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平成31年(2019)  4月28日 車 単独・・・緑がとても濃いい山・美しいブナの稜線

鯛ノ巣山1026m 中国地方 島根県

天気:晴れ(薄曇り)

登り 鯛ノ巣山駐車場(9:52)→大滝・鯛ノ巣山登山道分岐(10:15)→こうもり岩(11:10)→山頂(12:00)

下り  山頂(12:50)→大滝(14:00)→大滝・鯛ノ巣山登山道分岐(14:10)→鯛ノ巣山駐車場(14:23)

行き 尾道・松江道(~高野インター)→国道432号→/→鯛ノ巣山駐車場

帰り 鯛ノ巣山駐車場→/→国道432号→尾道・松江道(高野インター~)
信州遠征は天候が良くないようなのでGW後半に変更したのでさてどこへ行こうかと。28日はまるまる使えるのであれやこれやと考えて3年前の秋に登って紅葉が素晴らしかった鯛ノ巣山に登ることにした。ここなら山陽道を使わなくて済むので渋滞にあう可能性が低いし高速代がかからないのがいい。

7時半に出発して国道375号を北上して三良坂インターから尾道道~松江道にて高野インターへ。高野の道の駅はさすがGWだけあって車がいっぱい。国道432号を北上して王貫峠を越えて上阿井で鯛ノ巣山登山口3kmとの道標があり左折する。橋の手前で右に鯛ノ巣山登山口右折とあり曲がる。ここを進んでいくと鯛ノ巣山の地図看板がでてくる。ここを少し過ぎたところに立派な駐車場がある。トイレもある。さすが隠れた名山だけあってか車がほかに4台台停まっている。ちょうど若者一人が登っていくところだった。

準備を済ませて9時52分に出発した。舗装路を少し下って先ほどの地図看板のところで右へ入る。小川沿いの細い舗装路を歩いていく。おなじみのタネツケバナやサワハコベなどが咲いている。キケマンの群落もある。スミレもいっぱい咲いている。昨日鷹ノ巣山山頂で話をしたスミレに詳しい方なら喜ばれそう。

10時15分に登山口に着いた。手作りの杖が置いてある。地元の方が作られたものだろう。ここで鯛ノ巣山登山道・大滝の二つの登山道が始まる。前回通り、鯛ノ巣山登山道で山頂へ登って大滝経由で下山する。

鯛ノ巣山登山道との方向へ歩いていく。植林の中だ。イチリンソウが咲いている。もう終わりかけの様子。時々大岩があるがどれも苔むしている。
5分ほど歩くと左を除いて自然林となった。少し暗い谷から尾根上の新緑を見ると輝いているように見えてとてもきれいだ。エンレイソウやチャルメルソウなども咲いている。10時28分、大岩が前を塞いでいる。さてどっちへいくのだろうとみると右へ巻いている。左にも踏み跡があるので注意。巻いたところにはイザナミ(鯛ノ巣)国有林との看板がある。右下には滝が見えている。ここの谷(下山で通る谷も)は急峻で滝が多い。

10時40分に鯛流水・三合目との道標とともに沢を渡るところに出てきた。ここも苔むしている。空以外は緑。3~5mの滝が右側にみられる。植林の中の急な斜面を登っていく。

11時に尾根上にでてきた。まっすぐと尾根を登っていく。結構急だ。やがて左が植林、右が自然林となった。道はとても整備されていて歩きやすい。実がなったツクバネソウがある。右側の新緑がとてもいい感じ。オオカメノキの白い花があちこちにみられる。

前方に岩が見えてきた。その向こうには岩峰が見える。岩を越えると木製ベンチが見えてきた。見覚えがある。ここがこうもり岩だ(11:10)。六合目とある。ここで水分補給をしてこうもり岩の下を左へと進む。穴の中を覗き込むがとても浅かった。この先にはスラブ状の岩がある。鯛ノ巣山はとても険しい。小さな岩峰がいくつもみられる。足元にはスミレやミヤマカタバミが咲いている。

