白岩山(仮)

12年
00/12/17低俳ミニオフにて高畑山まで 縦走


00/12/17(低俳ミニオフにて高畑山まで縦走)

ほだ木を背負った方にいろいろお話を聞くみなさん 白岩山への途中

 今日は島田さんの白岩山高畑山縦走オフの日。でも昨日に友人のパソコン作
りを手伝っていてあまり寝れなくて起きたのは七時半ごろだった。慌てて準
備をして8時30過ぎに出発、でも小雨が時々降っていて昨日の予報とは全く違
う。集合場所には9時10分ごろに着いた。そしたら島田さん、母たぬきさん、
dameさんみんないらっしゃって車の中にいた。その後Mizutaniさんも来られ
た。島田さんたちは先に下山予定のところに車を回してくれていて、
Mizutaniさん、dameさんの車で林道を白岩山の登山口まであがった。

白岩山への途中展望の良いところで休憩 高畑山へ

 そこには地元の方の軽トラが止まっていてしばらくするとその方が短く切っ
た大きな木の丸太を二本も背負子に背負って降りてこられた。聞いてみると
ひらたけなどを栽培するためのほだ木つかうそうだ。しばらく話した後私た
ちもその登山口から登るのかなと思っていたらそうではなくてさらに林道を
登っていくことに。でもその林道かなりあれていて所々崩壊している。バイ
クならなんとかいけそうだけど。林道の石に狩猟の人が獲物を引きずった後
なのか血痕が点々とついている。島田さんが楽しみにしていた滝のところに
出てきたけれど水がなくて空滝になってしまっている。

高畑山への縦走路から白岩山 高畑山から千ヶ峰

 やがて林道は行き止まりになって登山道の標識もありいよいよ登山道へ入
った。でもしばらくすると暗い杉林の中に入って天気も悪いのでなおさら暗
い感じ。急な斜面を登っていくと暗いところを出てブナの幼木を植林してい
るところにでた、時々鹿ネットが出てきてくぐっていく。このブナの幼木帯
のところからの展望はすばらしくてこの天気の悪い今日でもなかなかのもの、
達磨ヶ峰や笠形山、飯盛山などが見えている。さらに登っていくとところど
ころ岩が露出していて斜度はきついけれども生野高原みたいな低い笹と木々
の間に岩がところどころあるような庭園のような雰囲気へと変わってきた。
みんなですばらしいねえと歓喜し写真を撮ったり景色を眺めて楽しみながら
登っていった。島田さんによると頂上ではやまがやま(邪魔)して千ヶ峰は
見えないらしい。そうしているうちに島田さんが頂上が見えてきたとおっし
ゃって今までの急登も終わり斜度もゆるくなり頂上についた。

高畑山頂上の反射版 下山中

 頂上には大きな岩が点在していて各自登ってたのしんだ。達磨ヶ峰は見え
るもののその奥の段ヶ峰や千町ヶ峰は雲が低く垂れ込めていて雲の中で残念
ながら見えず。天気が良ければすばらしい展望であっただろう。昼食にはま
だまだ早いのでしばらく休んで高畑山へ稜線を北に進んでいく。この稜線、
倒木が多いけれども低い笹と散在した木々の気持ちのよい稜線でぶらぶらみ
んな歩いて進んでいく。東斜面がブナの幼木のところがあってそこから振り
返ると鹿ネット越しに険しく岩をところどころに携えた白岩山がそびえてい
る。また千ヶ峰も見えてきた。雰囲気はちょうど千ヶ峰多田坂間に似ている。
そんな明るい稜線を進んでいくと前方に大きな反射版が見えてきた、そこが
目指す高畑山で最後の急登をすぎると頂上についた。そこからはまたに山を
はじめ千ヶ峰、三国岳などが展望できる。北から西にかけては雲が低く垂れ
込めていて展望はなし。天気の良い日にまた登って見たい。おのおの散らば
って好きなところで昼食。双眼鏡で笠形を見ると東屋とその左の小屋が良く
見えている。島田さんは反射板に登って展望を楽しみ、他の方々は頂上から
の展望を楽しんだ

下山中、南側をみる 下山中、展望の良いところで小休憩

 そして生野方面へと出発。島田さんが地図で進路を確認しつつ北の方へと進
んでいく。O柿さんがつけられた赤い布でチェックしつつ進んでいく。尾根を
下っていくと三菱マークの境界標識がところどころある。三菱マテリアルの
所有らしい。鹿ネットのある尾根を下っていく。時々松の大木が見られ、左
側は植林帯、右側は潅木。すこしやせた尾根を下っていくと北にダムが見え
左前方には生野にある工場が見えてきた。島田さんがダムの方向で場所を確
認しつつくだって行く。尾根からはなれるところを間違わないよう注意しな
ければならないらしい。すると島田さん、立ち止まってどうも下りすぎたん
じゃなかろうかと。でもさらに下ると右へ下っていくあきらかな道がでてき
た。一同ほっとしてその道を進んでいくこの道は山腹を縦断していて右手前
に見えていた宮の谷ダムの方へと明らかに進んでいる。

宮の谷ダムより生野の達磨ヶ峰 宮の谷ダム提を歩く

 この明瞭な道を進んでいくと左側に用水路が沿って走るようになり宮の谷ダム堤
についた。ダムは今は廃鉱になった鉱山の鉱毒を下に流さないように作られ
たもので水はほとんどない。前方には崩れかけた建物が見えていて時代を感
じさせる。島田さん電柱をみつけいわくあの電柱、どの電柱(連中)が作っ
たの?私にはよくわからない。ここからの達磨ヶ峰は結構な山容をしている。
ダムの反対側まであるいていくと管理用の建物があってそこには鉱山関係者
らしい方がいた。島田さんによるとダムには周回路があって鉱路のトンネル
があるそうだけれども以前来たときにはわからなかったそうで聞いてみると
確かにあるらしい。でもすこし下ったところにも今でも通路として使ってい
るトンネルがあるらしい。その方に許可をいただいてそちらへと向かった。
この後そのトンネルの手前のところから下っていく。そしてそのコンクリで
できた道路をはなれ左の小道へと入っていく。

ダムより高畑山 鉱山小屋跡

 すると滝がありその傍らにはお不動さんが祭ってあった。まったく
予想だにしなかったがここからは行者の修行の場へと風景は一変し
た。小雨で滑りやすい道をすすんでいくが岩のトンネルや滝がいく
つもあって紅葉の時にくるとなおさらすばらしそう。そして先ほど
の林道にまたでた。ここからまたぶらぶら歩き、で島田さんの駄洒
落を聞きながら歩いていくとやがて島田さん、母たぬきさんの車の
ところについた。そこで母たぬきさんの車に乗せてもらってバイク
を置いたお稲荷さんのところまで送ってもらってそこでコーヒーを
ご馳走になった。島田さん、Mizutaniさん、dameさんは登山口に置
いた車を取りにいかれた、雨の中大阪に帰らなければならないので
先に帰らせていただいた。

許可をいただいて坑道へ 今もダム管理者の方々が使っておられる。
鉱山小屋跡 観音さん
大きな岩の前で 雨ですべりやすかったです
下山しました

私のコースタイム(休憩含))登山口-60分-白岩山-40分-高畑山-70分-
                ダム-35分-登山口
                


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