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平成30年(2018)  4月29日~4月30日 車 単独

鹿島槍ヶ岳2889m 日本アルプス・八ヶ岳 長野県

1日目:快晴 2日目:快晴

登り 柏原新道登山口(1:15)→野見岬(3:10)→爺ケ岳南峰(7:23~7:52)→冷乗越(9:26)→冷池山荘(9:50~10:20)→布引山(11:50)→鹿島槍ヶ岳南峰(13:00)

下り  鹿島槍ヶ岳南峰(13:45)→布引山(14:22)→冷池山荘(15:10/6:00)→冷乗越(6:20)→爺ケ岳南峰(7:45~8:02)→野見岬(10:25)→柏原新道登山口(11:30)

行き 中央道(中津川インター~安曇野インター)→扇沢駐車場(爺ケ岳登山口駐車場)

帰り 扇沢駐車場(爺ケ岳登山口駐車場)→長野道(安曇野インターより)→中央道→名神道→/→山陽道
今年のGWは槍ヶ岳にするか鹿島槍ヶ岳にするか迷ったけど新穂高周辺はかなり込みそうなので結局去年登った爺が岳から鹿島槍ヶ岳に登ることにした。前日に下呂市にある名峰の梁谷山へ登った。

下呂市の梁谷山から下山して国道257号で少し南下して中津川市インターへ。そこから中央道を経由して長野道へ入り安曇野SAで少し早い夕食を食べて水筒の水を補給して安曇野インターでおりた。交通量は多いが渋滞はしておらず比較的スムーズに向かうことができた。コンビニで食料品を調達した。扇沢手前のところにある上原の湯へより汗を流した。こじんまりとした地元の人が多い日帰り温泉だ。

登山口には18時前に着いた。去年は使えなかった扇沢橋の上流側の駐車場が利用できるようになっていたのでそこに止めた。まだ時間がかなり早いのでまだまだ余裕がある。梁谷山オフでの疲れもあって18時過ぎには就寝した。

目覚ましにて0時に目が覚めるも誰も爺ケ岳へと登っていく気配がない。熟睡したのでもうひと眠りしてから登ろうかとも思ったけど寝れない。結局、準備を済ませて午前1時に出発した。

扇沢橋を下流側へと渡って登山口にある登山届用紙に記入して1時15分に出発した。このあたりには全く雪はなし。30分ほど歩くと残雪がでてきた。

2時15分に雪に覆われて通れない柏原新道を離れて南尾根へと入る。ここには立て看板が設置してあり柏原新道が通行できないことや南尾根を経て爺南峰へ直進する旨などが書いてある。月明かりはあるものの暗いし登山道ではないので道はやや不明瞭で赤のリボンと踏み跡をよくよく確認しながら登っていく。イワカガミの葉があちこちにみられるがまだ花はなし。ショウジョウバカマは花をつけている。

3時すぎには右手遠くに安曇野の夜景が見えている。3時半前には月がだんだん西へと傾き鳴沢岳あたりへと沈もうとしている。3時55分には沈んでいった。さらに30分ほど登っていくと次第に明るくなってきた。右手前方に雪面が見えてきた。ここから雪面を登っていく。左前方には種池山荘が見えている。まだ営業はしていない。5時前に12本アイゼン・ピッケルに装備を変更した。振り返ると朝日が蓮華岳~針の木岳にあたりピンク色に輝いている。今年は雪が少ないとはいうもののさすが北アルプス北部、まだまだ雪はたっぷりある。5時13分には蓮華岳と餓鬼岳の間から前穂高が見えてきた。斜面はやや急な雪面となるも凍結はしておらず適度に緩んでいて歩きやすい。もちろん転ぶと右下の沢へと何百メートルも落ちるのではと思えるようなところもある。

