14年 | |
02/07/07 | ヘク谷遡行、シャワークライムから藪漕ぎまで楽しめる初級コース |
02/07/07(ヘク谷遡行、シャワークライムから藪漕ぎまで )
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国道367高架下を行く | ヘク谷 |
キンゴさんからお誘いを受けて比良の初級の沢であるヘク谷に行くことに
なった。みんな電車でいかれるようだけれど山用品をいっぱい買ったので余
裕がなく前日の夜に滋賀の堅田にある道の駅で車中泊した(暑くて暑くてと
ても熟睡できず)。
安曇川を越えヘク谷へ | 入り口は暗い雰囲気 |
朝方まで雨が降り続いていたけれどだんだん小降りになってきた。天気予
報によるとカンカン照りの沢日和になりそう。駅前に駐車場を見つけ(一日
1200円)八時半前に駅へ。ちょうどみなさん(キンゴさん、亀さん、たこや
きさん、みるくさん、DOMINOさん、Taqさん)駅から出てこられ一緒に朽木方
面行きのバスに乗り下坂下バス停にて下車。バス道の高架下をくぐると広場
がありここで準備をすませ沢へと歩き出した(9時半)。人の声がするので見る
と親子連れが水遊びをしていた。
1メートルほどのミニ滝 | 苔むした小岩がゴロゴロ |
飛び石を伝って安曇川を渡り(増水していたら渡れないらしい)対岸へ。
石ヶ平谷のように入り口は狭くみばえはよくない。苔むした小岩がゴロゴロ
する中を進んでいく。まだ滝はでてこない。そのかわりナメクジがあちこち
にいる。亀さんが蛭かなあと言っているけれどこれはナメクジだろう。でも
歩いていると蛭だ〜と亀さんが沢靴にくっついた蛭を見せてくれた。やがて
一メートルほどのミニ滝がでてきはじめた。大岩の間を進んでいくと先に2メ
ートル滝がでてきた。滝の左下に岩の踏み台があるのでそれを使ってクリア。
ここでみんなシャワーになりずぶ濡れ〜。上の方は少し登りにくいようで亀
さんがシュリンゲをだしている。
左下に踏み岩のある滝 | 先行パーティーがにシャワー |
前方にやや大きな滝がみえ左側にも細い滝が見えた。大きな滝は右側から
左へと流れ落ちている。トポにある六メートルシャワー滝だろう。先行パー
ティーが豪快にシャワークライミングをして楽しんでいるのをしばらく見物
し今度はぼくらの番、キンゴさんが左側から登ってみんなもそれに続く。
DOMINOさんが行く | 亀さんも |
続いて4メートル斜滝が現れた。亀さんが突撃突破。斜滝の連漠帯がしばら
く続く。どの滝も細身だ。次に二条4メートルの水量豊富な滝が現れた。DOMI
NOさんが胸まで浸かり滝壷に入り登っている。たこやきさんも続く。
二条4メートルの水量豊富な滝 |
次は二条八メートル滝(トポでは2段八メートル?)が現れた。ワイヤーが
上を走っている。Taqさんがまず取り付いたけれど上部で行き詰まってしまっ
た。足が挟まって動けない様子。キンゴさんが次に登り二人ともクリア、つ
づいてぼくらも登る。ザイルを出してもらった。ここで先行パーティーがふ
たたび抜いていった。
少し広めの淵があり左を巻いて2メートルほどの滝を登る。緑の中の細身の
五メートル滝が現れた。これは左岸(右)より巻く、Taqさんは右岸から巻い
ていた。そして岩間六メートル滝が続いて現れた。これは登れそうになく左
から巻いた。
岩間六メートル滝 |
そして涸れ気味の斜滝が現れ続いて4メートル逆くの字の細身滝を登るとふ
たたび大きな十二メートル滝が現れた。ここは滝身の左を登っていく。念の
ためザイルがでてきてみーとさん達はつけて登っていた。そろそろお昼にし
ようかとキンゴさん、良い広場があるのになぜか誰も座らない。踊っている
人もいる。後で聞いたら蛭が頭を上げて踊っていたそうな。
4メートル逆くの字の細身滝 |
ゆっくり休んでふたたび遡行再開、2メートルほどの滝を登り進むと2段十
五メートル滝が現れた。DOMINOさんが滝に取り付こうとしているがなんか様
子がおかしい。手を切っている。慌ててみんなを呼びとめた。岩で切ったの
かなぜ切れたのかわからないようだった。治療が終わり左岸を高巻きした(
ちょっと怖かった)。直登しようと思えば滝身のすぐ右に取りつき登ること
ができるそうだ。
迫力ある十八メートル滝が出現 |
この後しばらく沢はおとなしくなった。もう大きな滝はないのかな?と思
っていると大きな滝が現れた。この沢最大の十八メートル滝だ。水量も豊富
ですごい迫力がある。とてもじゃないけれどこんなのは登れない。右から高
巻きした(これは怖くなかった)。
沢は右や左にクネクネ蛇行している。木の刺さったトユ状の七メートル滝
は右側を岩登り。2メートルから3メートルの滝が続いて現れた。3メートル滝
は滝口が少し悪く口で右から左へと行くのが少し難しい。左に支沢を見送り
沢は水量が乏しくなってきた。いかにも上流といった感じがある。
いつくかの2メートルほどの滝を登っていくと二股にでてきた。ここは右に
とる。倒壊した植林小屋があった。最後に五メートルほどの茶色の涸れ滝を
登る。むずかしそうにみえたけれど意外と簡単だった。沢を詰めていくが上
流なので沢がいくつも分かれている。テープがあるのでそれに従い登ってい
く。
最後の茶色の涸れ滝 |
どうも本来のコースより左へと進んでしまったようだ。こりゃ藪はでてこ
ないかもしれないな〜と残念そうなキンゴさん。しばらく沢を進んでいくと
やっぱりでてきました藪が。ガサガサ音を立てて進んでいく。沢から離れる
とすごく蒸し暑い。キンゴさんが石楠花の藪を考えたらぜんぜん楽だよ・・
グッドタイミングで石楠花藪があらわれみんなで笑う。でもそんなに続かず
ヤレヤレ助かった。
キンゴさんが木に登り小女郎池方面を確認し右へと進んでいくとすぐに登
山道がでてきた。稜線道から小女郎池へと続く登山道だった。登山道の手前
に落ちてるでーといわれブッシュをつかんで慎重に行ったつもりがドスンと
落ちてしまった。続いてみーとさんもドスン。わかっていても足がフラフラ
だからヘニョとなっちゃう(15時15分)。小女郎池にてしばらく休憩。
小女郎池に続く登山道へ |
小女郎池から琵琶湖方面へと下る(15時50分)。駐車場の閉まる時間が少
し気になり飛ばし気味、でも途中でバテテのんびり歩く。舗装路にでてから
も長くテクテク歩いてヒマワリや猫屋敷を見て蓬莱駅に到着(17時半)。駐車
場の時間が気になるのでみなさんより一つ早い電車に乗り堅田駅へ向かい大
阪へと帰らせていただいた。
小女郎池にて | 下山後蓬莱駅へ |
駅は遠かった・・ |
私のコースタイム(休憩含))ヘク谷入り口-345分-小女郎ヶ池・小女郎ヶ池
-100分-蓬莱駅