14年 | |
02/04/07 | 残雪が減りスズタケが頭をだしていた |
15年 | |
03/04/10 | 東尾根コースをショートスキーで滑りました |
03/04/10(東尾根コースをショートスキーで滑りました)
準備中 | 氷ノ山東尾根登山口 |
翌日の天気予報がよかったのでDr.Kongさんを氷ノ山東尾根コースにへ誘っ
たらぜひ行こうということになり急遽行くことになった。彼岸をすぎたら除
雪がされ氷ノ山国際スキー場上部まで車で行けるのでアプローチが楽になる。
避難小屋からは尾根上を歩く | 頂上はまだまだ先だ |
朝六時半に奈良へ行きDr.Kongさんを乗せ高速道路で和田山まで行く。周囲
にはまったく雪山はみれなかったけれど国道9号を離れ関ノ宮辺りまでくると
真っ白な氷ノ山が見えてきた。山頂部には雲がかかっている。低い雲なので
やがて雲は消えるだろう。今年は雪が多いのでまだまだ雪山を楽しめそうだ。
山頂部には霧氷が見える |
ハチ高原の民宿街を通り進み左手に氷ノ山登山口との道標がでてくるので
それに従い田んぼの中の林道を進んでいく。氷ノ山越への登山口を右手に見
送り氷ノ山国際スキー場上部にでてくる。ここから少し進むと氷ノ山東尾根
登山口でトイレ・広場・駐車場がある。
ここからきびしい登りが始まる |
大段からのピストンならかなり下までスキーを楽しめそうなので林道を進
んでいけどすぐに雪がどっさりでてきたので断念。東尾根登山口までやむな
く戻る。ここには車が二台とまっている。平日だけど誰か登っているのかな。
二人ともショートスキーをザックにつけて出発(10時20分)。アイゼンは使わ
ないだろうが念のため六本を持参した(けど結局まったく使いませんでした
)。
避難小屋を目指し練習を兼ねてDr.Kongさん先頭に植林帯を登っていく。時
々中途半端に雪が残っておりまだ兼用靴になれていないDr.Kongさんはちょっ
と難儀している。それでもDr.Kongさんは体力が普通でないので私は離されて
しまう。
そんな急でつまらない植林帯の登りは半時間で終り避難小屋が見えてきた。
日当たりがよいので小屋の周りには雪はない。少し休み尾根の上を山頂目指
し登っていく。前方に見える大段からの尾根合流部手前の雪の壁のような急
斜面を越えるとあとは雪原だ。
はるか東に千ヶ峰 |
山頂の雲はすっかり消えうせ雪原のあるあたりに霧氷がびっしり出来てい
るのがわかる。尾根上は雪がでてきたりなくなったりで歩きにくい。上から
一人の若者がスキーを担いで下ってきた。さぞ気持よかっただろう。雪壁が
近づくと雪の上をずっと歩くことになる。
左には大段からの雪尾根が近づいてきた。Dr.Kongさんはその雄大な景色を
みてすごく感動してくれている様子だ。そして例の雪の壁にとりかかる。ブ
ッシュや潅木は雪の下に隠れ歩き易くなったが斜度がきつくDr.Kongさんも私
もペースが落ちる。木の下にザックがデポされている。ここに荷物を置いて
スキーを楽しんでいる人がいるのかな?
いよいよ雪原帯へ |
斜度はきついけれど雪が適度に腐っているから下山時にはスキーを楽しめ
そう。壁を乗越えると崩れかけた霧氷がでてきた。斜面には霧氷が壊れたく
さん落ちている。よくみるとうっすらと新雪が積っている。天気が良いので
腐ってきておりよくわからなかったがこのあたりで3センチほど積っている
ようだ。
ブナの点在するなだらかな雪原が山頂へ広がり向こうには千年杉がみえる。
このあたりはまさにパラダイスだ。立ち止まって景色を眺めていると時がた
つのを忘れてしまいそうになる。
千年杉には霧氷がびっしり | 雪原をひたすら登っていく |
千年杉には霧氷がびっしりくっついている。天気がよすぎてサングラスな
しではとてもいられない。ここからは斜度はないけれどなかなか山頂が見え
てこない。GPSで標高を確認しながら進む。あと百五十メートルほどのはずだ
けど。
頂上が見えてきた |
標高差五十メートルほどになるとやっと山頂避難小屋がみえてきた。左手
には先月に登った三の丸(二の丸)までの雪の稜線がみえる。ひと踏ん張り
で頂上に到着(12時45分)した。
やっと到着 | 三の丸方面 |
三人の初老の山スキーヤーの方々がおられいろいろ話す。この時期として
は展望はよく真っ白で険しい姿の伯耆大山、三室山、千ヶ峰、日本海が見え
ている。山頂の三角点あたりは日当たりがよいので地面が見えている。小屋
の中には夫婦連れと単独の男性が休んでおられ夫婦は氷ノ山越へと下ってい
った。
暑かったけれど休んでいるとさすがに兵庫最高峰、寒くなってきたので小
屋へ入って鍋焼きうどんとビールを楽しむ。再び外へでて景色を楽しむ。ハ
チ高原には雪は少なくまだらな様子だけれどその北の扇ノ山や青が丸、仏ノ
尾あたりはまだまだ雪景色だ。三室山や東山(とうせん)にも雪がどっさりあ
りそう。
雪たっぷりの扇ノ山 | 鉢伏高原 |
初老の男性が山スキーで滑ろうとしている所だったので山スキーの板を二
人で拝見させてもらう。今年は無理だけど来年にはぜひそろえたいものだ。
氷ノ山ははじめてだという若者が登って来て話しをする。一時間半ほど滞
在してさあそろそろお楽しみの下山だ。はじめての山スキーのDr.Kongさんも
嬉しそうだ。
さあスキー滑降 |
まずDr.Kongさんが滑っていく(14時20分)。適度に腐っているので滑りやす
い。千年杉まであっという間に滑っていったので私も滑っていく。
天気がよいと実に気持が良い。千年杉から斜度が少しきつくなりシュプー
ルを自在に描きながら雪の壁までやってきた。そこでさっき滑っていった男
性がまた登っている。聞くと登り直して滑るとの事だ。雪壁はターンを繰り
返してスピードを落し無事クリア(14時40分)。登りはあんなにきつく時間が
かかったのに頂上からここまでたった20分だ。
そこでスキーをはずし避難小屋を目指し歩いていく。避難小屋で少し休ん
で植林帯を下っていく。斜度がゆるくなったところで雪原がでてきたのでち
ょっこっとだけ滑り登山口に到着(15時35分)。
今日はDr.Kongさんも私も天気にも恵まれ大満足の山行ができた。とくには
じめての山でのスキーだったDr.Kongさんにはかなり良い体験ができたのでは
なかろうか。帰りに八鹿町高柳のとがやま温泉天女の湯で汗を流し奈良へ行
きDr.Kongさんと別れ大阪へと帰った。
ここで楽しいスキーは終わり |
私のコースタイム(休憩含))登山口(駐車場)-145分-頂上/
頂上-75分-登山口(駐車場)