巻
いて二メートルほどの滝を登り乾いた岩場を歩いてしばらくブッシュの中を進
むと水路にでてきた(13時45分)。沢のすぐ左手には林道があり時々聞こえて
いたざーっという音はその工事の音だったようだ。
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左から段々滝が流れ落ち本流にも三メートルほどの段々滝 |
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これを登ると |
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ナメ床出現 |
ここで靴を履き替え右へと水路沿いに進むと黒岩ノ滝との道標がでてくる
ので植林帯を下っていく(14時)。右には本流が見えている。明瞭な登山道を
下っていくとあっけなく車の所までもどってきた(14時45分)。小田原川本流は
思っていたより簡単だったけれど(黒岩ノ滝を巻いたら)思っていたより明る
く開放感のあふれる元越谷系の良い沢だった。
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広い釜を巻いて二メートルほどの滝を登るともうすぐ用水路 |
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左に林道がでてきた |
用水路に到着 |
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用水路ぞいに東へ歩く |
黒岩ノ滝への分岐にて |
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登山道は整備されていて歩きやすい |
橋手前の広場に戻ってきた |
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赤ラインが今回のルート(推定)・登山道は整備されてました |
私のコースタイム(休憩含))駐車広場-210分-黒岩ノ滝/黒岩ノ滝-60分-
用水路-15分-用水路分岐-45分-駐車広場
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