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平成30年(2018)  11月01日~11月02日 車 単独・・・初冬の燕岳・雪化粧をした槍穂高連峰・快晴無風

燕岳2763m 日本アルプス・八ヶ岳 長野県

1日目:快晴(夕方から一時ガス) 2日目:快晴

登り 第一駐車場(6:50)→燕岳登山口(7:00)→第一ベンチ(7:50)→第二ベンチ(8:30)→第三ベンチ(9:10)→合戦小屋(10:42)→合戦の頭(11:13)→燕山荘(12:25)

下り  燕山荘(9:35)→合戦の頭(10:18)→合戦小屋(10:30)→第三ベンチ(11:15)→第二ベンチ(11:38)→第一ベンチ(11:56)→燕岳登山口(12:30)→第一駐車場(12:55)

行き 山陽道→名神道→中央道→長野道(~安曇野インター)→県道327号→燕岳登山口第一越駐車場

帰り 燕岳登山口第一越駐車場→しゃくなげ荘バス停駐車場→長野道(安曇野インター~)→/→山陽道
三股から蝶が岳に登って雪の穂高をみようかとも考えたけれども駐車場手前で土砂崩れがあって手前に止めないといけない。駐車スペースが少ないようなので行ったけど止めることができない可能性もあり燕岳に決めた。テントは今の体力だと無理そうなのでやめた。予報では天気は良さそうだけど風がとても強い。

17時過ぎに福山市内を出発して山陽道福山西インターから高速へ。いつも通り安曇野SAで食料品を調達した。広島からだと福山からでも600km以上あって運転が疲れる。安曇野インターで下りて県道310号~県道25号~にて県道327号へ入った。週末なら登山口へ向かう車が数台いるけど一台もいない。その代わり、大きな熊が道路わきにいて逃げていった。あとで聞いたところでは乗り合いバスが親子熊にあったらしい。同じ熊だったのかな。

去年は県道へ入ったところでガードマンに止められて予定を急遽変更したけど今回は平日なので登山者用駐車場の第一駐車場へ。2時前に着いた。去年は満車で県道入口でガードマンに止められたけど10台ほどとまっているだけでガラガラ。冬用シュラフで仮眠した。

翌朝6時に起床すると車が増えているけどまだまだ空きがある。朝食をとってトイレへよって6時50分に出発した。7時に登山口へ。登山届を出す。ここにもトイレがある。燕岳登山口標高1467mとありここから登っていく。トイレの右手から登っていく。

いきなりの急登から始まる。カラマツが多く黄色く紅葉している。朝日が当たり黄金色に光ってとてもきれい。右手奥に東餓鬼岳が見えている。尾根の少し右手を登ってゆきなだらかな道を経て7時30分に尾根に上がった。ふたたび斜度が落ちて7時50分に第一ベンチにでてきた。「水場→」とある。どの辺にあるのだろう。何度か登っているけど行ったことがない。「中房温泉口1.0km 燕山荘4.5kmとある。

ここから再び急登となる。カラマツが減ってきた。左に危険の看板がありロープが張ってある。良く整備された道だけど道を外れたら崖など危ないところが多いのだろう。右奥に有明山2268mが見えてきた。山頂部が平になっている。

8時28分に荷揚げ用のケーブルが出てきた。8時半に第二ベンチに着いた。「燕山荘3.8km 中房温泉1.7km」とある。1842m地点にあるようだ。ここから斜度が落ちる。左手に真っ白なピークが見えている(カシミールで確認すると大天井岳のようだ)。右手に二本のロープがはってある。霜柱で登山道脇が白くなっている。暑くて暑くて仕方がないのでTシャツ姿で登る。

標高1950mまで登ってきたところで大天井岳の稜線が樹間から良く見えるようになってきた。ここまで登山口から2時間だ。この辺りから雪がでてきた。東餓鬼岳のあたりに雲がかかっている。9時10分に第三ベンチに着いた。ここが燕山荘との中間地点で「中房温泉2.7km 燕山荘2.8km」とある。急な登りが続く。背後には黄色く紅葉した山並みが見えている。日影にうっすらと雪が残っている。登山道に花崗岩が露出したところが多くなってきた。

9時半(標高2080m付近)になると階段に凍った残雪があって少々気を遣う。10時前になると登山道にうっすらと雪が積もっていて凍っているところも。ただチェーンスパイクを使うほどではないが。10時25分に2300m地点へ。ここから合戦小屋へあとひと登り。でも花崗岩の岩を登るところがあってそこに凍った雪が乗っかっていて気をつけないとスリップする。夜景の写真撮影でのちにお世話になった夫婦連れが登っておられる。低い雲が湧いてきていて大天井岳にもかかり始めている。前方になだらかなピークが見えている。あの向こうが合戦の頭なのだろう。

