小峠山1100m(大峰・上北山村)
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トンネル手前の水尻バス停から登る |
トンネルの上を通って登っていく |
冬型が緩んで奈良県全域に晴予報が出ていたので北摂予定を
変更し大峰釈迦ヶ岳の展望が素晴らしいという小峠山へ行くこと
にした。どうせいくなら早朝登山が良いだろうと前夜に大阪を車で
出発。木曜の雪での大普賢岳撤退があったので念のためアイゼ
ンを持っていった。
国道169号新伯母ヶ峰トンネルを越え進んでいく。ガイド本に従
い上北山村役場を過ぎ白川橋というダム湖にかかる赤い橋を渡
る。するとすぐにトンネルが出てくるのでその手前に水尻バス停
があるのでその脇に止めた。
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伐採地までは単調な植林帯の登り |
岩屋谷側に崩壊したガレ場 |
冬用シュラフのおかげであったかく熟睡。朝、みーとさんに起こさ
れるも二度寝・・。六時半に起きてさっさと準備を済ませ七時すぎ
に登山開始。久しぶりにダブルストック、GPS装備で登る。バス停
の北東にトンネルの上へと続く道があるので登るとお墓へ行く道
とわかれ尾根を登っていく山道を登る。
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下はまだ紅葉の名残が |
上はうっすら雪化粧 |
ガイドによると尾根を登り続けると山頂らしい。最初っからかなり
の急登だ。植林の中の明瞭な登山道が続く。展望は植林帯が続く
のでゼロ。まるで崖だねえと二人で話す。最近不摂生の私はかな
りバテ気味。右手にえらく尖った山がみえる。やはり大峰、険しい
山が多い。
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伐採地からは南紀方面が一望 |
グングンキツイ登っていくと斜度が少なくなり右から尾根が合流、
さらに登っていくと675m峰に到着した。展望はまったくない。ここ
からはしばらく小さなアップダウンの楽な道が続く。でも前方木越
しに高い高い峰が見える。あれが小峠山かなあ、まだまだ時間が
かかりそう。しばらく平坦な道が続く。気持ち良く歩いていると再び
激登りが始まった。相変わらず植林主体のあまり展望の利かない
ただただ登るだけの尾根道が続く。
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池原貯水池と南紀方面 |
湖面をモーターボートが走っている |
登っていくとますます傾斜がキツクなりかなりバテる。そしてやっ
と左側が伐採されたすごく展望の良い所にでてきた。このあたりが
926m峰らしい。木にフカセと赤ペンキがつけられている(9時)。違う
登山道もあるのかも?
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大峰山系の南にある笠捨山 |
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鹿よけネットがずーっとされていることから近々植林がされるのだ
ろう。眼下にはダム湖が見えその向こう側には美しい山並みが続い
ている絶景が広がる。ここでザックをおろし大休憩をする。ダム湖を
時々モーターボートが走っている。天気は快晴微風で気持ちが良い。
南西には険しい残雪の残った山が見えている。おそらく釈迦ヶ岳に
続く山なのだろう。山頂に立つといったいどんな光景が広がるのだ
ろうと期待が湧く。
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涅槃岳方面の険しい山々が見えてきた |
小峠山頂上に到着 |
地図と高度計をみるとどうやら前のピークが頂上のようだ。下から
仰ぎ見るほど急な尾根道が続いている。木の根っこを掴みヨイショ、
ヨイショと登っていくと小峠山山頂に到着した(9時35分)。
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残念ながら釈迦ヶ岳は雲の中 |
南の谷には前鬼の小仲坊小屋 |
山頂の少し西へ進んでみると釈迦ヶ岳方面の大パノラマが広が
る・・はずだけれど残念ながら大峰奥駆稜線は深い雪雲に覆われて
いる。ひょっとしたら取れてくるかもしれないねということで待ってみ
ることにした。それなら山頂より西にみえるピークの方がいいだろう
と登ってそこで休憩。ここも南側が伐採されており見晴らしはすこぶ
る良い。小仲坊の宿坊が良く見える。地図をみるとすぐ南に不動七
重の滝があるようで滝の音が聞こえてくる。
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小峠山から尾根続きの孔雀岳 |
長く待っていると大日岳が見えてきた |
頭上に雲がじっと居座っており無風だけれど寒い。それでも待ちつ
づけると大日岳が見えてきた。こっちからみるとまるで槍ヶ岳のよう
な格好をしている。だんだん雲は上がっていっているようで待ちつづ
ける。4時間近く待って孔雀岳の雲は取れたものの残念ながら釈迦
は全貌を見せてはくれなかった。
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孔雀岳も見えてきたけど釈迦は見えず |
水尻バス停前に戻ってきた |
頂上に戻り名残惜しいけれど下っていく(14時35分)。キツイ登りだ
ったので時間がかかるかなあと思っていたけれど16時には無事登
山口に戻ることができた。また来ようとリベンジを誓い大阪へと帰っ
た。
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茶色ラインが登山ルート(登山道) |
私のコースタイム(休憩含))駐車場-分-小峠山/小峠山-分-駐車場
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