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平成30年(2018)  8月14日~8月15日 車 三人(家族で)

剣山(一の森)1955m 四国地方 徳島県

1日目:晴れのち雨(夜:暴風雨) 2日目:雨

登り 見ノ越(12:00)→(リフト)→西島(12:20)→刀掛の松(12:37)→行場(13:06)→一の森(14:20)→一の森ヒュッテ(14:25)

下り  一の森ヒュッテ(10:00)→剣山頂上ヒュッテ(11:11)→刀掛の松(11:30)→西島(11:40)→(リフト)→見ノ越(12:00)

行き 山陽道→瀬戸大橋→高松道→高知道→徳島道(美馬)→国道438号→見ノ越駐車場

帰り 見ノ越駐車場→国道439号→いやしの温泉郷(泊)
夏休みの家族旅行(燕岳&中房温泉)が学校の都合で中止になってしまったのでお盆の連休で剣山&いやしの温泉郷へ二泊三日で行くことになった。

ずっと晴れ予報だったのに台風15号が発生したおかげで大気が不安定。だからできるだけ早く一の森ヒュッテに着きたい。14日朝早く起きて7時過ぎに自宅を出発して山陽道で瀬戸大橋を渡って高松道→川之江JCT→徳島道へ。吉野川SAで食料品を調達して美馬インターで下りた。そして今回の山行で一番の難関である狭い狭い国道438号を剣山登山口を目指して進む。待避所はあるものの対向車にはあまり遇いたくない。県道260号との分岐をすぎるとつづら折りに。剣山スキー場を過ぎると少しマシになるけど相変わらず狭い。やっとこせ見の越に着いた。でも案の定、駐車場は車でいっぱいだ。民宿まつうらの右手からちょっと下りると(奥祖谷・かずらばし7km道標あり)立体駐車場があるけどこちらも満車。誘導係に下の駐車場を行くよう指示され行ってみるけどえらく遠い。明日天気が良ければ別にいいんだけど。ところが再び上の立体駐車場に戻ってきたら車が2台続いて出て行った。ラッキー。準備を済ませて出発した。

剣山自然情報センター手前にトイレがある。リフト券往復を購入して係員の指示通りザックを抱っこして12時リフトに乗って西島駅へ。準備を済ませて12時20分に駅の東側から尾根を登っていく。つるぎさんてくてくマップというイラスト地図がある。西には10数年前に登った三嶺が見えている。笹原のとてもきれいな山だ。予報では曇りのち一時雨だったけどとても天気が良い。12時37分に刀掛の松に着いた。多くの人たちが休んでいる。

一の森へ1990m・行場へ380mとの道標の示す方向へ進む。こちらへ入ると人が少なくて数組にあっただけ。キレンゲショウマの説明があり天然記念物群生地に指定されたのは平成12年1月1日とある。ユキノシタ科とある(今はアジサイ科に変わっている?)。草原状の山腹を歩いていく。シコクフウロ(伊予フウロ)がたくさん咲いている。すぐに樹林帯へ入る。トリカブトがちらほら咲いている。子供は興味深げにママの説明を聞いている。カニコオモリの群落がみられる。キツリフネソウ・タカネオトギリ等が咲いている。行場が近づいてきたのかだんだん険しくなってきた。岩の沢が時々でてくる。黄色いリンドウの花のような恰好をしたミゾホオズキが時々見られる。

12時50分につるの舞への分岐だ。今回はよらずにそのまま進む。左側は鹿の食害を防ぐネットがずーっとしてある。ウツボグサ・コゴメグサ・オタカラコウなどが咲いている。ガレ場を下っていくと行場に着いた。小屋がある。刀掛の松500mとある。ここは両剣神社かな。少し休んで一の森の方向へ進む。

北の方の視界が開ける。淡路島の向こう側に大きな入道雲がある。テンニンソウの群落がある。不動の岩屋の分岐が出てきた。鎖が見えている。一の森の方へ進むとキレンゲショウマの群落がでてきた。シカの食害を防ぐためにネットがしてある。ただ時期は終わりかけで実になっているものが多かった。アキノチョウジ・キツネノボタンが咲いている。

赤い橋が沢にかかっている。その手前にモミジガサが咲いている。橋のかかった沢には滝がある。穴吹川源流の谷との石碑がある。そこから5分ほど歩くと一の森ヒュッテのカラフルな道標がでてきた。これは見覚えがある。

オオヤマレンゲの自生地を過ぎるとカニコウモリの群落がでてきた。このあたりは森の中が続く。この先はガレ場を通過する。普通に歩けば問題ないけれどもこけたら大変。12時07分になると草原帯へでてきた。右上は笹の稜線だ。