ここから5分ほどで合戦小屋に着いた(10:42)。小屋は営業中で軽食をとれるようだ。さきほどの夫婦連れも休んでおられる。笹の下地にダケカンバ(かな)が点在している。見晴らしがよくなり大天井岳が良く見える。静岡から来られた男性と話をする。燕山荘に泊って明日大天井岳経由で一ノ沢へ降りるとのこと。自転車を一ノ沢にデポして帰るそうだ。11時13分に合戦の頭に着いた。

燕山荘~燕岳の稜線が良く見える。雲が湧いてきているので裏銀座は見えないかな。女性が登っていて聞くと大阪から単独でテント泊にて大天井岳~常念へ向かうとのこと。大きなリュックを背負っておられる。きつそう。振り返ると登ってきた尾根が見えるけれどその後ろは雲で真っ白。合戦小屋前のような凍った岩場はなくて注意してあるけばチェーンスパイクはいらなさそう。

12時にロープ場にでてきた。ゆっくり慎重に登っていく。チェーンが張ってあるところもある。小屋がだいぶん大きくなってきた。12時10分にベンチのところまで登ってきた。男性が休んでおられる。雲の向こうに野口五郎岳あたりが見えている。稜線の東側は雲海になっている。上は真っ青な青空。12時20分に大きな黄色いテントが見えてきた。山岳部の学生のテントかな。
日影だからか斜面は白くなっている。

12時25分小屋に着いた。風はそよ風程度でTシャツで少し寒いかなという感じ。雲が湧いてきていたのであきらめていた槍ヶ岳~裏銀座がばっちり見ている。槍ヶ岳は雪化粧をしている。裏銀座も稜線あたりは白くなっている。穂高方面は燕山荘~大天井岳の稜線の東側に沸いた雲で見えてない。静岡からの男性も登ってきて三人で談笑する。立山や頭が少し見える鹿島槍ヶ岳は真っ白だ。燕岳は雪をまとっていない。男性は9月に裏銀座を縦走したとのことで感慨深いだろう。烏帽子岳の左側に雪化粧をし五色ケ原が見えている。写真を撮っていると足元に小鳥がやってきた。怖がる様子がない。あとで調べたらカヤクグリのようだ。小屋で泊りの受付をすませる。下の段で静岡の男性と同じ部屋になった。平日だから泊り客が少なく6人で使うユニットを2人で使うことになるようだ。

小屋でカレーうどん・生ビールを注文。14時になるとテント場近くまで雲が上がってきてブロッケンができている。その後、金沢から来られた男性とも一緒になり談笑する。テント泊の女性の方によるとテント泊でも食事を注文できるとのこと。17時半から夕食を食べた。メインはハンバーグ。ガスが湧いてきて小屋のまわりはまっしろけ。でも日の入りのころにはとれるだろうと話しをしていたけど結局取れず。残念。

部屋で談笑していたらどうもガスがとれたようで外へ出てみる。夜景と星空が素晴らしい。三脚を持ってきて写真を撮ってみる。ただとても寒くて小屋の温度計はマイナス5.7度。静岡からの男性も夜景を撮ろうとされるが設定があわないのかなかなか取れず。登りで会った夫婦連れの方が詳しく丁寧にレクチャーしてもらってばっちり撮れるようになっておられ夜景に星空にと撮っておられた。小屋へ戻って21時前に就寝した。

翌朝は快晴で6時10分にきれいなご来光を拝むことができた。槍ヶ岳が朝日に輝きとても美しい。富士山がとても大きく美しい。

このまま戻ろうかなと話されていた女性は予定通り常念へと向かうとのこと。テントをたたんでおられる。静岡からの男性はチェーンスパイクはあれどアイゼンがないそうで大天井岳への途中にある岩場にけっこう雪がついていそうなので縦走はまた次回にして中房温泉へ降りるとのこと。ならばと燕岳山頂へと登ることにした。

7時20分に小屋前をでて景色を楽しみながら稜線を登っていく。7時47分に頂上へ。頂上に来ると北の方の山並みも見える。剣岳・針ノ木岳が見えている。蓮華岳~爺ケ岳の向こうに白い鹿島槍ヶ岳とさらに遠くに真っ白な白馬岳だろうか山並みが見えている。あちらは結構積もっていそう。今日は奥穂高~前穂が良く見える。7時35分に小屋へ戻ってきた。雲海を眺めがながらコーヒーを頂く。9時半すぎに出発して下りていく。金沢からの男性も一緒に3人で下りていく。白山の観光新道・鳳凰三山は夜叉神峠から登って薬師で泊まって広河原へ降りるコースなど教えてもらう。下山もTシャツ。夏の格好。でもこれでちょうどくらいかな。チェーンスパイクは使わずに下りる。小屋下の岩場もチェーンで確保しながら下りれば問題なかった。