時々クレバスが空いており気を遣う。5時25分には槍ヶ岳まで見えてきた。5時半に日が上がってきた。予定していた爺が岳山頂からのご来光にはまだまだ程遠い。山頂から見ようとするとかなり早く出発しないといけない。ここには道標がありJ・Pジャンクションピークとある。矢印が書いてある。ここで間違って針ノ木側の支尾根へ下りていく人がいるようだ。ここからは爺が岳山頂が、また山頂へ至る尾根が一望できる。テントを張っている人がいるかなあと思ったけど誰もいない。GWとは思えないような静寂さだ。振り返ると槍穂高連峰がよく見えている。素晴らしい景色を楽しみつつ登っていく。途中、雪原が切れているところがあり。再び雪原へ入り登っていく。6時に山頂手前のところで去年同様雪のない夏道へ入っていく。アイゼンを外してピッケルからストックへ変更する。10分ほど歩くと剣岳山頂部が見えてきた。ほんと素晴らしい景観だけどなかなか足が進まない。歩けどもあるけどもなかなか山頂部がなかなか近づかない。

ようやく7時23分に爺が岳南峰に着いた。一年ぶりだ。冷池山荘からの登山者が登ってきておられる。種池山荘方面からだろうかテント装備の大きな荷物を持った若者もいる。荒々しい剣岳や迫力ある鹿島槍ケ岳、そして槍穂高連峰や薬師岳~立山など素晴らしい景観だ。

7時50分に南峰を下りて冷池山荘を目指す。夏道を歩くことになるがほとんど雪はなし。8時06分に中峰分岐がでてきたけど冷池山荘へと進む。進むにつれて鹿島槍がだんだん大きく一層迫力ある姿となっていく。このころになると時々冷池山荘からの登山者にすれ違う。ライチョウを見ませんでしたかと問われるが見ていない。雲一つない快晴だけど霞がひどい。

9時半に赤岩尾根との分岐に着いた。9時50分に冷池山荘に着いた。まだ時間は早いが申し込みをうけつけてくれ五号室を案内してもらった。少し休んで10時20分からまだ一度も登ったことのない鹿島槍へと向かう。夕食は17時から。朝食は5時とのこと。なだらかな雪の稜線を歩いていく。その先にはさらに大きさを増した鹿島槍が見えている。まず目標は布引山だ。11時10分に雪がきれて夏道を歩くようになる。

11時50分に布引山分岐を通過。山頂はすぐそこだけど先を急ぎたいのでパスする。この辺りはライチョウが多いそうだけどおらず。すると夏道と稜線右側の雪面の間あたりにまだ白っぽいライチョウが食事をしている。さらに20分ほど歩いたところにもライチョウがいた。こちらはまだまだほんとど冬の姿をしている。

13時に鹿島槍ケ岳南峰に着いた。2,3人しかいない静かな山頂だ。北には八峰キレット・五竜~白馬の山並みが見えている。毛勝山の右側には日本海が見えている。景色を楽しんでいるとキレットから大きな荷物を背負った若者が登ってきた。独りで五竜側から登ってきた様子。きつそう。13時45分に下山を開始し小屋へと引き換えす。14時22分に布引山山頂で休憩。天気がすこぶるいいのでまったく問題なく歩けるけどこれが悪天候ならかなりの厳しさになるだろう。14時57分にヘリコプターが鹿島槍の右側のかなり低いところにやってきて拡声器で何か言っているようだけど聞き取れない。遭難のようだけどケガ程度ですんでいればいいが・・。

15時10分に小屋へと戻ってきた。小屋はこじんまりとしたかわいい小屋だ。少し仮眠をとって17時から夕食を頂いて18時には就寝した。途中、珍しく一度も目を覚ますことなく熟睡して気づいたら朝の4時40分。慌てて外へでてご来光を拝見する。ちょうど日が上がってくるところだった。一方月がちょうど沈んでいるところだった。鹿島槍がピンクに染まっている。しばし大展望を楽しみ食事をとって6時に出発した。とても快適な山小屋であった。アイゼンはやめてモンベルのチェーンスパイクを付けていく。

