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令和元年(2019)  6月20日 車 単独・・・広島県側の俵原林道登山口より・オオヤマレンゲ・ササユリとアナグマさん

猿政山1267.7m 中国地方 広島県/島根県

天気:晴れ

登り (広島)県道110号駐車場(10:40)→俵原林道入口(11:05)→俵原林道登山口(12:10)→尾根取り付き(12:45)→山頂(13:40)

下り  山頂(14:10)→尾根取り付き(14:42)→俵原林道登山口(15:00)→俵原林道入口(15:38)→(広島)県道110号駐車場(15:45)

行き 国道375号→尾道道(三良坂インター~)→松江道(~高野インター)→県道39号→国道432号→県道110号→県道110号駐車場

帰り 県道110号駐車場→県道110号→国道432号→県道39号→松江道(高野インター~)→尾道道(~三良坂インター)→国道375号
風邪をこじらせてなおっていないけれども平日休みで梅雨前の晴れ予報なのでじっとはしてられない。SNSで拝見した小五郎山~吉和冠山縦走レポートを参考に小五郎山→右谷山を行けるところまで登ってみようと準備万端で目覚ましを3時にセットした。ところがどっこい起きたら7時であった・・・いつものことだけれども。まだ体調が良くないので前夜車中泊をやめたけれども用事があったとはいえ11時過ぎまで起きてたら3時は起きれないよなあ。

ヤマレコ・ヤマップのレポートをいろいろみてまだ登ったことのない猿政山に広島県側の登山口である俵原林道登山口から登ることにした。オオヤマレンゲで週末は人が多そうだけれども平日ならゆっくりと花々を眺めることができるかも。

8時10分に東広島を出発して国道375号を北上し三良坂インターで尾道道~松江道へ。大万木山や猿政山などは高速代がかからないのもいい。高野インターで下りて県道39号から国道432号へ。左折して進むと入山禁止の看板が。あれれ?とカーナビを見ると一つ手前で曲がっていたことがわかって国道へ戻り県道110号・大型車通行困難との道標に従い左折する。1kmほど進むと一車線になった。待避所はあるものの前から車が来たらだいぶんバックしないといけない。県道に入って5km弱進んだところで橋を渡ると左に広めの駐車場がある。一台車が停まっている。林道分岐までもうすぐなのでここに停めることにした。

下りて準備をしていると木材を満載したトラックが下りてきた。またしばらくすると上がってきた。頻繁に行き来しているようだ。準備を済ませて10時40分に出発した。ミヤマヨメナ・ムラサキツメクサ・ミヤコグサなどが咲いている。ミズタビラコにウツギととても賑やかだ。ナガバモミジイチゴが鈴なりに。

100mほど歩くとカーブミラーがでてきた。平成2年度 広島県とある。右側には「この林道の沿線は民有地です。許可なく民有地へ立ち入ったり草木を採取すると法律により罰せられます 高野町」との看板がある。県道110号の向こうには「林内作業中」との看板が立ってある。この近くで伐採作業をしているのだろう。

ここから左の俵原林道へと入る。俵原林道登山口まで2.5~3kmほど。俵原林道は未舗装だ。コナスビの群生があり写真をとるが小さくてうまく撮れない。ウツギはマクロでなくてもよいので楽に撮れるけどきれいに撮るのは難しいなあ。どこにでも咲いているけどヒメジョオンがあちこちに咲いている。赤みを持った花もあり改めて見てみるとかわいらしい。

俵原林道を7,8分歩いたところで園芸種のようなカラフルな花が咲いている(あとでSNSで確認するとムシトリナデシコという江戸時代に渡来した花のようだ)。その先の左手に祠がある。軽自動車が一台停まっている。登っておられるのかな。黄色い花のカタバミ・ツルアジサイが咲いている。コアジサイはあちこちに。

11時22分.前から地面を嗅ぎながらこちらへアナグマがやってきた。こちらには気づいていない。写真を撮っているとこちらを向いて驚いてフリーズしたあと山へ入っていった。ミヤコグサが咲いている。これはホームゲレンデの鷹ノ巣山にも咲いていて変わった花だなあと思った記憶がある。ニガナの群落やミヤマヨメナの群落がある。右手に沢があって音が聞こえる。猿政山は急峻な山なので沢登りできる沢がありそうな感じがする。

