二ツ森山1223m(南飛騨・岐阜)

14年
02/10/27南アルプスの展望台


02/10/27(南アルプスの展望台 )



 前日にみーとさんを大阪市内でひらって車で長野へとむかった(17時半)。吹田から栗東までは
高速を使いあとは地道で向かう。雨上がりのためか琵琶湖周辺は霧が立ち込めており明日は
雲海がみれるかもと二人で話す。

 中津川にて翌日の朝食、昼食を購入し国道19号を北上していくと山口村まで3キロほどの所の
落合沖田信号交差点にて右折(歩道橋有)。みーとさんの持っている資料を参考に進んでいくと
富士見台と道標がありほっと一安心。ここで右折し橋をわたり舗装のクネクネ道を上がっていく。

みーとさんは快調に登っていく


 雲の上にでるかもと期待していたけど霧はますます濃くなり一メートル先も見えないほどにな
ってきた。慎重に運転してなんとか神坂峠に着いた(25時)。峠はT字路になっており左に少し進
むと駐車場があるそうなのでいってみると十台ほどのスペースのがあった。先客の車が一台と
まっていた。僕らも明日の天候回復を期待し寝た。

 目覚ましがなり起床したけれど相変わらず濃い霧の中でしかも風がすごく強い。マイクロバス
がやってきたり車が数台上がってきてみんな恵那山へと登っていった。こんな天気で登っても
何も見えないしと相談して二ツ森山へと登ることに変更した。標高が千二百メートルと低くより
南にあるから好展望を得られるかもしれない。

5mほどの大岩が植林の中に散在 道は終始明瞭でした


 神坂峠を中津川へと下り国道19号を少し南下し国道257を二ツ森山を目指し進むとそれらし
き山体が見えてきた。山頂ぎりぎりに雲が流れているけれど山頂には雲はかかっていない様
子がわかる。

 左に二ツ森との看板がでてくるはずだけどよくわからず適当に左折し進んでいく。この道はど
うやら広域農道のようだ。この道を南へ進んでいくけどこのままだと二ツ森の南に回りこんでし
まう。おかしいなあと二人で話していると二ツ森山登山道と看板がありやれやれ安心?。

ベンチのある第二展望台 展望台からは西の展望が開けていた


 でも登っていくけどどうもおかしい。未舗装路になってしまう。目指す切越峠からの登山道ではな
いようだ。パラグライダー基地(?)とかいう看板もあることからパラグライダー滑降地が整備され
た時に新しく整備された登山道なのかもしれない。

 広域農道へと戻り北へと進んでいくとやっと切越峠へと続く県道70号にでてきた。左折しのど
かな農村の中を進んでいくと山の中へと入り切越峠に到着した。

東側が広くなった鞍部にでてきた さらに登ると美しい自然林が広がる


 車が六台ほどとめれるスペースにはすでに二台とまっていた。峠には案内地図がある。これに
よると山頂まで九十分かかるようだ。準備をしていると車がやってきてとめるやいなや一人の男
性がダブルストックで登っていった。雰囲気からして常連さんなのかもしれない。僕らも準備を終
えて出発(10時)。

 案内板の所にある木の階段を登り山の中へと入っていく。植林の中の尾根を登っていく。すぐ
に左は潅木、右が植林の尾根の一本道になった。最近の不摂生がたたってなかなか足が進ま
ない。一方のみーとさんは元気よく先先登っていく。

ニセピーク付近で雨が降ってきた


 十分ほどでベンチがでてきて少し休憩。この後、鞍部を目指しグングンくだっていくと巨石群が
でてきた。5メートルほどの大岩が植林の中に散在している。尾根づたいに下っていくと鞍部に山
草木採取禁止との看板がありそこに左(東)から登山道が合流していた。

 十五メートルほどの大岩の横を進んで再び急な(さっきの登りよりキツイ)登山道を登っていく。
でもこれもそれほど長くは続かず登りつめたところに第一展望台との道標がある。展望台からは
西に展望が開け低く裾野の大きな山々が連なっているのがみえる。

もうすぐ頂上だ 大岩のある見晴らしのよい頂上に到着


 さらに登っていくとすぐに第二展望台がでてきた。第一同様に西に展望が開けているけどこちら
にはベンチが置いてある。まっ黄色の紅葉が美しい。ゆっくり休憩して登っていく。

 そして再び鞍部へと下っていくと東側がだだっ広くなった。手入れの行き届いた杉林が広がっ
ている。もし登山道がなければどこが尾根かわかりにくそう。

ガスが取れるとすばらしい紅葉が


 ここから先は自然林が広がる美しい森が続く。秋だのに蛍光色のまるで新緑を思わせるような
木々の合間に赤や黄の紅葉した木々がみられるなんか不思議な光景が続く。大ナラへの分岐を
見送る。

 左前方にピークが見えてきたのでもうすぐかなあと思ったらニセピークだった。雨が降り始めた
のでカッパを着る。今日は冬型なので時雨雲が風でやってきたのだろう。少し下って登っていくと
開けた頂上に到着した(11時30分)。

当初登る予定だった笠置山1128m 中津川市方面


 有りがたいことに東屋があるので入ると夫婦親子の三人連れが休んでいた。壁には晴れた日
の素晴らしい南アルプスの写真が掲げられている。今日は残念ながら頂上は霧に覆われ何も
みえない。親子はこの霧が取れるのを待っている様子。僕らも待ってみる。下界で買ってきたパ
ンを食べ時々山頂の大岩の上へいってみる。


 待つこと四十分、期待していた通りさーっと霧がなくなった。すると美しい紅葉した二ツ森の裾
野が現れ素晴らしい。笠置山の左に中津川市街まで見渡せ南を持ってきた単眼鏡でみるとなん
と伊勢湾まで見渡せる。朝まで居た神坂峠は深い雲の中にある。先ほどの親子も景色を楽しん
でいる。父親が紙飛行機を作り飛ばすと五分以上飛びつづけびっくり。上昇気流が起こっている
ようだ。パラグライダー基地があるのがわかるような気がする。

麓の国道257から見た二ツ森山


 十二時四十分まで頂上で展望を楽しみ登ってきた登山道を下山(13時50分)、登ってきた道を
ひき返し車の所まで戻った。初春か初冬の晴れた日に再び登ってアルプスの大展望を望みたい
ものだ。

 下山後、吹雪の神坂峠を越え昼神温泉で汗を流し飯田市で夕食を取り翌日登る予定の大川入
山麓のアララギスキー場近くで車中泊をした。



私のコースタイム(休憩含))切越峠-90分-頂上・頂上-70分-切越峠


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