15年 | |
03/10/11 | 大パノラマ・紅葉・雲海の恵那山 |
03/10/11(大パノラマ・紅葉・雲海の恵那山) |
前日夕方にみーとさんを会社近くでひろってそのまま名神を多賀IC
まで乗り国道21号にて中津川を目指し進む。空にはうす雲が広がっ
ている。なんとか夜中の0時20分に神坂峠に到着した。峠手前の広
場に一台車がとまっている。僕らは左奥の広場に車をとめ車中泊をし
た。
翌朝早くに車がやってきた。みーとさんが挨拶をしてる。峠にガード
マンがきている。通行止め看板がたっていた関係だろうか。さらに一
台やってきた。東側は雲海になっていてその上に南アルプスの峰々が
連なっている。本来の(自動車道の峠じゃなくて)峠の方をみると小さな
かもしかがこっちを見てる。
神坂峠からは南アルプスと雲海を見ることができた |
準備を終えて恵那山へ出発(6時50分)。峠の南側に恵那山登山口神
坂峠ルート6.8kmとあるのでそこから山へと入っていく。稜線の上に登
ると富士見台へと続く笹の稜線が続いている。
神坂峠の南側に恵那山登山口がある | 枯れ木の立つ笹のピーク・千両山 |
十分ほど歩くと左へ登山道が続いている。どっかに下りれるのだろう
か。僕らはそのまままっすぐなだらかな笹の稜線を南へ歩いていく。
稜線より西側をみる(笠置山・二ツ森山) |
さらに進むと枯れ木が一本立った笹のピークだ(千両山)。北をみると木曾御岳
が富士見台の左側に見えその右手には中央アルプスがみえてきている。
千両山頂上にヘブンスそのはらからの登山道が合流 |
反対の南にはまだまだ遠い恵那山が大きな山体をみせている。上の
方は紅葉で赤くなっている。このピークから下っていく。例の車の人が
やってきた。あれが穂高連峰で白山、御岳と説明するとかなり驚いて
いる。
神坂山1684m方面 |
みーとさんによるとここからかなり下っていくとの事だったけどあっけ
なく下り終えてしまい鳥越峠に到着した(7時45分)。峠には七人の団体
さんが休んでいる。 大檜駐車場から直接上がってくる登山道から登
ってきたのだろう。大檜と反対側へ下りるとヘブンそのはら方面らしい。
落ち着かないので休まずさらに進んでいく。
鳥越峠には団体さんが休憩中 |
峠から左へ降りるとヘブンスそのはら | 恵那山を目指し山腹道を進む |
稜線の左側を歩いていくと稜線上に復帰して登ったり下ったりを何度
か繰り返しやがて道は登っていく。
恵那山はまだまだ遠い |
槍穂高連峰が見えてきた |
このあたりに来ると草原状の雰囲気が変わり険しく右側が崩壊して
いる。下の方をみると林道が崖崩れで崩壊していて工事をしてる。単
眼鏡でみるととんでもない崖に数人の人がロープでぶら下がって作業
をしてる。
ウバナギの崩壊地を振り返ったところ |
右に急峻な谷をみながら登っていくと三角点のあるピークについた(7
時15分)。大判山というピークらしい。鳥越峠から抜かし抜かされしてい
る団体さんが休んでいるのでそのまま休まずに進む。
大判山から少し下っていく。赤や黄色に紅葉していて写真を撮るのに
忙しくなる。このあたりが一番キレイに紅葉しているような感じがする。
緑の笹尾根に散在する紅色の紅葉が美しい。
右側が再び崩壊地となりロープが張ってある。恵那山は展望があまり
よくないと聞いていたので展望にはあまり期待してなかったのにこれだけ
の大パノラマをずっと見れ最高にすばらしい。そして前方には全山紅葉
の美しい恵那山がどーんと見える。
小ピークにでて少し下っていよいよ恵那山への登りにとりかかる。こ
のあたりも登山道右側が崩壊して険しい谷になっておりまるで飛行機
からみるような景色だ。ここで少し休憩し展望を楽しみさらに登る。みー
とさんによると天狗ナギという所らしい。
崩壊地をすぎて小さなアップダウンを経て急登にさしかかる。あれだけ
