泉ヶ山1209m(奥津温泉より)

13年
01/03/11 展望良好、されど油断してセッピ踏みぬく
01/05/20 快晴・高原・360度の展望
01/11/03 雨中登山、ヒュッテで一泊
14年
02/02/03 笠菅峠より雪の泉ヶ山へ


01/11/03(奥津温泉より雨中登山、ヒュッテで一泊)
東屋にて 1198mピーク手前の激激登り
東屋にて 1198mピーク手前の激激登り

 大阪市内でみーとさんをピックアップして岡山を目指した。天気は悪く岡
山へのドライブになるかもしれない。梅田辺りで雨がパラパラ・・・。降る
前に登ってしまえば明日は天気が回復するそうなので問題ないかなあと思い
宝塚から高速に乗る。でも乗った途端に本降りになってしまった。これだけ
降ったら今日は無理とあきらめがつく。西宮で下りて岡山へ向かう。

 地元の夢前町を過ぎたあたりでせっかく準備してきたんだし少々の雨なら
登ろうよとみーとさん、山崎のホームセンターで大きなコッヘルを買って再
度高速に乗った。雨はぜんぜん止む気配は感じられない中、院ノ庄にて下り
て国道179号を北上する。奥津温泉に入ると紅葉がすばらしい。
1198mピーク 小屋より
1198mピーク 小屋より

 こんな天気なのにすごい人で道は渋滞している。道の駅でトイレ休憩しよ
うと思ったらこちらも満車であふれた車が国道沿いにまでとまっている。仕
方がないので奥津温泉街入り口にあるトイレへよった。道の駅の先にて右折
し立派な舗装された道を車で登っていくと右手に泉ヶ山登山口、熊に注意と
の案内板が出てくるので車を止める。

 人気の山だけど今日はさすがに車は一台もとまっていない。雨は本降り、
でもここまで来て止めるわけには行かない。予定を変更しテントを置いて小
屋で泊まることにした。車の中で登る準備をして出発。

小屋の前より 頂上もガス
小屋の前より 頂上もガス

 カッパを着て二人雨の中林道を登っていく。左手に道標とともに木の階段
がでてくるので登って今度は林道と平行して進む登山道にでてきた。次にロ
ープが張られたところに出てきた。なにもロープなどいらないのにいと思い
つつ登っていくと東屋に出てきた。

 ここで再パッキングしようと思っていたけど面倒なのでやめ。休んでさら
に登っていく。ゲートを越えて緩やかな登りがしばらく続いて激登りの始ま
り。ここから1198mピークまでは単調な植林の中の激登りが続く。雨の中の急
登はかなりきびしい。

少しの間だけガスがとれた ガスの稜線、展望なし
少しの間だけガスがとれた ガスの稜線、展望なし

 右から尾根が合流してきた。降雪中の下りでは間違って入ってしまう危険
がありそう。さらに登っていくと判別がつきにくくなった狭い林道跡を横切
る。尾根の上の小ピークを越え少し下って再び激登り。この辺りまでくると
雲の中に入ってしまって何も見えない。

 もう稜線か?という所まできたら激激登りでロープが張ってある。ロープ
を使ってもかなりシンドイ。前方上が明るくなってきて道標が見えてきた。
やっと1198mピークに到着した。

1198mピーク下の急坂 ロープ場を過ぎてもまだまだ急
1198mピーク下の急坂 ロープ場を過ぎてもまだまだ急

 頂上まで1km、小屋まで0.8kmとある。小屋を目指し南へと稜線沿いにいくつ
かのピークを越え進んでいくと左の笹の中へと続く道がでてきた。これをつ
かうと先のピークを登らずに小屋へいけるので左へと進んでいった。そした
らさらに左から中林からの道が合流し山腹道を行くと小屋が見えてきた。ま
さかカギはかかってないだろうとドアを開けてみたら開いた・・・内心ほっ
とした、閉まっていたら下りなきゃいけない。

 小屋はロッジ風でトイレはないけど近くには水場もありかなり快適である。
もちろんこんな日に人はいない。シュラフにもぐりこんで夕方まで休んだ。
十六時に起き出して夕飯の豚汁作りを始めた。といってもみーとさんが作る
のを見てるだけ。寒く疲れた身にはなおさらおいしい。余った分は明日の朝
食にまわすことにする。食べた後は寒いのでシュラフに入って寝た。

東屋 雨がやみ展望が出てきた
東屋 雨がやみ展望が出てきた

 夜になるとますます風がきつくなり暴風雨になってきた。天気予報では夜
中にやむらしいけどホントかなと不安。予報どおり夜中になるとピタッと雨
はやんだ。でも依然として風はきつい。朝になり外を見てみると霧雨が時折
降るといった感じで時々中林側の紅葉した尾根に日が当たり美しい。津山方
面も時々見えるようになったきた。

 かたずけをしてザックに物をつめて頂上を目指ざす。稜線に行くと再び雲
の中に入ってしまった。風も相変わらずきつい。分岐をすぎていくつかのピ
ークを経て頂上に到着した。でも真っ白でなにもみえない。また来ようねと
言い下山をはじめたらサーッと南側のガスがとれて南峰や津山盆地が見えて
きた。そして再び雲の中へ。

東屋の下のススキ原より 木の階段
東屋の下のススキ原より 木の階段

 少しでも展望出来てよかったと1198mピークより激下りへと入っていった。
登りより難しい。ドロドロでちょっと油断するとズルッといきそうになる。
難所を過ぎて下っていくと雲から出て紅葉した山々を望めるようになってき
た。全山紅葉といった感じですばらしい。やっと東屋まで下りてきて休んで
いると夫婦連れが登ってきた。朝早いねえと言われた。この先で例の階段を
下っていくのだがススキ原が西に見えるので階段を降りずそのまま林道を歩
いて登山口に到着した。

私のコースタイム(休憩含))登山口-73分-1198mピーク-15分-ヒュッテ
              ヒュッテ-13分-1198mピーク-16分-頂上
              頂上-13分-1198mピーク-80分-登山口


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