10時18分に合戦の頭に着いた。大天井岳が良く見える。10時半に合戦小屋に着いた。ここでちょっと休憩。10時47分に例の岩場にでてきた。慎重に下りる。10時57分に富士見ベンチに着いた。登りでは見えなかった富士山が良く見える。


11時15分に第三ベンチへ。11時38分に第二ベンチ、11時56分に第一ベンチに着いた。ここから登山口まであと1km。第一ベンチから20分すると左下に温泉の赤い屋根が見えてきた。このあたりは急なので焦ってこけないようにしないといけない。12時半に登山口へと下りてきた。今日はこの時間になっても真っ青な青空だ。三人で記念写真を撮って12時55分に第一駐車場へ。まだ余裕はあるがだいぶん埋まっている。静岡からの男性を車をとめたしゃくなげ荘バス停駐車場へ送り県道308号を経て安曇野スイス村近くのセルフスタンドへ寄って安曇野インターから高速で東広島へと帰った。到着は21時半。広島からだいぶん遠いけれども素晴らしい景色を満喫できて一緒になったみんなとワイワイととても充実した山行だった。

備考 平日なので第一駐車場は深夜着にて余裕あり。小屋も泊り客が少なくてとても快適。ガソリンスタンドはいつものセルフ(安曇野スイス村近くのところ)で給油。6本アイゼンは車に積んでいくも持参せず

garminconnect 2874kcal+1312kcal

装備 

靴 シリオ P.F.630

ザック バーサライトパック40

その他 ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon450)・モンベルチェーンスパイク(使用せず)・防寒具(プラズマ1000ダウンジャケット)・冬用手袋(モンベルoutdry)・ロングスパッツ・ツエルト・携帯トイレ等



朝6時に起床すると車が増えているけどまだまだ空きがある。朝食をとってトイレへよって6時50分に出発した

第一駐車場を振り返ったところ

舗装路を上がっていく。右手にバス停がある

左先に登山口がある。右は登山届を出すところ

7時に登山口へ。燕岳登山口標高1467mとありここから登っていく。トイレの右手から登っていく

ちょっとだけなだらか

すぐに急登となる

カラマツが多く黄色く紅葉している


朝日で黄金色に輝ききれい





右手奥に東餓鬼岳が見えている


尾根の少し右手を登ってゆきなだらかな道を経て7時30分に尾根に上がった

ふたたび斜度が落ちて7時50分に第一ベンチにでてきた

「中房温泉口1.0km 燕山荘4.5kmとある


ここから再び急登となる。カラマツが減ってきた


左に危険の看板がありロープが張ってある。良く整備された道だけど道を外れたら崖など危ないところが多いのだろう





8時28分に荷揚げ用のケーブルが出てきた

何の実なのだろう



8時半に第二ベンチに着いた

「燕山荘3.8km 中房温泉1.7km」とある。1842m地点にあるようだ


なだらかな登り


左手に真っ白なピークが見えている(カシミールで確認すると大天井岳のようだ)