ゴツイ山体だからキツイだろうと思っていたら思っていたとおりキツイ。
道標は完備しており天気が良ければ問題ない |
標高が近いからだろう八経ヶ岳の弥山への登りに似た山の雰囲気が
ある。迷い込むとでてこれそうにないうっそうとした原生林の中の急登を
すぎると急になだらかになった。山頂部の右側にでてきたようだ。
恵那山本体への登りは山体が大きいのできびしい |
分岐標識がでてきた。ここに前宮登山道というコースが合流している。
看板によると旧登山道も合流していたそうだけど廃道になっており危険
だから通行できないと書いてある。
前宮分岐にて |
紅葉を楽しみながらのんびりと歩いていくと時々祠が祭ってある。前
方に木越しに小屋が見えてきた。その手前でいくつか登山道が枝分か
れしていてよくわからないので適当に左に進むと大岩でてきてその上で
数人の男性が休んでる。そこからは富士山がよくみえている。富士山も
みえて白山も南中北アルプスまでみえるなんて感激だ。
あちこちに祠がある | 避難小屋は人気の山だけあって大賑わい |
南アルプスの間から富士山がみえた |
岩から下りる(11時15分)と小屋の前では多くのハイカーが昼食をとっ
ている。まずは頂上へ行こうと平坦地を進む。登山道脇の笹原で弁当を
食べてる団体が数組みえる。小屋から五分ほどで頂上に到着した。こち
らもえらい賑わいで向こう側の広河原から登ってきた人達がかなり多
そうだ。
避難小屋から頂上へ |
頂上は展望がないので早々に退散し小屋手前で昼食をとり(11時半-
12時)大岩へ戻る。小屋から少し離れた所にたつトイレはバイオトイレで
キレイに使われているようだ。風がでてきたので寒く大岩の上に長居は
できずゆっくり下山していこうと下っていく(12時15分)。
木越しに伊吹山・鈴鹿の山々まで見ることができるのを発見。向こう
からも見えているのだろう。急な下りをゆっくり通過し天狗ナギへ。
能郷白山 | 伊吹山、その左には鈴鹿も見えていた |
低い雲がわいてきてもうすぐ恵那山にガスがかかりそうな気配がする。
一方福井方面には青空が広がっている様子がある。景色をみてるとい
つまでも居座ってしまいそう。みーとさんにせかされ下っていく。
激下りは過ぎたけどまだまだ前途は長い。抜かしていった例の団体
さんが大判山に登っているのがみえる。静かな大判山頂上で一休み。
荒島岳?かな |
左に崩壊地をみつつ進むとようやく鳥越峠手前のトラバース道にでて
きた。もうすぐやねと話し進むがなかなか峠がでてこない。やっと峠に
着く(15時)と例の団体さんが休んでる。彼らは大檜駐車場へ下りるの
だろうか。
僕らは千両山へと登り返していく。なかなかキツイ登りだけどそれほど
大きなピークではないので二十分ほどで到着。水が少ないので一口づ
つ飲む。のどがカラカラ。
紅葉は千六百メートルから二千メートルあたり |
ここから笹原の美しい尾根を進むと右手に道路がみえてきた。そして
あとひと下りするとやっと神坂峠に到着(15時45分)。駐車場に戻りジュ
ースをガブ飲みした。車で富士見台方面へ少し進むと萬岳荘がでてき
たので車をでてちょっとブラブラしてみる。ここは有料だけど泊まること
ができるようだ。
右手に道路が見えてきたらもうすぐ神坂峠 |
神坂峠に到着 |
神坂峠より下っていき中津川IC近くの温泉に行こうと思ったら見落と
してしまい犬山までもどるとようやくスーパー銭湯・五郎丸の看板をみ
つけ汗を流し翌日は鈴鹿の竜ヶ岳に登ろうと大垣より国道258を南下。
国道脇のパーキングで車中泊をした。でも翌日は雨で竜ヶ岳登山口の
ある狭い狭い石榑峠で滋賀に入り(峠に行くには滋賀側から行くのが
無難だと思う)大阪へと帰った。
私のコースタイム(休憩含))神坂登山口-55分-鳥越峠-210分-頂上-15分-昼食場所/昼食場所
-15分-頂上-165分-鳥越峠-45分-神坂登山口