13年 | |
01/03/09 | 200m〜300mの岩山の縦走写真) |
01/03/09(200m〜300mの岩山の縦走)
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桶居山 |
今日は予定通り高御位山。でも高御位山は良く行っているからまだ一度も
ない高御位山から桶居山への縦走をやってみることにした。朝の10時に実家
を出て成井の登山口には11時前に着いた。たくさんの車がとまっていて駐車
場はほぼ満車になっていた。今日は長い縦走、しかも往復になるのでさっさ
と準備をして11時に登山開始。
前回下りてきた小高御位山からの登山道をすぎ神社の方へと向かう。前回、
神社の左側から登ったうな記憶があったので向かうが小さな人工の滝がある。
その左脇から登っていくがどうも前回登ったのとはことなり小高御位山へ向
かっている様子。北側の山腹を見ると前回登った時にあった石仏(お墓?)
が見えている。やむなく下山して神社の右側(北側)から奥に入りちいさな
石橋を渡り石仏の右側(北側)の階段を登っていく。
成井の登山口 | ここから登っていく |
昨日、おとついとハードな山行をしたからけっこう楽に感じてしまう。六
甲山や淡路島が見えるが北側は厚い雪雲が山々を覆っていて西光寺山あたり
までしか見ることはできない。南には小高御位山が見えている。誰もいない
登山道を登っていくと岩場に出てきた。仰ぎ見ると上のほうには小さな石の
祠が祭ってある。斜度はだんだん増して行き急な山腹をジグザグに登ってい
く。岩山だから樹木があまり茂っておらず展望は開けている。昨日は寒かっ
たけれども今日は日が照っていて暑い。しばらく登りつづけるとスラブが出
てきてここを登りきると関西ではじめてグライダーで滑降した記念碑が見え
てきた。ここには何人かの登山者が登ってきていた。
高御位山への登山道 | 桶居山縦走路への分岐 |
少し景色を楽しんだ後、鹿島神社の北の鷹の巣山250mへの尾根伝いの登山
道を西へ向かっていく。ここもたくさんの登山者が歩いているので登山道は
歩きやすく間違い様もない。時々登山者が高御位山目指して縦走してくるが
その数は少ない、やはり平日だからだろう。もうお昼なので食べたいが風が
きつく、良いスペースがないので桶居山への分岐を過ぎてからにする。ちい
さなアップダウンを繰り返し、市の池公園への分岐を過ぎて鷹ノ巣山手前の
峰への急斜面を登っていく。
縦走路より北を望む | 左奥に桶居山を遠くに望む |
登りきる手前に桶居山という標識があってここから桶居山へと向かう。登
山道は今までより狭くなっている。やはり鹿島神社-高御位山縦走路よりは
ずっと歩く人は少ないのだろう。それでも道はしっかりしていて安心しては
歩ける。桶居山への縦走路に入ると岩山に囲まれているのですごく荒荒しい
風景になっている。こんな風景はここでしかみれないんじゃないのかな?尾
根沿いに歩いていくとちょうど昼をするには良い広いスペースがあったので
カップ麺を食べた。このころになると雪が降ってきて風もさきほどよりきつ
くなってきた。じっとしていると寒い。雪が降っているのだから気温は低い
だろう。さきはまだまだ長いので食べてすぐに出発。
岩峰 | だいぶん近くなった桶居山 |
荒涼とした岩山の中の尾根を歩いていく。いろんな所に大きな岩肌が露出
していてどこででもボルダリングができそう。明神山は良く見えているけれ
ども高御位山はガスがかかって頂上付近ははっきり見えていない。姫路の方
にもあつい雪雲がかかっているが夢前町方面は日が射すよい天気。その奥の
雪彦などは厚い雪雲がかかっている。ちいさなアップダウンを繰り返し尾根
上の登山道を進んでいくと前方に大きな岩場が見えてきた。この奥には名は
わからないが尖った槍のような山がそびえていてこの山をバックにした岩場
の風景はなかなかのもの。とてもじゃないけれど250mほどの山々だとは思え
ない。ここまで来ると高御位山は遠くになったが桶居山はさらに遠い。2時ま
でにつくだろうか、少々不安。景色は相変わらず背の低い潅木の中の尾根を
あるいているので良い。
左奥に高御位山(桶居山縦走路にて) | だいぶん近くなった |