14時10分に稜線へとでてきた。殉難の碑のところだ。二人連れがおられて話をする。一の森ヒュッテに泊られるそうだ。山頂を左へ迂回する道と直登するルートがあるが直登するルートへ。背後には次郎岌が見えている。かっこいい。

14時20分に山頂に着いた。とても天気が良くて見晴らしがいい。ちなみに三角点は稜線沿いの東側にある。ここから青い屋根が見えている。一の森ヒュッテだ。14時25分にヒュッテに着いた。登山道にネットが張ってあり中にはシコクフウロの群落、キレンゲショウマが咲いている。ソバナの群落もある。あとで管理人さんに聴いたところによるとネットがないと一夜でネットで守られている花々はなくなってしまうとのこと。玄関に人形がある。人形をみて子供は四年前に泊ったことを思い出した様子。小屋の前のベンチで少し景色を楽しんで泊りの申し込みをする。これから天気が急速に崩れてきて嵐になるとのこと。信じられないような良い天気だけど確かに雲が低くなってきている。テント泊の方々が6張おられたようだけれどみんな中止された様子。さきほどの二人連れの方も急遽泊りをやめて下りて行かれた。泊りは結局僕ら三人だけになった。

ベンチのところでおやつを食べたりしてのんびり過ごす。一の森山頂へ行ってみると次郎岌に雲がかかってきて見えなくなってしまった。瀬戸内海はまだ見えている。そのあと食堂で読書をしたり管理人さんからいろいろと話を伺ったりする。18時に夕食を頂いた。雨が降って風が強い。奇跡が起きて日の入りが見れるかなあとも思ったけどやっぱり無理。就寝した。

夜中は雨はそれほどではなかったけどものすごい風だった。こんな天気なのでご来光もみられず。朝食を頂く。しばらく雨風が収まるのを待つがあまり変わらなさそうなので10時すぎに出発した。10時25分に出発して稜線沿いに頂上小屋経由でリフト場へ。物資輸送用のケーブルの横を通って稜線の笹原を進む。殉難の碑から左へ進みやがて森の中へ。再び下っていく。笹原でここは風の通り道なのか風が強い。前方を鹿が走って行った。登り返して再び稜線を下っていく。再び登り返す。ここの先が剣山山頂の様子。アキノキリンソウが咲いている。11時10分に頂上の小屋が見えてきた。中には登山客が数名見える。休まずそのまま下りていく。刀かけの松を経てリフトへ800mとある。遊歩道なのでとても歩きやすい。

11時半に刀掛の松へ降りてきた。そこから10分で西島駅に着いた。リフトに乗って見の越へ。下は雨風は大したことはないかなあと思っていたけど本格的な雨模様で風もある。駐車場はガラガラ。でもこんな天気でもポンチョを着てリフトで上がっていく人たちがいた。平家の宿でそばを食べて買い物をしたりと時間をつぶしていやしの温泉郷へ。こちらの道もとても狭い。温泉郷あたりは大雨。チェックインして温泉で汗を流して夕食を食べて翌日瀬戸大橋経由で自宅へ帰った。充実した山&温泉を楽しむことができた。前回は一の森ヒュッテから雄大なご来光・雲海・ブロッケンをみることができた。今回は普段と変わらぬ夏山があっという間に嵐の山へ変わるさまを体験することができた。また季節を変えて泊まってみたい。

備考 お盆の連休中とあって見ノ越駐車場は満車状態でした。国道438号はとても狭いです。国道439号は438と比べるとましだけれども大型車が対向したらたいへんそう。

garminconnect

装備 

靴 モンベルワオナブーツ

ザック バーサライトパック40

その他 ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t)



お盆だけどなんとかリフト近くの立体駐車場に車をとめることができた。剣山自然情報センター手前にトイレがある

12時リフトに乗って西島駅へ

12時20分にリフトを下りて西島駅の東側から尾根を登っていく。つるぎさんてくてくマップというイラスト地図がある

リフト場(西島駅)と三嶺

10数年前に登った三嶺

刀掛の松を目指して尾根を登っていく

タカネオトギリ

トゲアザミ?

徳島市街方面

早雲山方面

遊歩道のような尾根道が続く。予報では曇りのち一時雨だったけどとても天気が良い

山頂あたりが見えている

12時37分に刀掛の松に着いた。多くの人たちが休んでいる。

刀掛の松

一の森へ1990m・行場へ380mの道標の示す方向へ進む

こちらへ入るとほんと、人が少なくて数組にあっただけ

シコクフウロ(伊予フウロ)


トリカブトがちらほら咲いている。子供は興味深げにママの説明を聞いている


キツリフネソウ


行場が近づいてきたのかだんだん険しくなってきた

これもシコクフウロ?

