鳥海山2236m(山形・秋田)
全画面表示
03/08/11(東北第一弾は全山お花の山でした) |
|
|
広い無料駐車場よりスタート |
象潟口登山口より階段道を登っていく |
9日の夕方六時に大阪を出発して阪神高速・名神で湖西道路にはいり北上、加賀ICの
近くでそれ以上の北上を諦めて車中泊した。
|
|
少し登ると左手に小屋が出てきた |
さらにコンクリ道を登っていくと
鉾立展望台がでてきた |
翌日は低い雲が垂れ込めた台風一過とはいかない天気だったけれど低い雲らしく富
山では立山・剣岳が雲の上にどっかりとした姿をみることができた。
|
鉾立展望台からは奈曽渓谷がどーんとみえる |
長岡ICから新発田まで高速にのりそこから国道7号を北上し鶴岡市にようやく到着した。
このあたりまで来ると天気はすっかり回復し日本海の向こうに三角錐の美しい鳥海山が
みえてきた。残雪がはっきりとみえる。
|
奈曽渓谷を左手に見ながら尾根の上を歩いていく |
|
|
御浜小屋に到着すると霧の中へ |
御浜小屋からは尾根上を下っていく |
鶴岡で弁当屋によって少し休憩。天気予報によると明日は天気がくずれてくるような
ので短いアプローチですむ登山道を探すが北側からぐるっと右に回りこまないといけな
いような登山口のコースや急な傾斜のコースなので諦め一般的な象潟口コースで登る
ことにした。
|
|
イワイチョウ |
ウサギギク |
|
|
ヨツバシオガマ |
綿毛のチングルマ |
酒田市まで向かい市街地をすぎると鳥海ブルーラインとの道標がでてくるので国道7
号をはなれ鳥海山を車で上がっていき象潟口コース登山口に到着した。
|
|
リンドウ(ミヤマリンドウ?・タテヤマリンドウ?) |
奈曽渓谷の向こうにある稲倉岳1554m |
|
|
ハクサンフウロ |
ウメバチソウ |
無料駐車場は何百台もとめれる広いものなのでまだまだ余裕はあるもののけっこう
な台数の車がとまっている。トイレはまずまずのキレイさだ。隅の方に車をとめて車中
泊をした。
|
霧の中のお花畑 |
翌朝起きるとどんより曇っている。風が強いためか日本海がくっきりみえる。トイレの
後ろにある展望台に行ってみるとスケールの大きな奈曽渓谷がすばらしい。準備を終
えて出発(5時40分)。
|
|
チシマギキョウ |
マルバダケフキ |
道路を横断して登山口との道標のところから登っていく。道はコンクリの階段で全く
味気がない。頂上までこんなんがつづくんやろかあ・・とみーとさん。
|
ヤマハハコ |
|
ガスがとれてきて鳥海山山頂が見えてきた。 |
|
下界からあやしげな雲が湧いてきている |
|
|
大物忌神社が眼下になりその向こうに鳥海山・新山 |
外輪沿いに進んでいくと七高山2229mに到着 |
|
日本海に低い雲が湧き平野へと押し寄せている |
少し登ると左手に小屋が出てきた。予約したら使わせてもらえるようだ。さらにコン
クリ道を登っていくと鉾立展望台だ。ここからも奈曽渓谷がどーんとみえる。左岸に
は白糸の滝がみえる。本流にはあまり大きな滝がなさそう。
尾根の上を歩いていくと白糸の滝との道標がでてきた。ここも展望所らしい。コンク
リ道を離れハイ松など低木帯の敷石登山道となる。コンクリ道は終わっても道は完
全に整備されていて歩きやすい。道端にはキリンソウがみられる。
|
ミヤマダイコンソウ |
|
|
ホソバイワベンケイ |
大物忌神社の前で昼食タイム |
滝の道標から二十分ほど山腹道を歩くと左手が草原になった所にでてきた。やが
て右手もなだらかになり賽の河原に到着(道標有)(6時45分)。御浜まで1.6kmとあ
る。ニッコウキスゲがちらほらみられる。雪渓が少し離れた所にある。高原を登って
いくと前方に小屋がガスで見え隠れしている。御浜小屋だろう。石階段を登って小屋
に着く(7時10分)とすっかりガスに覆われてしまった。小屋の周囲は美しいお花畑
になっている。
小屋前でトイレ休憩してさらに進む。ぐんぐん尾根上を下っていく。登山者はいるも
ののガスっているので道があっているのか心配になりエリアマップで確かめる。風
が強く時々ガスが流れ飛んで左の谷に雪渓がみえる。
