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令和元年(2019)  9月14日 車 単独

広見山1187m 中国地方 広島県・・・恐羅漢山から広見山~向半四郎山縦走

天気:曇りのち一時雨

登り 恐羅漢登山口(6:37)→立山分岐(7:34)→恐羅漢山山頂(7:40)→旧恐羅漢山山頂(8:05)→ジョシのキビレ(9:32)→広見山・ジョシのキビレ分岐(9:56)→広見山(10:48)

下り  広見山(10:48)→半四朗山(11:37)→向半四郎山(11:58)→半四郎山登山口(12:43)→ハゲノ林道分岐(三本栃標識あり)(14:00)→ハゲノ林道終点(14:00)→三本栃(14:24)→カマのキビレ(15:08)→旧恐羅漢山山頂(15:35)→恐羅漢山山頂(16:05)→立山分岐(16:10)→(立山コース)→恐羅漢登山口(16:50)

アクセス 山陽道→中国道(戸河内)→国道191号→(深入山のふもと)→恐羅漢山登山口駐車場
これからだんだん日暮れが早くなってくるので初めてのコース・長距離コースは慎重にならざるを得ない。日の出が6時前で日の入りが6時半前のこの時期ならまだチャレンジしてもよさそう。前夜発で二軒小屋駐車場で車中泊をして以前からずーっと歩いてみたかった恐羅漢山から広見山~半四郎山縦走をやってみることにした。

前日夜に東広島を出発して中国道戸河内インターで下りて恐羅漢山・十方山のふもとの二軒小屋へ。夜中なので内黒峠経由で向かおうかとも考えたけれども対向車が来たら大変なのでやめて深入山のふもとを経由して向かった。週末だけれどほかに車はおらず。

6時に起きて朝食を摂って恐羅漢山エコロジー前の駐車場へ。一台車が停まっているけれど誰もいない。縦走か泊りかな。

6時37分に出発してスキー場のふちを通って恐羅漢山の山頂へ登る立山コースで登ることにした。熊鈴と念のためのクマスプレーを持参する。登山道脇にミゾソバの群落がある。歩いてすぐのところに「カヤバタゲレンデ→」の道標の下に「恐羅漢山」の道標がありその道標通り左へスキー場の右側を登っていく。今年もだいぶんマムシとご対面したのでストックで探りながら歩く。昨日の予報では晴れだったのに予報が変わって曇りで降水確率30%で曇り空。

リストの上まで上がってくるとどんよりした曇り空と山並みの間が明るくなっている。深入山の中腹に雲が流れている。十方山山系の向こう側は雲海になっている。ポシェットにつけた温度計は20度を指している。

7時15分樹林帯に入った。いつもくだりに使っていてきついなあとばかり思っていたコースだけれど登りに使うと案外よさそう。7時34分立山分岐に着いた。7時38分台所分かれに着いた。岩にしがみついたような木を左に見送りすぐに山頂に着いた。7時40分、まだ朝早いので誰もいない。天狗石岳~阿佐山が雲海の上に見えている。東の方は雲海になっている。

写真を撮って旧恐羅漢山へと向かう。鞍部の湿地帯はぬかるみがひどくて気を付けないと泥んこになってしまう。

8時05分旧恐羅漢山の山頂に着いた。岩にロープがかかっていて途中まで登って反対側を見てみるが雲海はない(カシミールで後日確認すると、これから向かう広見山~向半四郎・向半四郎の向こうに十種ケ峰が、広見山の右手に須佐高山が見えている)。

8時20分に広見谷林道と道標にある方向へと下りていく。山頂周囲の大岩の間を下っていく。ジョシのキビレから谷へと下りていくところが好きだけれどこのあたりもいい感じのブナの森が続く。ただたまに植林がでてくる。8時43分にカマのキビレに着いた。左の谷に杉の枝にリボンが結んである。帰りはここから登ってきて旧恐羅漢山に戻る予定だ。ここからみると問題なさそうにみえるがどうかな。カマのキビレからジョシのキビレへと尾根上を歩いていく。よく整備されている。

ギンリョウソウモドキが道の真ん中に咲いている。尾根上の鞍部から1090mピークへと登り返していく。ピークから下っていくと右手に大きなブナの木がある。そこから2,3分でジョシのキビレに着いた(9:32)。ジョシのキビレからジョシ谷方面を見ると整備されている(広島山稜会のブログによるとジョシ谷~台所原へのルートを整備した旨の記録が前日にアップされていた)。偵察に行ってみたいが今日は長距離なのでやめておく。