11時20分、ちょっと深そうな穴が岩に空いているが・・やめておく。そういえば11時25分に岩場を通過した。イワカガミの葉がみられる。11時35分に鯛ノ巣頂上へ(←)・こうもり岩頂上(→)の道標がでてきた。ここから尾根をひたすら山頂まで登っていく。

12時頂上に着いた。二人連れの女性と駐車場であった男性がおられる。男性はちょうど出発するところだった。3年前と違って霞が少なく雪化粧をした伯耆大山が見えている。登る途中に見えていた三瓶山は方向的に見えてない。終わりかけのカタクリが咲いている。群落としては小規模だ。二人組と私だけ。伯耆大山の右に見える船通山はすごい人だろう。カップ麺とインスタントトン汁を食べて弁当岩へ。300mとある。去年登った沖ノ郷山のようなブナの森の稜線が続く。

12時35分に到着した。岩の上からは猿政山山群が良く見える。猿政山と毛無山が周りの山を従えているようにも見える。伯耆大山にかかっていた雲がとれてきて良く見えている。西には大万木山が見えている。結構遠い。縦走している記録を時々見るが大変そう。

12時50分に山頂へ戻り下山道(大滝経由)とある登山道を下りていく。途中にベンチがあり笹が切り払われていてここからも猿政山が良く見える。この先に岩があり登ってみる。景色はベンチのところとそんなに変わらなかった。

気持ちいいブナの稜線をゆっくりと下っていく。13時05分に大滝へとの道標がでてきた。13時13分に尾根を離れて谷へと下りていく。ルイヨウボタン群生地とある。下調べしていないのでどんな花かわからず(まだ花期には早かった様子)。時々植林がでてくるものの苔むした急峻な谷は独特の雰囲気を作っている。見覚えのある岩に根を張る大木が見えてきた。苔むすような湿度の高い状態だからできたのだろう。

この後、滝がいくつもでてくる。どれが大滝なのだろうかと思うが看板がない。13時50分にイカリソウの群落がでてきた。谷沿いの道が小尾根の上へ。再び左の谷へと下りていく。大滝へと道標がある。チゴユリが咲いている。左に大きな細長い滝が見えてきた。落差は結構大きい。これが大滝だった(14時)。木橋を渡って滝の下へ近づいてみる。再び登山道へ戻り下りていくと3分ほどで細い林道になった。

14時10分に登山口に着いた。登りに使った登山道から山頂でお会いした二人組が下りてくるところだった。14時23分に駐車場へ戻ってきた。はるばる島根までやってきた甲斐があった。ちょうど二人の方が下りてきていい山ですねえと言葉を交わす。6月にかけていろんな花々がみられそう。高野インターから松江道に乗って16時半過ぎに自宅へ帰った。

地図 出典 国土地理院

備考 

garminconnect

装備 

靴 モンベルワオナブーツ

ザック バーサライトパック40

その他 ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t)