11時55分.崩落したところにやってきた。ただ土砂を避けて車が通った跡がある。男性が一眼を手に写真を撮っておられる。ここで初めて人に会った。見るとササユリだった。とてもきれいな大きい花だ。撮られた後に私も撮る。子供の株もあるとのこと。たくさん増えたらいいなあと思う。

12時10分に猿政山登山口との看板がでてきた。〇〇注意との看板があるが〇〇が消えている。おそらくクマだろう。林道を30分歩いてようやく登山口に着いた。ここでちょっと水分補給、気温はそれほどではなさそうだけれど天気がいいので暑い暑い。

林道斜面にコンクリを吹き付けたところの上を登っていく。振り返ると吾妻山や比婆山が見えている。よくあちら側から見ているけれども今日はこっちから見ている。吾妻山はお隣さんで近い。ブナの森へすぐに入る。サンカヨウの群落がある。この時期なので花はなくて実がなっている。オオナルコユリがあちこちにある。うつぎも、コアジサイも。いろんな花々が咲いている。ただ暑さと急登で余裕がない。

12時45分に尾根上にでてきた。まっすぐ尾根を上がっていく。尾根にでて15分ほど歩くと左に岩壁がでてきた。尾根も痩せてきた。ほかの山からみるかっこいい山容だけあって険しい。ロープ場がでてきた。雨が降ったりしたときにとても助かりそうだ。ここを登りきると山頂かなあと思えどまだ先のようだ。左が笹原になったところがあり視界が開けるが霞がひどくてあまり見えない。

13時半に笹の下地にブナが点在する好みの景色に。いい感じ。そのすぐ先に分岐がでてきた。右に下りると島根県側・上安井・林道内尾谷線鎖止1.5kmとある。登ってきたところは広島県側・上湯川・林道毛無俵原線 林道1.5km 県道4kmとある。山頂まで240mとのこと。もうすぐだ。この手前に遭難された方の情報提供を求める看板が設置してある。

13時40分にひょこっと山頂にでてきた。誰もいない。車を停めたところにもう一台停まっていたので誰かいるかなあと思っていたけどいなかった。山仕事の人のだろうか。風があり日影は涼しい。というか寒い。そういえばオオヤマレンゲを見なかったなあとザックを置いて先へ続く登山道を進むと咲いていた。まだつぼみもある。オオヤマレンゲは久しぶりだ。恐羅漢山で見たっきりかな(よく覚えていない)。山頂に戻ってファミマでかったおにぎりとプリンを食べるが・・プリンのスプーンを入れてくれておらずやむなく代用の箸で書き込むようにして食べる。

14時10分に下山を開始し登ってきた道を下りていく。よく見ると左側にオオヤマレンゲの木があった。まだつぼみだ。船通山がうっすらと見えている。比婆山や吾妻山が良く見える。

14時42分に尾根を離れて下りていく。下山ではゆっくりとブナの森を満喫できる。朝日ビールの杭がでてくると右に林道斜面の上にでてきた。

15時に登山口へ戻ってきた。あとは林道を下りて車まで戻っていくだけ。ササユリの写真を撮ったりミヤマヨメナの群落を楽しんだりしながら下りていく。下山では熊鈴を終始鳴らしている。ナガバモミジイチゴが鈴なり・・おいしい。

15時38分に県道110号へでてきた。15時45分に車を置いた駐車場まで下りてきた。林道歩きは長いけれどもさすが中国山地の名峰だけあって険しい山歩きを楽しめた。もう木材の運搬は終わったのかトラックには幸い遭わず国道へでることができた。

地図 出典 国土地理院

備考 平日だったこともあり木材搬出のトラックが県道110号を行き来していました(県道110号は狭くて普通車はすれ違い困難)が、待避所はあります。俵原林道は普通車ではそこを擦りそう。

garminconnect

装備 

靴 シリオ P.F.630

ザック バーサライトパック40

その他 ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t)