広見山・ジョシのキビレ分岐を目指して左の谷へと下りていく。笹に覆われて見えにくいが踏み跡がある。踏み跡は谷を斜めに恐羅漢側にななめに下っている。最初はこれがほんとに下りる道なのかなあとも思ったけれどもこれのようだ。下向きのV字にGPSの軌跡はなっている。100mほど斜めに下った後は谷を下に向けて下っていく。時々リボンがある。植林帯でかつ笹がなくなった分、踏み跡は比較的わかりやすいがどこを歩いてもよさそうな感じ。少し斜度の立った支尾根の間に幅の広い谷があるような感じだ。リボンを探しながら下りていく。

9時56分リボンがたくさん巻いてあるところに出てきた。沢を渡ると明瞭な登山道がでてきた。ここが広見山・ジョシのキビレ分岐だ。ここまで人に一度もあっていない。とても静かな山深い感じがする。沢沿いの登山道を下ると広見林道(広見谷林道)に向かう。広見山は上流側に続く道を歩いていく。苔むした倒木がある。沢沿いの道を歩いていく。10時04分、沢の縁が石垣のようになっているところがある。左上に廃林道がある様子。山深いけれども植林されている。

10時14分ころから谷沿いを離れていく。尾根を一本調子に登っていくようになる。ぐんぐんと登っていく。タマゴダケがある。10時半頃には自然林帯になった。ただ細い樹木が多い。10時40分、傾斜がなくなってきた。とても良く整備されている。10時05分笹原の道になった。なだらかな山容の旧恐羅漢山とその左に少し雲がかかった恐羅漢山が見えている。10時48分、広見山に着いた。広く笹が刈られている。少し休憩する。カワラナデシコ・アキノキリンソウなどが咲いている。マムシがいたけれども逃げていった。

20分ほど歩くと樹林帯に入った。今までより少し太いブナが多いような。よく整備してくださっていて歩きやすい。11時半、大きな杉の木がある。伐採を逃れた木なのかな。11時37分、半四郎山に着いた。ここも広く刈ってくれている。北に歩いてきた広見山が見えている。北西にごつごつした山が見えている(春日山のようだ)。ポシェットの温度計は27度を指しているけれども気温はもう少し低いのでは。旧恐羅漢山の山の右すその向こうに大きななだらかな山が見えている(あとで確認すると十方山だった)。

少し休んでさらに進む。先にジグザグの道が見えている。これが最後の山である向半四郎山だ。写真で見たことがある。11時58分、向半四郎山に着いた。これで登りたかった広見山~半四郎山~向半四郎山を縦走することができた。三輪、マツムシソウが咲いている。南に吉和冠山が良く見えている。その右には安蔵寺山が見えている。松の木が点在する草原を下りていくとやがて植林帯になった。急な斜面につけられた道を下りていく。左に大きめの滝がある。12時40分には生活道だったのだなあと思わせるような雰囲気の道になる。12時43分、半四郎登山口に着いた。林道が走っている。少し右へ下りてみるが時間が心配なので左へ、上流側へと歩いていく。キンミズヒキやゲンノショウコが咲いている。

12時50分、右手に少し古い建物が見えてきた。石碑があり奥之本家屋敷跡とある。その先に林道広見線と看板がある。広見川沿いに林道を歩くがこれが長い。ただ川はとてもきれいで泳ぐと気持ちがよさそう。魚が泳いでいるのが良く見える。13時に橋を渡る。

13時07分、右にリボンがある(後で調べると横川越に向かうポイントのようだ)。林道に泥がたまっていて動物の足跡が残されている。なんの足跡なんだろう。狸かな?鹿かな?。

13時26分に橋を渡る。3分ほどで再び橋を渡り右に広見川を見ながら歩いていく。13時40分、左手に大きいな滝がある。46分にまた橋を渡る。橋が多いような。すると天然記念物広見の三本栃との道標がでてきた。意外にも林道が続いていた。ハゲノ林道。14時林道終点に着いた。沢を渡渉する木橋が倒壊しているので渡渉する。増水すると危ないだろう。植林帯の中の踏み跡を歩いていくと14時06分に渡渉箇所がでてきた。リボンがある。ここを越えてまっすぐ進むと道がなくなった。三本栃への道だからこんな藪なわけがなく渡渉箇所まで戻ると沢沿いにしっかりと道がついていた。マムシがいた・・写真を撮ろうとしたらまたも逃げられた。巨木の切株がある。ぽつぽつとリボンがあり見落とさないように歩いていく。

倒木同士が倒れてバッテンのようになっている。そこからすぐのところに三本栃がでてきた。確かに三本あるが一本折れている。植林帯が続くけれどそれがゆえに歩きやすく次のリボンを見つけやすい。14時52分、伐採作業に使ったであろう滑車?の道具がぶら下がっている。この先左の尾根が少し険しくなってきた。15時前になると笹の下地になったが登山道は笹が刈られていて歩きやすい。山腹の右側を歩くようになった。15時08分カマのキビレに着いた。やれやれ。もう安心。初めてのコースでロングなのは神経を使う。もう安心だけれど旧恐羅漢山へ登り返すがこれがきつい。

