12年 | |
00/08/07 | はじめて戸倉側より登山 |
13年 | |
01/08/16 | 低徘オフで頂上でかき氷 |
15年 | |
03/03/29 | 想像を絶する美しいブナ林・広大な雪原 |
03/03/29(三の丸まで、美しいブナ林・広大な雪原)
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坂の谷林道入り口 | 林道は除雪されていない |
はじめは猿ヶ馬場に行く予定だったけれど天気などの事情で岐阜方面はや
めて朝早く坂の谷コースから登り滑り日曜に扇ノ山に鳥越から登ることにし
た。
この橋を渡ると殿下方面との分岐 | 分岐にある看板 |
金曜の夜八時半に大阪を出発して中国道経由で国道29号の道の駅はがで車
中泊をした。翌朝、七時に起床して坂の谷林道を入っていこうとするが茶屋
の所で積雪により車では進めない。付近には駐車する所もないのであきらめ国道
近くの広場に止めた。
坂ノ谷コース登山口 | しばらく植林帯を登っていく |
すでに車が二台とまっている。準備をしていると釣り人がやってきて車に
乗って行ってしまった。もう一台も釣り人のものかもしれない。
いよいよブナ林へ | 大きなブナが点在する |
ショートスキーをザックにつけ準備を終えてさあ出発(8時)。天気は曇のち
晴だから今は曇っているけれどやがて晴れてくるだろう。雪の上を歩いてい
く。2箇所小さな林道雪崩が起きている。その他には見当たらなかった。
雪原にでてきた |
つぼ足とスキーのトレースがいくつもついている。1時間歩いて羊ヶ滝入口
に到着。林道はまだまだ続く。今日は気温が高いのかズボズボ足が雪に沈ん
で疲れる。こんなことじゃワカンを持ってきたら良かったと後悔した。
高度が上がるにつれ後に山々が見えてきた。このあたりはまだまだどちら
を見ても雪化粧だ。去年よりずっと雪が多い。羊ヶ滝の所から道が左に大き
くターンして登っていくと橋を渡る。そしたらやっと雪に埋もれた地図看板
が見えてきた(10時20分)。ここで右に進むと殿下コース、左に五百メートル
すすむと坂の谷コースだ。このあたりで林道の積雪は1メートル以上はあるだ
ろう。
三の丸手前では樹木のない大雪原が広がる |
分岐から10分ほどで坂の谷コース登山口に到着した。ここには登山用の地
図看板とスノーモービル・バイクの規制区域を示した地図看板がある。
ここで林道を離れ植林帯へと入る。この植林を抜けるとブナ林だ。植林の
中も足がズボズボはまる。四十分ほど登っていくとやっとブナ林に入った(1
1時05分)。
ゆるやかな尾根上を歩く。尾根上だけブナ林で両側には植林が続いている。
登山道の所だけブナを申しわけ程度に残してあるという感じがある。たくさ
ん赤テープがあるしトレースがいくつもあるのでこのあたりは迷わず安心し
て歩ける。
このころになると青空が広がり美しいブナ林とあいまってすばらしい。み
ーとさんも感激している様子だ。前方になだらかなピークがみえる。あのあ
たりが三の丸だろう。大きなブナがあちこちに点在している。伐採される前
はもっとたくさんの巨木があったのだろう。
三の丸避難小屋 | 若桜コースとの合流点にて |
2時間近くブナ林の中を歩くと突然と雪原が眼前に現れた。ものすごい広
さだ。ガスると方向がまったくわからなくなりそうだ。今日は天気が良く時
々雲の陰が雪原に影を落としそれがさーっと西から東へと流れている。こん
なすごい光景は今まで何度も氷ノ山に登っているけれどはじめてだ。ずーっ
と向こうに三の丸小屋がみえる。左の若桜スキー場から五人ほどの団体が登
ってきている。
歩いても歩いてもなかなか小屋には到着しない。いったいどれだけの広さ
があるの?と言いたいくらい広い。雪原を二十分ほど歩いてようやく三の丸
の小屋に到着した(13時10分)。そこにはアベックが外で休み中だ。おそらく
彼らが坂の谷から登って来たトレースをつけたのだろう。
明日予定の扇ノ山 | 今年は雪が多い氷ノ山 |
少々風がでてきたので小屋の中へと入って見るとぼろぼろだ。それでも風
よけにはなりそうだ。カップ麺を食べビールを飲んで展望台に登ってみる。
一人の男性が休んでおられた。
展望台の北斜面にはなんと霧氷ができており若桜スキー場からの尾根にも
霧氷ができている。さすが兵庫の屋根だ。ここからの氷ノ山は何度も見てい
るけれど素晴らしい。扇ノ山がその左手にみえるが真っ白だ。
若桜スキー場コースのある尾根 | さあ滑降開始 |
充分休んでさあ、滑降開始(14時10分)。滑るのもったいないなあとみーと
さん。藤無山目指して(?)滑っていく。あまりにひーろい雪原を右に左に
滑っていく。これだけ広く緩斜面なのでみーとさんも心地よさげに滑ってい
る。三の丸から登山口まで4キロの楽しい滑降だ。大雪原が終るとブナ林の中
を自由に滑っていく。
さきほどのアベックはトレースから一方がスキー、もう一方がソリのよう
だ。あまりに広いので下山方向を見落とさぬように注意し滑っていく。長い
楽しい林間スキーが終り植林帯の中をすべる。こちらはみーとさんは苦戦し
ている。とうとうあきらめつぼ足で降りていく。私はさらに登山口まで滑っ
ていった。
斜度がゆるく初心者でも楽しめる・ | 大雪原なのでホワイトアウトには注意が必要 |
ここから再びみーとさんもスキーで滑る。地道がでていて何度かスキーを
はずさなければならないけれどほとんどすべて行ける。しかし雪がべたべた
でストックで押したりスキーでワカンのように歩いたりと疲れる。
ゴーゴーと音がして来ると羊ヶ滝前だ。ここまでくるとようやく斜度がで
てきてサーっと滑って無事下山(17時半)。車に戻ってかたずけをしていると
車がやってきた。聞くと明日若桜スキー場から登り坂の谷へ滑るらしい。天
気がよければこれが一番ベストなコースではなかろうか。今日は今までなん
どか滑った山(ショート)スキーで一番楽しめた一日だった。
温泉は若桜ゆはら温泉ふれあいの湯に入り汗を流し次の目的地である扇ノ
山登山口の鳥越を目指すが予定していた道路がなんと雪で通行止め。やむな
く国道9号まで迂回してコースも変更し海上へと向った。
ブナ林帯へ入る | もう雪の少ない藤無山 |
滑らない林道を滑る(?) | 無事下山 |
私のコースタイム(休憩含))坂の谷登山口-310分-三の丸/三の丸-200分-坂の谷登山口