局ヶ岳1029m

14年
02/05/18 自然破壊で無残な局ヶ岳


02/05/18(自然破壊で無残な局ヶ岳)

駐車場から神社の鳥居を振り返る まずは超豪華林道を西へ

 学校が終わり帰宅してすぐに出発の準備をした。局ヶ岳はホームページで
調べると飯高町側からも飯南町側からも登ることができるが飯高町側からの
ほうがアプローチがよいのでこちらを選択した。

 10時に車で大阪を出発し水越峠を経て国道168号へ。金剛山は雲の中、高見
山も同様に上三分の一に雲がかかっていた。これではせっかく登っても雲の
中だねえとみーとさん。先週みーとさんが登った迷岳も見ることができない。

東を振り返ると谷がある(今度はそちらへ) 山へと続く林道に入る

 美しい櫛田川沿いを走っていくと道の駅・飯高駅が右手にでてきたのでこ
こでトイレ休憩、左前方に尖った大きな山が見える。あれがおそらく局ヶ岳
だろう。ここから七百メートルほど進んだ所で堀出バス停がでてきた。たし
かこの辺りから入っていくはずと振り返ると局ヶ岳登山口と大きな看板があ
った。バス停でUターンしそこから国道を離れ集落の中を進んでいく。

 適当に進んでいくと専故の足跡があるという岩の脇を過ぎ山の中へと入る。
そして局ヶ岳神社に到着した。林道はさらに続いているがホームページをみ
るとここに登山口があるようなので駐車場に止めた。トイレもある。水道も
あったが水は出なかった。(以前は車上荒らしが多発してたそうです・・要注
意!)

コアジサイ 旧登山道入り口はわかりにくい

 13時に登山を開始した。登山口標識がありそこから山道へと入っていく・・
がすぐに林道にでてきた。この林道は最近できたようで舗装されていてすご
く立派(いったい元取れるのかなあ〜ムダ林道)。林道を左へと進んでいく
、山の中へと続く道はいくつかあるけれど登山口という標識はない。

 しかたなく引き返し反対側の東の谷に道がついているのかなと東へと進ん
でいく。すると山へと入っていく林道がその谷の少し手前にあったので試し
に進むと局ヶ岳登山口標識があった(13時10分)。これではわからないよと
二人で話した。林道が出来たおかげで登山口がわかりにくくなってしまった
ようだ。

旧登山道入り口には階段がある 砂防ダムの脇を通り山の中へ

フタリシズカ ニセピーク(本物はこの奥)

 植林の中を行くとすぐに左から道が合流した。右手に沢をみつつ登ってい
くと砂防ダムがでてきた。その先で林道を横切りさらに進む。いくつかの砂
防ダムを見送り進んでいくとロープが張ってあり局ヶ岳登山道とある。ロー
プが張ってあるのは砂防ダム工事がまだおこなわれているからだろうか。植
林帯の中を進んでいく。雨あがりなのでジメジメしていて汗がでてくる。か
えるがあちこちで鳴いている。

 みーとさんがフタリシズカを見つけた。いっぱい咲いている。ガレ沢を横
切る。この時期にはなんともなくても雪があるとすごく嫌な斜面になりそう。
やがて沢沿いを離れ尾根へと向かっていく。左の緩斜面にアジサイの葉っぱ
がびっしり。アジサイの季節にはすごい花花花になりそう。ヒメレンゲの群
落があちこちにある。このコースは今日に限らずもともと湿度が高い所のよ
うだ。

緑がいっぱい(でも湿っぽい) アジサイの葉もいっぱい

ヒメレンゲの群生 新道と合流(小峠)

 斜面を登っていくと尾根の上にでてきた。ここでおそらく新道だろう別の
登山道が登って来ていて合流している。中部電力の道標に反射板とある。尾
根を登っていく。道は格段によくなった。緑深い尾根上の登山道を登ってい
く。植林帯を抜け、潅木帯を行く。岩は苔むしている。一つのピークを登り
つめるとこれはやはりニセピークだった。右先に尖った頂上がみえている。
少々急な登山道を登るとやっと頂上にたどり着いた。

 まわりは低い潅木だけなので(反射板を除く)天気が良ければ大パノラマ
なのだろうが今日は低い雲が垂れ込めているので展望はひどい。三峰の尖峰
はかろうじてみえているが台高や大峰は見ることができない。

最後は少し急です。 みはらしのいい頂上

三峰方面 ちいさな鳥居が飯南町側にある

 頂上にはベンチがありそこでおやつを食べしばらく休む。登っている時は
蒸し暑かったけれどじっとしていると寒くなる。飯南町側には鳥居がありそ
の先は飯南町からの登山道のようだ。その途中に昭和二十年に軍用機が落ち
亡くなった方々の慰霊碑があるらしい。

 長く頂上に滞在した後、下山をはじめた(15時20分)。登ってきた旧道には
いかず尾根をそのまま下りて新道を下っていく。すぐに林道のような幅の広
い道になった。これはごく最近作られたようだ。ところがこの道は使い物に
ならない。あまりにクネクネしていて遠回りになってしまう。昔からの登山
道が時々交差しているのでそちらを下っていく。一人の男性が登ってきたか
と思えば十分ほどで下りて行った。毎日登山?の方だろうか。

新道遊歩道(無意味!) 新道(の旧道)登山口

山腹を横断する林道にでた 山腹横断超豪華林道を歩いて神社へ

 だいぶん下りた所で迷岳がみえてきた。頂上がピョンと飛び出た特徴有る
姿をしている。さらにグングン下っていくと林道にでてきた。登山道の説明
板がある。少し広場になっていた。

 この林道を下っていくと別の林道に合流、神社から登った所にある林道の
ようだ。まだ工事中らしくアスファルトが盛られていない。しばらくテクテ
クと歩いていくと神社からの林道に合流、車の所へと戻り(16時40分)大阪へ
と帰った。

私のコースタイム(休憩含))局ヶ岳神社-10分-旧道登山口-65分-分岐(小峠)-40分-頂上
                   頂上-50分-新道(の旧道)登山口-30分-局ヶ岳神社                 


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