蛇峠山1664m(伊那)

14年
02/12/28お手軽雪中ハイクでアルプス大展望を楽しむ


02/12/28(お手軽雪中ハイクでアルプス大展望を楽しむ)

ゲート前より中央アルプス ゲート前の馬の背にて

 天気予報とにらめっこをしてどこへ遠征するか考えて結局、天気がよさそ
うな南信州あたりに決めまず一日目は笠置山1128mに決めた。前日の夜に大阪
を出発して阪神高速から名神を使い恵那を目指す。滋賀北部にはいると外は
一面の雪化粧だ。関が原付近は十五センチ以上つもっている。

さあ出発だ 御岳と乗鞍岳

 岐阜に入ると雪は無くなったもののかなり積もっているのでは?と心配に
なる。ところが東美濃に入っても雪はぜんぜん雪はない。恵那で下りてすぐ
に左折し県道72号を北上する。笠置山近くにトイレのある駐車場があればい
いなあと探して進んでいくけれどよくわからず行きすぎて道の駅『やさいの
店』をみつけて車中泊をした。

西対面にそびえる大川入山・ トレースがあったので大助かり

 翌朝起きて外を見てビックリ、山にも雪がまったくない。かなり迷ったけ
れど予定を急遽変更し蛇峠山1664mに登ることにした。中央道に恵那から園
原までのり国道153号を南下し寒原峠を経て治部坂スキー場が左手にでてき
たらそのすぐ先を左折し圧雪された道路を上って行く。恵那トンネルをこえ
るとぜんぜん景色が違う。スキー場はやっており大川入山は真っ白だ。

 めちゃめちゃ寒いけれどぜっこうの雪ハイク日和で天気は快晴だ。左に公
衆トイレを見送り別荘地をすぎぐんぐん上っていく。どこまで除雪されてい
るんだろうと思いつつ上がっていくと不思議だけれど結局ゲート前までされ
ていた。ゲートが開いているからNTT関係者か誰かが作業をしているのだろ
うか。

レーダーが近づいてきた 黄金色の太平洋遠望

 ゲート手前に数台がとめることのできる駐車スペースがあるのでとめた。
西の高台に登ると大川入山側がよくみえそうなので靴を履き替えカッパ、ス
パッツをつけて雪の中を登っていくと思った通り絶景だ。西には山頂部が真
っ白な三角錐の形をした美しい大川入山が、その右奥には乗鞍岳、穂高連峰
がみえる。中央アルプスが前に連なる。まさに絶景だ。

林道を歩いてレーダー施設へ

 景色を満喫していると除雪車がおりてきた。そして別の作業車が上ってき
て隣に駐車。怒られるかなあ(理由はよくわからないけど・・)と思い知ら
ないふりして名古屋からの山250の本を読むとゲートのあたりから登山道があ
る。みると駐車スペースの反対に古い踏跡が雪についている。テープもあり
これに間違いないとわかんを装着しこれを登りはじめた(9時30分)。

除雪車が除雪中

 古いトレースがあるおかげであまりラッセルせずに登っていける。林道を
登っていく手もあったけどこちらの方が気持ち良く歩ける。あちこちに兎の
足跡がみられる。ふと向こうをみると兎が走っていった。トレースとテープ
を頼りに登っていく。でもどこでも登っていけそうな雰囲気がある。

 快晴に雪と木々がはえる。きれいだ。山腹を登っていくと林道にでてき
た。除雪車が走った跡がある。ずーっと向こうにはNTTのものだろうか鉄
塔がいくつもたっている。しばらく林道を登っていく。鉄塔のところまで
やってくると(10時30分)除雪車が雪を吹き飛ばしていた。東に尾根続きの
山がみえる。鉄塔がたっているこちら側が頂上ではなく東の高みがそのよ
うだ。鉄塔の案内板には建設省蛇峠レーダー雨量計の説明が書いてある。
御在所レーダーとあわせて東海地方を覆っているとのこと。

遠くに南アルプス遠望 レーダーから山頂へ

 建物の裏側の高台に登るとそこは信玄が使ったという狼煙台跡との解説板
がある。ここからの展望はすばらしく仙丈ケ岳、北岳、赤石三山などの南ア
ルプスが一望できる。でもここから頂上はすぐ近くなのでしばらく休んでそ
ちらへと向った。先はもう林道は無くまたトレースとテープを頼りに進む。
一度鞍部に下りて雑木林の中を登っていくとすんなり頂上に到着(11時10分)。

山頂には展望台がある

 頂上には展望台が作られており登ってみるとこちらも快晴の下の大絶景だ。
太平洋から南アルプス、反対側には遠く槍穂高連峰、中央アルプス、乗鞍岳
とほんと素晴らしい。でも千六百メートルもあるのにラッセルせずに登れる
とは思わなかった。でも気温はベラボーに低くてマイナス七度ほどだ。展望
を楽しんでいると一人の男性が登って来た。彼もこのすばらしい展望に大感
激の様子。展望台でカップ麺、鍋焼きうどんを食べていつまでも居たい山頂
だけど下山を開始した(12時40分)。

山頂より南アルプス 槍穂高連峰遠望

 登って来た道を鞍部までひき返しレーダー施設までもどり林道を下ってい
き下山した(13時45分)。さて温泉はどこに入ろうと探していると近くに治部
坂温泉宿り木の湯という日帰り温泉があるらしい。ふと右をみるとなんとそ
れだった・・気づかなかった。まだ時間が早いのであまり人がおらずのんび
り汗を流しのんびり体を休めてさて明日はどこへ登ろうと考える。守屋山は
展望がよさそうだけどだいぶん北だし鎖場がある。とりあえず山スキーで有
名らしい?陣場形山へでも登ろうかということになり。国道153を北上、飯
田市でココイチによってさらに北上し道の駅「飯島町本郷」で車中泊をした。

仙丈ケ岳? 山頂を振り返る

私のコースタイム(休憩含))ゲート手前-60分-建設省蛇峠レーダー-40分-頂上
                /頂上-65分-ゲート手前
                


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