クレー射撃場があるので下からバンバン音がする。これだけ岩山に囲まれ
ていたら苦情も来ないし絶好の場所なのだろう。このあたりを柵で囲って動
物を放すとアフリカのサバンナが簡単に再現できそう。まあ気温が低いので
すぐに弱ってしまうだろうが。この後しばらくすると高度を下げて背の高い
樹林帯に入っていく。そしたら分岐があり桶居山との標識がありその示すと
おりに左の道へと進んでいく。右に行くといったいどこへでるんだろう。簡
易の階段を上ると背の高い樹林帯を出て潅木帯へ。
高御位山 | 高砂近辺と瀬戸内海 |
尾根をあるいていると綺麗な鳥が木に刺さっている。なんだこれは?と思
ったがどうもこれは百舌のはやにえのようだ。人がいたずらでこんなことを
するはずはない。しばらくするとまた分岐があって赤ペンキで矢印がしてあ
りその示すとおり進んでいく。ここまで来ると桶居山もだいぶん近くなって
きた。でもその様は山火事の跡が痛々しく木々は焼けてしまっている。しか
し桶居山の山容は独特のもので岩また岩の尾根の奥に尖ったちいさなマッタ
ーホルンの様に見えている。時々横なぐりの吹雪きに会いながらも尾根沿い
に進んでいく。途中何度も分岐があるが桶居山へ向かうのを選択すれば良く
あまり問題とはならない。ちいさなアップダウンを繰り返しやっと桶居山へ
の登りへととりかかる。あまりにとがって見えていたので果たして登れるだ
ろうかと心配だったけれどもとりついてみると案外登りやすくどこでも登っ
ていける。しかし吹雪きはますます激しくなってきており高御位山はおろか
近くの岩山さへ見えない。これではとてもじゃないけれど楽しみにしていた。
姫路方面の展望は楽しめない。時間が時間なので頂上で待機しているわけに
もいかない。
姫路市を望む |
頂上に着いてみると予想通り何にも見えない。風がきつく寒いのですぐに
下山し下っていく。下る途中、山肌を見ると焼け焦げた木々の間から植物が
目を出してきていた。いずれはまた緑の山へともどるのだろう。ペースをあ
げて高御位山目指して尾根を歩いていく。そしたら綺麗に高御位山が見える
ところに出てきた。こんな景色の良いところがあったんだ〜としばし写真を
とって休憩をした。さらに進んでいくと左側にクレー射撃場がみえている。
こんな場所あったかな?と前方をみると尾根はだんだん下っていってる。し
まった先ほどの分岐で間違えた。GPSをみると確かに間違っていた。ただでさ
へ明るい内に下山できるか心配なのに間違ってしまうとは。
加古川方面へと去った雪雲 |
さっきの分岐へと戻り左の方へとすすんでいく。今度は合っている様子。
時々真っ黒な雪雲が姫路方面からやってきては吹雪きになる。山の木々も所
々白くなっている。こんなところで雪にあうとは思いもしなかった。周囲の
岩山にガスがかかって幽玄な様子になっている。長く歩いたからだろう疲れ
がだんだん増していく。それでも何とか鹿島神社-高御位山縦走路にたどり着
けた。これで安心とはいかず・・・思っていたより高御位山は遠くに見えて
いる。とりあえず山頂までいったら成井へは街燈があるので降りることはで
きるだろう。雪雲の合間から日が斜めに射しこみ山が黄色に染まって見える。
瀬戸内海は黄金色に輝き、家島や小豆島がシルエットになって見えている。
今回は(今回も)山はいろいろなことを楽しませてくれる。
相変わらず厚い雪雲がやってきては吹雪きなるが気温が少々高いので登山
道には雪は積もらない。そして高御位山に到着、しかし誰もおらず。成井へ
と下山をはじめる。登るときに使った道は膝ががくがくしている身には疲れ
るので一般道の階段のコースを下っていった。この時点でかなり膝はがくが
くで足もいうことを聞いてくれない。常連さんらしき方が何人か登ってきて
いたが平日でももっと人が多いのかと思っていた。なんとか登山口に到着。
バイクの所で帰る準備をしていると常連さんの方から話しかけられ最近はマ
ナーが悪い人が多いなどいろんな不満を聞かされた。千ヶ峰はそれほどもで
も悪くはないけれど高御位山は簡単に登れるのでにわかハイカーが多いのだ
ろう。
私のコースタイム(休憩含))登山口-40分-高御位山-45分-桶居山への分岐
-110分-桶居山-90分-桶居山への分岐-50分
-高御位山-40分-登山口