|
下山は谷沿いの千蛇谷コース・途中から雪渓を下る |
やがて谷コース(千蛇谷コース)と外輪コースの分岐にやってきた。谷コースは梯
子を下っていかなければいけないし団体さんで混雑しているので外輪コースを選
択。少々遠回りになるけど午後から天気が崩れるようなので展望の良い稜線で
登った方がいいだろう(8時20分)。
|
|
雪渓を過ぎるともうすぐ外輪へ |
ここを登ると外輪コースと合流する |
時々急な岩場がでてきて楽しい。足場の崩れた崖のトラバースや岩の小ピークを
乗り越え進んでいくとガスがとれてきた。右水平には雲海になりかけのガスがあり
その上には青空が少しみえている。日本海には低い雲海が押し寄せてきている。
流れるガスの合間に大物忌神社の小屋が見えている。その奥が頂上のようだ。
梯子を降りてさらに進む。やがて大物忌神社が眼下になり前方にピークがみえ
てきた。これは七高山2230mのようだ。最高峰新山2236mは後にいくとしてまずは
七高山に登る(10時05分)。写真でみる石鎚山のような格好をしている。
七高山頂上からは遠望は利かないけれど雲海が広がりなかなかの眺めだ。し
ばらく休んで神社へと下っていく(10時15分)。結構急なガレ場岩場の下りで落石
に注意しながら下っていくと雪渓がでてきた。凍っている所もあり慎重に通過、水
場があるのでちょっと飲んでみようとすくったらめちゃめちゃ冷たい。
|
|
七五三掛より御田ヶ原を目指す |
|
水場をすぎて大物忌神社に到着した(10時35分)。風が強くてバーナーでお湯
を沸かせない。探し回ってようやく風のあたらない所を見つけ昼食タイム。しばら
く休んで下山開始(11時15分)。
|
ガスがとれて御田ヶ原方面から西の景色が見えてきた・鍋森方面? |
下山は谷沿いの千蛇谷コースを行く。左手にちいさな池をすぎると雪渓がでて
きた。道は右手に続いているけど雪渓の上にトレースができていて数人歩いて
いるので雪渓の上を歩く。登山道を登っている人達がうらやましそうな顔してみ
てる。雪渓が終わると右岸に上って登山道を下っていく。ヨツバシオガマやキン
ポウゲなど色とりどりのお花ですばらしい。梯子を登って行くと尾根の上にでて
きて外輪コースと合流した。
|
|
扇子森の北にはうっそうとした原生林の高原が広がる |
|
ガスがとれてたので登りにはみえなかった山の様子がよくわかる。左手に草
原が続き所々雪渓がみえる。その向こうは海がみえる。ここから御浜小屋まで
はお花だらけ・・・スゴイ。なだらかな草原の山々が続く東北の山〜というという
雰囲気がよくでている。
|
|
西日本・信州ではとっくに終わったニッコウキスゲがまだまだ美しい |
|
ここで雨がぱらぱら降ってきたのでとうとう降ってきたかとカッパを着る。でも
まだ本降りではなかったようでじきに止んだ。ガスの中に入り前方のなだらか
な山ピークを登ると左手に湖がみえてきた。鳥海湖がガスの合間からみえる。
岩がゴロゴロした道を登っていくと御浜小屋に到着した(13時30分)。
|
|
扇子森へ登り返していく |
登りには見えなかった鳥海湖が見える |
また雨が降ってきそうなので休まず下っていく。そして賽の河原までやって
きた所で休憩。南に大平小屋へ続く登山道があるのか人が歩いている。ここ
からしばらく尾根を歩いていくと再び雨が降りだした。今回はもう止みそうに
なく本降りのようだ。 まだ小降りのうちに降りてしまおうともくもくと下っていく
とようやく右手が奈曽谷になった。ようやく登山口に到着した(14時55分)。
|
|
御浜小屋に到着しさらに下っていく |
舗装路に変わるともうすぐ登山口だ |
車で鳥海ブルーラインを北へと下り国道7号を北上し温泉のある道の駅「ね
むの丘」 で汗をながして本荘市で国道105号で大曲・角館を経て田沢湖畔の
田沢湖レストハウス前のトイレ付無料駐車場で車中泊をした。
|
|
ようやく登山口に到着、本降りの雨 |
|
私のコースタイム(休憩含))駐車場-90分-御浜小屋-175分-七高山/七高山-20分-
大物忌神社/大物忌神社-135分-御浜小屋-85分-駐車広場
全画面表示
表紙へ戻る