15時35分、旧恐羅漢山山頂に着いた。水越峠へ降りようかとも考えたが素直に恐羅漢山から立山コースで下りることにした。恐羅漢山山頂手前でマムシがいてすごく威嚇してきた。尻尾をぶるぶるふるわせて音を立ててている。無視して歩く。16時05分恐羅漢山山頂に着いた。雲行きが怪しく少しパラパラ雨が降ってきた。ハイドレーションのポカリが空になったので予備のペットボトルを飲む。持ってきて良かった。

16時10分立山コース分岐に着いた。右へ下りていく。本降りになってきたのでとりあえずヤッケを着てザックカバーをかけたがすぐにやんだ。16時50分、ようやく駐車場まで戻ってきた。なんとか17時までには下りることができた。念願の広見山~向半四郎山を歩くことができて大満足だ。

地図 出典 国土地理院

備考 二軒小屋駐車場で車中泊して早朝に出発しました。「ジョシのキビレ~広見山・ジョシのキビレ分岐」「三本栃~カマのキビレ」が少し不明瞭でした(踏み跡・リボンはあります)。
「半四郎山」「向半四郎山」の郎は朗なのか?なあ。

garminconnect

装備 

靴 シリオ P.F.630

ザック バーサライトパック40

その他 ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t)



二軒小屋駐車場で車中泊をして恐羅漢山から広見山~半四郎山縦走をやってみることにした。

恐羅漢山登山口を6時37分に出発した。

スキー場のふちを通って恐羅漢山の山頂へ登る立山コースで登る。

ミゾソバの群落

歩いてすぐのところに「カヤバタゲレンデ→」の道標の下に「恐羅漢山」の道標がありその道標通り左へスキー場の右側を登っていく。

今年もだいぶんマムシとご対面したのでストックで探りながら歩く。

昨日の予報では晴れだったのに予報が変わって曇りで降水確率30%で曇り空。


十方山山系の向こうがまるで海のような雲海になっている。

リフトの上まで上がってきた。

不要

深入山の中腹に雲が流れている。

十方山山系の向こう側は雲海になっている。ポシェットにつけた温度計は20度を指している。

7時15分樹林帯に入った。いつもくだりに使っていてきついなあとばかり思っていたコースだけれど登りに使うと案外よさそう。

岩にしがみついたような木を左に見送り

恐羅漢山山頂に着いた。7時40分、まだ朝早いので誰もいない。

東の方は雲海になっている。

天狗石岳~阿佐山が雲海の上に見えている。

写真を撮って旧恐羅漢山へと向かう。

8時05分旧恐羅漢山の山頂に着いた。

岩にロープがかかっていて途中まで登って反対側を見てみるが雲海はなかった。

8時20分に広見谷林道と道標にある方向へと下りていく。山頂周囲の大岩の間を下っていく。

8時43分にカマのキビレに着いた。

左の谷に杉の枝にリボンが結んである。帰りはここから登ってきて旧恐羅漢山に戻る予定だ。ここからみると問題なさそうにみえるがどうかな。

カマのキビレからジョシのキビレへと尾根上を歩いていく。よく整備されている。

ギンリョウソウモドキが道の真ん中に咲いている。



ジョシのキビレに着いた(9:32)。

ジョシのキビレからジョシ谷方面を見ると整備されている(広島山稜会のブログによるとジョシ谷~台所原へのルートを整備した旨の記録が前日にアップされていた)。



広見山・ジョシのキビレ分岐を目指して左の谷へと下りていく。笹に覆われて見えにくいが踏み跡がある。踏み跡は谷を斜めに恐羅漢側にななめに下っている。

下向きのV字にGPSの軌跡はなっている。

100mほど斜めに下った後は谷を下に向けて下っていく。時々リボンがある。植林帯でかつ笹がなくなった分、踏み跡は比較的わかりやすいがどこを歩いてもよさそうな感じ。

左の尾根は少し険しい。

斜度はそれほどない。

苔むした倒木

9時56分リボンがたくさん巻いてあるところに出てきた。

沢を渡る。


明瞭な登山道がでてきた。ここが広見山・ジョシのキビレ分岐だ。ここまで人に一度もあっていない。とても静かな山深い感じがする。

沢沿いの道を下ると広見林道(広見谷林道)に向かう。広見山は上流側に続く道を歩いていく。

ミチガ谷沿いに登っていく。


苔むした倒木がある。

10時04分、沢の縁が石垣のようになっているところがある。左上に廃林道がある様子。

10時14分ころから谷沿いを離れていく。尾根を一本調子に登っていくようになる。ぐんぐんと登っていく。



タマゴダケがある。

10時半頃には自然林帯になった。ただ細い樹木が多い。