松江道高野インターより登山口へ。

よく整備されたトイレ有り。

9時52分に出発した。舗装路を少し下って地図看板のところで右へ入る。


おなじみのタネツケバナやサワハコベなどが咲いている。

林道周囲に花々が咲いているし新緑はきれいだし飽きない。

スミレもいっぱい咲いている。




キケマンの群落もある。



10時15分に登山口に着いた。


ここで鯛ノ巣山登山道・大滝の二つの登山道が始まる。

前回通り、鯛ノ巣山登山道で山頂へ登って大滝経由で下山する。

鯛ノ巣山登山道との方向へ歩いていく。植林の中だ。

イチリンソウが咲いている。もう終わりかけの様子。


時々大岩があるがどれも苔むしている。


少し暗い谷から尾根上の新緑を見ると輝いているように見えてとてもきれいだ。



エンレイソウやチャルメルソウなども咲いている。

大岩が前を塞いでいる。さてどっちへいくのだろうとみると右へ巻いている。

右から巻くと小さな沢があり渡る。

間違いやすいのか赤いリボンが先にたくさん巻いてある。








右下には滝が見えている。ここの谷(下山で通る谷も)は急峻で滝が多い。


10時40分に鯛流水・三合目との道標とともに沢を渡るところに出てきた。ここも苔むしている。

空以外は緑。


オオカニコウモリ


3~5mの滝が右側にみられる。植林の中の急な斜面を登っていく。




11時に尾根上にでてきた。まっすぐと尾根を登っていく。





まっすぐまっすぐ登る。

新緑がいい


ツクバネソウ


オオカメノキの白い花があちこちにみられる。

前方に岩が見えてきた。その向こうには岩峰が見える。

岩を越えると木製ベンチが見えてきた。見覚えがある。ここがこうもり岩だ(11:10)。

六合目とある。ここで水分補給をしてこうもり岩の下を左へと進む。


この先にはスラブ状の岩がある。鯛ノ巣山はとても険しい。







小さな岩峰がいくつもみられる。

足元にはスミレやカタバミが咲いている。






11時20分、ちょっと深そうな穴が岩に空いているが・・やめておく。


11時25分に岩場を通過した。




イワカガミの葉がみられる。



11時35分に鯛ノ巣頂上へ(←)・こうもり岩頂上(→)の道標がでてきた。

ここから尾根をひたすら山頂まで登っていく。


もうすぐ山頂だろうか。

よく整備されている。




向こうの山影が山頂かなあと

思っていたら手前だった。12時に着いた。

前回と違って霞が少なく展望がいい。

遠くに大山と烏ケ山

カタクリは終わりかけ


大山アップ

船通山

カップ麺とインスタントトン汁を食べて弁当岩へ。300mとある。

去年登った沖ノ郷山のようなブナの森の稜線が続く。



弁当大岩手前から毛無山

大山アップ

大万木山・・・遠い。

猿政山山塊

猿政山アップ

船通山

熊山・大鬼山あたり

毛無山ふもとの牧場

ふもとは新緑がきれい

弁当大岩から大万木山・・遠いなあ。

鯛ノ巣山を振り返る。




12時50分に山頂へ戻り下山道(大滝経由)とある登山道を下りていく。

もう一度展望を楽しんで下山する。


途中にベンチがあり笹が切り払われていてここからも猿政山が良く見える。



とてもいい雰囲気の尾根道

オオカメノキ







13時13分に尾根を離れて谷へと下りていく。

ルイヨウボタン群生地とある。下調べしていないのでどんな花かわからず(まだ花期には早かった様子)。







時々植林がでてくるものの苔むした急峻な谷は独特の雰囲気を作っている。






見覚えのある岩に根を張る大木が見えてきた。苔むすような湿度の高い状態だからできたのだろう。

滝がいくつもでてくる。








チゴユリが咲いている。

左に大きな細長い滝が見えてきた。落差は結構大きい。これが大滝だった(14時)。

ホウチャクソウかな


チャルメルソウ

大滝

再び登山道へ戻り下りていく。

3分ほどで細い林道になった。

アミガサダケ?


14時10分に登山口に着いた。登りに使った登山道から山頂でお会いした二人組が下りてくるところだった。

14時23分に駐車場へ戻ってきた。はるばる島根までやってきた甲斐があった。ちょうど二人の方が下りてきていい山ですねえと言葉を交わす。

6月にかけていろんな花々がみられそう。高野インターから松江道に乗って16時半過ぎに自宅へ帰った。




キケマン



エンレイソウ





ネコノメソウ




ツクバネソウ


こうもり岩周辺の岩場




ミヤマカタバミはたくさん咲いていた。








山頂にて

山頂より伯耆大山



伯耆大山アップ

船通山

山頂は北~北東の展望がいい。


毛無山













オオカメノキ






キケマン

下山道の険しい谷




イカリソウ


チゴユリ


ホウチャクソウ(だろう)


帰りに鯛ノ巣山

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