県道110号に入って5km弱進んだところで橋を渡ると左に広めの駐車場がある。

林道分岐までもうすぐなのでここに停めることにした。10時40分に出発した。

ミヤマヨメナ

コアジサイ


アザミ


少し古くなったミズタビラコ

ムラサキツメクサ

ニガナ

ニガナとミヤマヨメナの群落

左に入ってみると

ぬかるみに大きな足跡

俵原川

前方にカーブミラーが見えてきた。


まっすぐ先には林内作業中との看板がある。

カーブミラーのところで左へ俵原林道に入っていく。

すぐに未舗装林道となる。

コナスビ

ウツギ

ヒメジョオン

登ったことがないのでどこまで歩かないといけないのかなあ


左に祠があった。

軽自動車が停まっている。登山者だろう。

カタバミ

ヤマアジサイかな

11時22分.前から地面を嗅ぎながらこちらへアナグマがやってきた。こちらには気づいていない。

こちらを向いて驚いてフリーズしたあと山へ入っていった。

キケマン

再びコナスビ

ガードレールがゆがんでいる雪崩でなのか?

ツルアジサイ

ミヤコグサが咲いている。これはホームゲレンデの鷹ノ巣山にも咲いていて変わった花だなあと思った記憶がある。


ニガナの群落

このあたりはコアジサイがまだ咲いている。


ミヤマヨメナの群落

右に沢があって音を立てている。

11時55分.崩落したところにやってきた。




男性が一眼を手に写真を撮っておられる。ここで初めて人に会った。見るとササユリだった。とてもきれいな大きい花だ。


なんとかショウマ・・・


12時10分に猿政山登山口との看板がでてきた。

林道を30分歩いてようやく登山口に着いた。

〇〇注意との看板があるが〇〇が消えている。おそらくクマだろう。


林道斜面にコンクリを吹き付けたところの上を登っていく。


黒石山

メジャーではないけれどもかっこいい。


比婆山が見えている。

南の方が見えているが霞がひどい。

こけて左に落ちたら大変。

ヤマシグレ

ブナ林へ。

なんだろう?

道はとても明瞭。



サンカヨウの実


オオナルコユリ



12時45分に尾根上にでてきた。まっすぐ尾根を上がっていく。





尾根にでて15分ほど歩くと左に岩壁でてきた。

ロープ場がでてきた。雨が降ったりしたときにとても助かりそうだ。



尾根が痩せてきた。


どこなんだろう建物が見えている。


笹の下地にブナ林

良い雰囲気


険しい山容の山だけあって岩が多い。




ギンリョウソウ



クルマバソウ


分岐がでてきた。右に下りると島根県側・上安井・林道内尾谷線鎖止1.5kmとある。

島根県側へ降りる入口はブッシュで覆われている。


山頂を目指す。


前が明るくなってきた。

13時40分にひょこっと山頂にでてきた。誰もいない。車を停めたところにもう一台停まっていたので誰かいるかなあと思っていたけどいなかった。

そういえばオオヤマレンゲを見なかったなあとザックを置いて先へ続く登山道を進むと咲いていた。オオヤマレンゲは久しぶりだ。恐羅漢山で見たっきりかな(よく覚えていない)。

まだつぼみもある。



船通山がうっすらと見えている。


14時10分に下山を開始し登ってきた道を下りていく。

登ってきた登山道脇にもオオヤマレンゲのつぼみがあった。









お隣さんの吾妻山が良く見える。









この杭がでてくると登山口は近い。

林道上にでてきた。

こけないように。


15時に登山口へ戻ってきた。

あとは林道を下りて車まで戻っていくだけ。

ササユリの写真を撮ったりミヤマヨメナの群落を楽しんだりしながら下りていく。

下山では熊鈴を終始鳴らしている。


ナガバモミジイチゴが鈴なり・・おいしい。

15時38分に県道110号へでてきた。


15時45分に車を置いた駐車場まで下りてきた。

林道歩きは長いけれどもさすが中国山地の名峰だけあって険しい山歩きを楽しめた。

少し古くなったミズタビラコ

ミヤマヨメナをバックにニガナ


コナスビ

ウツギ

まだ私に気づいていないアナグマさん

ふと前を向いて気づいてびっくりして山へ入っていった。


俵原林道登山口



サンカヨウの実


ロープ場があったりと険しい道も。



少しやせた尾根が続く。




オオヤマレンゲ

船通山



吾妻山が良く見える。



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