青空が出てきた。

10時05分笹原の道になった。

なだらかな山容の旧恐羅漢山とその左に少し雲がかかった恐羅漢山が見えている。

10時48分、広見山に着いた。広く笹が刈られている。少し休憩する。

カワラナデシコ

アキノキリンソウ

20分ほど歩くと樹林帯に入った。

今までより少し太いブナが多いような。よく整備してくださっていて歩きやすい。


カワラナデシコ




11時半、大きな杉の木がある。伐採を逃れた木なのかな。

再び笹原の中の登山道になった。

ツルリンドウ


11時37分、半四郎山に着いた。

北に歩いてきた広見山が見えている。

旧恐羅漢山の山の右すその向こうに大きななだらかな山が見えている(あとで確認すると十方山だった)。

北西にごつごつした山が見えている(春日山のようだ)。

半四郎山に着いた。

少し休んでさらに進む。先にジグザグの道が見えている。これが最後の山である向半四郎山だ。



11時58分、向半四郎山に着いた。これで登りたかった広見山~半四郎山~向半四郎山を縦走することができた。

三輪、マツムシソウが咲いている。

南に吉和冠山が良く見えている。

草原帯を進む。

安蔵寺山が見えている。

山深い~。

松の木が点在する草原を下りていく。

やがて樹林帯になった。


すぐに植林帯に。

クマノアナ谷を下りていく。

左に大きめの滝がある。


12時40分には生活道だったのだなあと思わせるような雰囲気の道になる。


12時43分、半四郎登山口に着いた。林道が走っている。

半四郎登山口を振り返ったところ。

上流側へと林道を歩いていく。

キンミズヒキやゲンノショウコが咲いている。


林道をひたすら歩いてく。

12時50分、右手に少し古い建物が見えてきた。


石碑があり奥之本家屋敷跡とある。

その先に林道広見線と看板がある。広見川沿いに林道を歩くがこれが長い。

橋桁

何度か橋を渡る。

川はとてもきれいで泳ぐと気持ちがよさそう。魚が泳いでいるのが良く見える。

このあたりを右に行くと横川越なのだろうが道はあるのかなあ

林道に泥がたまっていて動物の足跡が残されている。なんの足跡なんだろう。狸かな?鹿かな?。

13時26分に橋を渡る。



13時40分、左手に大きいな滝がある。

橋を渡ってすぐに三本栃の道標がでてきた。

三本栃の方向へ。林道が続いている。

しばらく林道歩き。


ハゲノ林道。14時林道終点に着いた。

沢を渡渉する木橋が倒壊しているので渡渉する。増水すると危ないだろう。


植林帯の中の踏み跡を歩いていく。


リボンに従って渡渉してまっすぐ進むと道がなくなったので引き返すと沢沿いに道があった。

沢沿いに右側を登っていく。




ぽつぽつとリボンがあり見落とさないように歩いていく。

巨木の切株がある。

倒木同士が倒れてバッテンのようになっている。

倒木のところからすぐに三本栃がでてきた。確かに三本あるが一本折れている。

植林帯が続くけれどそれがゆえに歩きやすく次のリボンを見つけやすい。

とれてしまっているリボンがあったりする。




14:52、左側の尾根が少し険しい。

14時52分、伐採作業に使ったであろう滑車?の道具がぶら下がっている。

15時前になると笹の下地になったが登山道は笹が刈られていて歩きやすい。



山腹の右側を歩くようになった。

15時08分カマのキビレに着いた。やれやれ。もう安心。初めてのコースでロングなのは神経を使う。

もう安心だけれど旧恐羅漢山へ登り返すがこれがきつい。

15時35分、旧恐羅漢山山頂に着いた。水越峠へ降りようかとも考えたが素直に恐羅漢山から立山コースで下りることにした。恐羅漢山山頂手前でマムシがいてすごく威嚇してきた。尻尾をぶるぶるふるわせて音を立ててている。無視して歩く。

16時05分恐羅漢山山頂に着いた。雲行きが怪しく少しパラパラ雨が降ってきた。ハイドレーションのポカリが空になったので予備のペットボトルを飲む。持ってきて良かった。

16時10分立山コース分岐に着いた。右へ下りていく。本降りになってきたのでとりあえずヤッケを着てザックカバーをかけたがすぐにやんだ。16時50分、ようやく駐車場まで戻ってきた。

なんとか17時までには下りることができた。念願の広見山~向半四郎山を歩くことができて大満足だ。






















































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