快晴

黄色いリンドウの花のような恰好をしたミゾホオズキが時々見られる

12時50分につるの舞への分岐だ。今回はよらずにそのまま進む

鹿の食害を防ぐネットがずーっとしてある


ウツボグサ


ソバナ


不動の岩場分岐

ガレ場を下っていく

時々キレンゲショウマの群落がある

オタカラコウ

キレンゲショウマはもう終わりかけ




行場に着いた

小屋がある。刀掛の松500mとある。ここは両剣神社かな

キツネノボタン?



北の方の視界が開ける。淡路島の向こう側に大きな入道雲がある




赤い橋が沢にかかっている

穴吹川源流の谷との石碑がある

穴吹川源流を見上げたところ

一の森ヒュッテのカラフルな道標がでてきた。これは見覚えがある


道標はたくさんある


オオヤマレンゲの自生地、もちろんこの時期咲いてはいない。


森の雰囲気がとてもいい


カニコオモリの群落の中を歩く

このあたりは森の中を歩く

小さな丸木橋がでてきた

笹原が多くなってきた


稜線はすぐ上に。もうすぐ稜線かな

14時10分に稜線へとでてきた。殉難の碑のところだ

稜線へでたところに地図がある

二人連れがおられて話をする。一の森ヒュッテに泊られるそうだ。山頂を左へ迂回する道と直登するルートがあるが直登するルートへ

ニガナ

背後には次郎岌が見えている。かっこいい


14時20分に山頂に着いた。とても天気が良くて見晴らしがいい。ちなみに三角点は稜線沿いの東側にある

ここから青い屋根が見えている。一の森ヒュッテだ

14時25分にヒュッテに着いた

ネットが張ってあり中にはシコクフウロ・キレンゲショウ・ソバナの群落もある。管理人さんによるとネットがないと一夜でなくなってしまうらしい。

一の森三角点あたりより東方面

高城山

小豆島

鳴門海峡大橋

徳島市街地


小屋の前のベンチで少し景色を楽しんで泊りの申し込みをする


だんだん雲が湧いて下りてきた

剣山にも雲がかかり始めた

台風が近づいてきたなあという感じがする

まだかろうじて次郎岌が見えている


すごい入道雲がみている

一の森三角点より東方面

8/15~。さきほどの二人連れの方も急遽泊りをやめて下りて行かれた。泊りは結局僕ら三人だけになった。夜は暴風雨だった。翌朝も雨

部屋

10時すぎに出発した。10時25分に出発して稜線沿いに頂上小屋経由でリフト場へ。物資輸送用のケーブルの横を通って稜線の笹原を進む

殉難の碑から左へ

やがて森の中へ

苔むした岩はスリップしやすいので注意する


再び下っていく。笹原でここは風の通り道なのか風が強い。前方を鹿が走って行った


登り返して再び稜線を下っていく。再び登り返す。ここの先が剣山山頂の様子

アキノキリンソウが咲いている

剣山頂上ヒュッテについた

西島駅を目指して下りていく

刀掛の松

西島駅がみえてきた

リフトに乗って見ノ越へ

12時に見ノ越へ。また季節を変えて泊まってみたい。

西島駅から三嶺1894m

タカネオトギリ

徳島市街地方面



シコクフウロ(伊予フウロ)

トリカブト

ミゾホオズキ


キレンゲショウマ

キレンゲショウマは実になっているものも多い







穴吹川にかかる橋

穴吹川の滝



カニコオモリの群落

カニコオモリの群落の中を歩く

行場から稜線へと続く道

稜線へでたあたりから一の森

次郎岌と剣山


高城山

小豆島

鳴門海峡大橋

家島と男鹿島の間の上あたりが千ケ峰、左の山々は段ケ峰周辺

中央やや左が笠形山


一の森ヒュッテ



小豆島の上、左側の山塊が三室山~氷ノ山、右側の山塊が阿舎利山~藤無山~東山

滝山~那岐山

中央の山塊が須留ケ峰・暁晴山・千町が峰・段ケ峰など

次郎岌はこのあと雲の中へ

剣山にガスがかかり始めた

あちこちに大きな積乱雲がみられる

一の森三角点周辺より東側(槍戸山1824.6m)

一の森三角点より東側


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