6時20分に赤岩尾根分岐へ。今日は霞がすくないのか富士山がよく見えている。気温は10度で今日もとてもあたたかい。7時45分に爺が岳南峰に着いた。少し休んで写真を撮ったりして楽しむ。8時に南尾根へと道標通りに下りていく。登りはとてもきつかったけどくだりもきつい。夏道から雪面へと入り下っていく。9時45分に雪面がおわりそうなので雪のない尾根上へと入り下っていくがかなり足に来ているようで進まず。

10時15分に沢へ迷い込まないようにとの道標のところへでてきた。10時55分に夏道へと下りてきた。扇沢の駐車場が見えるがまだまだ遠い。10時55分に八ツ見ベンチに着いた。たしかに八ヶ岳が見えている。11時半に登山口まで戻ってきた。長かった・・。でも思いのほか早かった。これなら名神経由で帰ってもひどい渋滞には合わなくて済みそう。温泉にはよらず安曇野インターから高速道路に入って何か所か1,2キロの渋滞にあいながらも20時には自宅に帰ることができた。鹿島槍の迫力ある姿は感動ものであった。GWにあって静かな山歩きを楽しめかつ大迫力の展望も楽しめる。また歩いてみたい。

備考 大町市コミュニティーセンターの上原温泉(うわっぱら温泉)が大町市街~扇沢間にあり。この時期は天気次第だと思う。爺が岳~扇沢は夜間下山は道迷いの危険が高い。

garminconnect

装備 

靴 ミラージュGTX

ザック バーサライトパック40

その他 ツエルト・12本アイゼン・チェーンスパイク・ピッケル・携帯トイレ・笛・サングラス・ヘッドランプ・ダブルストック(カリマー)・GPS(fenix5x+oregon400t)



準備を済ませて午前1時に出発

登山口にある登山届用紙に記入して
1時15分に登山口を出発した

2時15分に雪に覆われて通れない柏原新道を離れて南尾根へ

イワカガミの葉があちこちにみられるがまだ花はなし

踏み跡に沿ってリボンがあるので注意して登っていく

視界がないので怖さはあまりない?

