高見山

13年
01/01/21 気温が高いのであきらめていた霧氷出現、杉谷から。
14年
02/03/25 平日午後の静かな山頂。
02/12/26 やっぱり高見山の霧氷は規模も美しさもすごかった。


02/12/26(やっぱり高見山の霧氷は規模も美しさもすごかった。)

朝はめちゃめちゃ寒い 大峠より

   Tmanさんをはじめての雪山ハイクに誘った。どうせ行くなら霧氷のきれい
な所がいいだろうと明神平や高見山、三峰山などを考え積雪や気圧配置から
高見山に登ることにした。

   前日の囲炉裏のクラックス忘年会が夜遅くまで続いたので起きれるか心配
だったけどなんとか起きれた。予報は曇時々晴、気温は低く冬型なので霧氷
は充分できていそうだ。

   六時半すぎに大阪を車で出発して奈良へと迎えにいった。朝のラッシュに
あってだいぶん予定より遅れ八時すぎにTmanさんをひらい西名阪を使い針ま
でのり榛原へ。街はうっすらと雪化粧をしている。

   榛原から国道166にて高見峠を目指す。天気は曇時々晴、走っていると前
方に大きく真っ白な山がみえてきた。地図からしてあれが高見山なんやろう
なあとTmanさん。他の山はそれほど白くはないけどあの山だけ真っ白だ。で
ももうすでにガスがとれているということは登った時にはすでにとけてなく
なっているかもと少し心配になる。

   新木津トンネルを越えると真っ白な三角錐の高見山が見えてきた。さっき
見えていたのはやっぱりそうだったようだ。意外にも周囲の雪は針の方が多
かったけれど杉谷あたりから道路が凍結し始め大峠への道に入ると完全にア
イスバーンになった。先行の車の跡が三台ほどある。

室生方面

   大峠についてみると車が一台とまっている。他の車はおりていったんだろ
う。外にでてみるとめちゃめちゃとんでもなく寒い。寒いというか痛い。た
まらず車の中で準備をする。準備をしていると車が一台上ってきて親子だろ
う。三人が雪靴で登っていった。

三峰山方面

   先日一緒に購入した六本アイゼンを装着しさあ出発(11時)。ところが大峠
から小峠へと下る登山道がわからない。地図を見ても載っていない。道路を
下るのも面白くないのでそのまま大峠から登っていき小峠へと下ってみるこ
とにした。大峠あたりでもちいさな霧氷がみられるが上へどうだろう。かな
り成長していそうだ。

   時々雲の合間の日の光が高見山の霧氷を照らし西から東へと移動していく。
東にはもうひとつの霧氷の山である三峰山がみえている。背後には国見や明
神平へと続く台高山脈がみえる。

   途中のベンチで少し休憩、ここからは台高の眺めが美しい。全山霧氷状態
の高見山山腹がみえる。台高の左にみえる大きな山体は迷岳だ。Tmanさんも
全山霧氷状態にはかなり驚いている様子がある。

   きついなあと二人で話す。でもこのルートはすごく短い。霧氷を楽しみつ
つ登っていくとはやあと三百メートル道標がでてきた。霧氷が木々にびっし
りついてまるで発泡スチロールの作り物のようになっている。先行していた
三人を抜かし進んでいくと上から自然指導員の腕章をつけた男性が下りてき
た。

   エビの尻尾がみられるようになると頂上に到着(11時50分)。北側の霧氷は
南斜面の大峠側よりずっと成長していて重さで木がしなっているほどだ。展
望台に上がると双眼鏡は凍って冷蔵庫の中に置いてあるような状態になって
いる。山名板も凍って見ることができない。

   展望は最高で台高はもちろん、険しく特徴ある姿の大普賢岳、その西には
金剛山と葛城山が、そして二上山、生駒がみえる。反対の北には曽爾の山々、
尖った鎧岳や大洞山、古光山などが手に取るようにみることができた。台高
や大峰は真っ白な分、麓の山々が黒くみえる。里山や下界とはぜんぜん違う
世界にいるんだなあと実感。

   風が刺すように冷たく痛いので小屋へと入る。奥では団体さんが鍋を楽し
んでいて湯気がでていて暖かい。後から登ってきた親子も休んでいる。さっ
そく鍋焼きうどんを作り食べるがこれがすごく美味しい。やっぱり冬は鍋や
うどんが一番だ。でもコーヒーはコップを忘れて失敗、鍋で作ったら味が薄
かった。

   小屋の中でいると外が明るくなったので出てみると日がさしてめちゃめち
ゃ美しい。展望台にいってみるとこんなきれいな霧氷は見たことがないくら
い素晴らしい。日の光を受けた霧氷は受けていないのとはぜんぜん比較にな
らないほどきれいだ。

   下山は小峠へと下る(12時55分)。大峠からのとは霧氷の規模が違う。また
尾根の左側と右側でもぜんぜん違う。左は大峠での霧氷とそんなにかわらな
いけど右側、つまり北側は歯ブラシのような霧氷がびっしりついている。Tma
nさんもこの霧氷回廊には圧巻されているようだ。笛吹岩からは真っ白な高見
山が日の光をあびている。思わず二人とも声をあげた。

   凍りついた国見岩を経て平野バス停と杉谷方面との分岐で杉谷方面、つま
り左へと下っていく。そこから十分ほどで鳥居のある小峠に到着(13時40分)。
そこで左へと進んでいく。林道を登っていくと左に登山道がでてきたのでそ
こへと入っていく。笹の小道を登っていくと石畳跡、盗賊岩などの案内を見
送り登って行くとやがて大峠に到着した(14時05分)。

小峠へ下山

   多くの車が上って来た跡があるけれどみんな下りていったのだろう。三台
ほどしかとまっていない。気温が低いためた道路の雪はあまりとけておらず
ちょっと気を使う。たかすみ温泉に行ったらなんと木曜だったので休み。な
ので行ったことの無いみのや温泉に行き汗を流しリフレッシュ。帰りは眠く
なったのでTmanさんに運転を代わってもらいTmanさんを乗せた所からは一人
で大阪へと帰った

小峠からのルート分岐 大峠に下山

    私のコースタイム(休憩含))大峠登山口-50分-頂上・
                頂上-45分-小峠-25分-大峠登山口
                


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