右手に二本のロープがはってある


霜柱で登山道脇が白くなっている

標高1950mまで登ってきたところで大天井岳の稜線が樹間から良く見えるようになってきた。ここまで登山口から2時間だ


この辺りから雪がでてきた。最初は今季初めての雪でうれしかったけど

東餓鬼岳のあたりに雲がかかっている

9時10分に第三ベンチに着いた

ここが燕山荘との中間地点で「中房温泉2.7km 燕山荘2.8km」とある

急な登りが続く

背後には黄色く紅葉した山並みが見えている

日影にうっすらと雪が残っている

登山道に花崗岩が露出したところが多くなってきた

9時半(標高2080m付近)になると階段に凍った残雪があって少々気を遣う

10時前になると登山道にうっすらと雪が積もっていて凍っているところも。ただチェーンスパイクを使うほどではないが


登山道の整備がなされているところのようだ





富士見ベンチ



合戦小屋へあとひと登り

花崗岩の岩を登るところがあってそこに凍った雪が乗っかっていて気をつけないとスリップする


低い雲が湧いてきていて大天井岳にもかかり始めている


前方になだらかなピークが見えている。あの向こうが合戦の頭なのだろう

合戦小屋に着いた


小屋は営業中で軽食をとれるようだ。さきほどの夫婦連れも休んでおられる

笹の下地にダケカンバ(かな)が点在している。見晴らしがよくなり大天井岳が良く見える

静岡から来られた男性と話をする。燕山荘に泊って明日大天井岳経由で一ノ沢へ降りるとのこと




大天井岳の稜線

11時13分に合戦の頭に着いた

燕山荘~燕岳の稜線が良く見える

燕山荘

燕岳山頂

合戦小屋前のような凍った岩場はなくて注意してあるけばチェーンスパイクはいらなさそう



チェーンが張ってあるところもある

小屋がだいぶん大きくなってきた


12時10分にベンチのところまで登ってきた


雲の向こうに野口五郎岳あたりが見えている

稜線の東側は雲海になっている

上は真っ青な青空

振り返ると登ってきた尾根が見えるけれどその後ろは雲で真っ白



12時20分に大きな黄色いテントが見えてきた。山岳部の学生のテントかな

日影だからか斜面は白くなっている

12時25分小屋に着いた。風はそよ風程度でTシャツで少し寒いかなという感じ。槍ヶ岳~裏銀座がばっちり見ている

裏銀座

穂高方面は燕山荘~大天井岳の稜線の東側に沸いた雲で見えてない

槍ヶ岳アップ

大天井岳へと続く稜線


立山

烏帽子岳

五色ケ原と烏帽子岳

剣岳

写真を撮っていると足元に小鳥がやってきた。怖がる様子がない

あとで調べたらカヤクグリのようだ(→イワヒバリかなあ・・)

燕岳

鹿島槍ヶ岳


雲が上がってきた

14時になるとテント場近くまで雲が上がってきてブロッケンができている


鷲羽岳

双六岳


17時半から夕食を食べた。とてもおいしい

部屋で談笑していたらどうもガスがとれたようで外へ出てみる。夜景と星空が素晴らしい

翌朝は快晴で6時10分にきれいなご来光を拝むことができた(こちらは富士山)

浅間山




富士山と南アルプスの山々

表銀座と槍穂高連峰

6時10分に日の出

槍ヶ岳

奥穂高岳



燕山荘と燕岳

鹿島槍ヶ岳

野口五郎岳

鷲羽岳

水晶岳

裏銀座の山々

燕岳


テント場と燕岳

八ヶ岳・富士山・南アルプス

浅間山

燕岳山頂へ

笠ケ岳

何度も登場しているけど槍ヶ岳

前穂高岳・奥穂高岳・北穂高岳

無風で快晴で展望最高

ハイマツに雪(霧氷?)がついている


雲上の浅間山

安曇野は雲海になっている


燕山荘を振り返ったところ

もうすぐ山頂

山頂より針ノ木岳

爺ケ岳

鹿島槍ヶ岳

旭岳と白馬岳

五色ケ原

槍ヶ岳

穂高連峰

奥穂高岳

前穂高岳

後立山連峰

水晶岳

剣岳

展望を満喫して小屋へ



八ヶ岳連峰



高妻山・火打山方面

飯縄山


南八ヶ岳アップ

イルカ岩

イルカ岩と槍ヶ岳

小屋へと戻ってきた

有明山

9時半すぎに出発して下りていく

金沢からの男性も一緒に3人で下りていく




切通岩あたり

大天井岳


雨飾山方面

有明山




10時半に合戦小屋に着いた

ここでちょっと休憩

10時47分に例の岩場にでてきた。慎重に下りる

10時57分に富士見ベンチに着いた

登りでは見えなかった富士山が良く見える



11時38分に第二ベンチ

11時56分に第一ベンチに着いた。ここから登山口まであと1km


12時半に登山口へと下りてきた

今日はこの時間になっても真っ青な青空だ

広島からだいぶん遠いけれども素晴らしい景色を満喫できて一緒になったみんなとワイワイととても充実した山行だった

三人で記念写真を撮って12時55分に第一駐車場へ

カラマツの紅葉(黄葉)が素晴らしい

稜線手前にて



槍ヶ岳

裏銀座の山々

烏帽子岳

カヤクグリ


燕岳

頭だけ出している鹿島槍ヶ岳

ブロッケン

鷲羽岳

双六岳

安曇野の夜景

浅間山

富士山

雲上の浅間山

八ヶ岳・富士山・南アルプス


表銀座の山々と槍穂高連峰

ご来光

槍ヶ岳

奥穂高岳と北穂高岳、向こうにジャンダルム




燕岳



浅間山アップ



めがね岩

五色ケ原

奥穂高岳アップ

吊り尾根

鹿島槍ヶ岳と白馬岳、左は旭岳

剣岳

水晶岳



八ヶ岳

めがね岩と燕山荘

高妻山・妙高山方面

飯縄山

いるか岩

大天井岳

大天井岳手前の分岐(切通岩あたり)

雨飾山・火打山方面




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