3時半前には月がだんだん西へと傾き鳴沢岳あたりへと沈もうとしている

ここから雪面を登っていく

次第に明るくなってきた

左前方には種池山荘が見えている。まだ営業はしていない

5時前に12本アイゼン・ピッケルに装備を変更

振り返ると朝日が蓮華岳~針の木岳にあたりピンク色に輝いている

5時13分には蓮華岳と餓鬼岳の間から前穂高が見えてきた


斜面はやや急な雪面となるも凍結はしておらず適度に緩んでいて歩きやすい

転ぶと右下の沢へと何百メートルも落ちるのではと思えるようなところもある

時々クレバスが空いており気を遣う



針ノ木岳

槍穂高連峰

5時半に日が上がってきた

J・Pジャンクションピークとある。矢印が書いてある。ここで間違って針ノ木側の支尾根へ下りていく人がいるようだ

爺が岳山頂へ至る尾根が一望できる。テントを張っている人はいない。GWとは思えないような静寂さ




6時に山頂手前のところで去年同様雪のない夏道へ入っていく。アイゼンを外してピッケルからストックへ。剣岳が見えてきた



種池山荘と剣岳

忍耐の登りが続く

7時23分に爺が岳南峰に着いた。一年ぶりだ

冷池山荘からの登山者がいる。種池山荘方面からだろうかテント装備の大きな荷物を持った若者もいる

迫力ある鹿島槍ケ岳



剣岳

7時50分に南峰を下りて冷池山荘を目指す。夏道を歩くことになるがほとんど雪はなし

8時06分に中峰分岐がでてきたけど冷池山荘へ

鹿島槍がだんだん大きく一層迫力ある姿となっていく

立山~剣岳





9時半に赤岩尾根との分岐(冷乗越)に着いた


9時50分に冷池山荘に着いた

少し休んで10時20分から鹿島槍へ


なだらかな雪の稜線を歩いていく

その先にはさらに大きさを増した鹿島槍が見えている。まず目標は布引山だ

針ノ木だけと遠くに薬師岳

立山

剣岳

爺が岳

赤岩尾根

11時50分に布引山分岐を通過し鹿島槍へ

夏道と稜線右側の雪面の間あたりにまだ白っぽいライチョウが食事をしている


さらに20分ほど歩いたところにもライチョウがいた。こちらはまだまだほんとど冬の姿をしている



薬師岳

立山

槍穂高連峰


13時に鹿島槍ケ岳南峰に着いた。2,3人しかいない静かな山頂


北には八峰キレット・五竜~白馬の山並みが見えている

白馬岳へ至る稜線

北峰、今回はいかない


山頂より南


剣岳


爺ケ岳


八峰キレット

13時45分に下山を開始し小屋へと引き換えす


爺ケ岳への稜線

爺ケ岳

剣岳アップ

針ノ木岳とその向こうに槍穂高


ガスると怖そう

向こうに爺ケ岳

14時57分にヘリコプターが鹿島槍の右側のかなり低いところにやってきて拡声器で何か言っているようだけど聞き取れない。遭難のようだけどケガ程度ですんでいればいいが・・

15時10分に小屋へと戻ってきた

小屋はこじんまりとしたかわいい小屋だ

17時から夕食を頂いて18時には就寝した

珍しく一度も目を覚ますことなく熟睡して気づいたら朝の4時40分。慌てて外へでてご来光を拝見

一方月がちょうど沈んでいるところ

鹿島槍がピンクに染まっている

6時に小屋を出発

アイゼンはやめてモンベルのチェーンスパイクを付けていく(写真は鹿島槍)

6時20分に赤岩尾根分岐(冷乗越)(へ

霞がすくないのか富士山がよく見えている


蓮華岳

剣岳

爺ケ岳

鹿島槍


爺ケ岳手前にて

振り返ったところ(爺ケ岳北峰)


中峰分岐








八ヶ岳と南アルプスの間に富士山

爺ケ岳中峰

槍穂高

剣岳

鹿島槍

7時45分に爺が岳南峰に着いた

8時に南尾根へと道標通りに下りていく


登りはとてもきつかったけど下りもきつい



爺ケ岳を振り返る



夏道から雪面へと入り下っていく




雪面が終わりそうなので雪のない尾根上へと入り下っていく






南尾根扇沢出合





10時55分に夏道へと下りてきた


扇沢の駐車場が見えるがまだまだ遠い

10時55分に八ツ見ベンチに着いた。たしかに八ヶ岳が見えている

11時半に登山口まで戻ってきた

長かった・・。でも思いのほか早かった



名神経由で帰ってもひどい渋滞には合わなくて済みそう

ふもとより鹿島槍ヶ岳

爺ケ岳

立山

槍穂高連峰

ライチョウ

鹿島槍ヶ岳南峰にて

鹿島槍ヶ岳山頂より北

白馬岳

鹿島槍ヶ岳より南

常念山脈と槍穂高連峰



鹿島槍ヶ岳より爺ケ岳

八峰キレット


鹿島槍ヶ岳より冷池山荘への稜線

蓮華岳と槍穂高

剣岳アップ

立山~剣岳

薬師岳

針ノ木岳の上に薬師岳

鹿島槍ヶ岳から爺ケ岳へ至る稜線


爺ケ岳(鹿島槍ヶ岳より冷池山荘へ至る途中にて)










南アルプス



爺ケ岳北峰

剣岳






槍穂高アップ






爺ケ岳より南尾根



南尾根より爺ケ岳を振り返る

向こうに蓮華岳


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