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平成30年(2018)  9月06日(前夜発) 車 単独

伯耆大山1729m 中国地方 鳥取県・・・夏山登山道往復・日の出ハイクのつもりが雲の中へ

天気:晴れのち(山頂は)雲の中(暴風)

登り 南光河原駐車場(2時半)→阿弥陀堂前→三合目→六合目避難小屋(3:55)→(5:06)弥山山頂(石碑)・伯耆大山山頂小屋→1600m看板→弥山山頂・伯耆大山山頂小屋(7:12)

下り  弥山山頂・伯耆大山山頂小屋(8:30)→石室→夏山道分岐→六合目避難小屋(9:37)→三合目→阿弥陀堂前→南光河原駐車場(10:50)

行き 尾道道→中国道(庄原)→国道183号→国道180号→県道46号→国道180号→升水高原→南光河原駐車場

帰り 南光河原駐車場→升水高原→国道180号→県道46号→国道180号→国道183号→(庄原)中国道→尾道道(三良坂)→国道375号

伯耆大山へ登ったのは前回7月16日だ。平日休みで天気が良いようなので久しぶりに登ることにした。平日なので夏山道を往復して山頂でのんびりしよう。予報は晴れのち曇り。

仕事が終わって18時に福山市を出発して尾道道を経由して中国道庄原インターへ。七塚原SAで夕食をとった(メニューが少し変わっていた)。スマホで天気予報を確認するとあまりよろしくない。でも今更変更もできず予定通りに登ることにした。中国道を庄原インターで下りた。国道183号を通って道後山のふもとの鳥取県との県境である鍵掛峠を越えて国道180号へ。黒坂で県道46号へ。そして矢倉峠を経由して溝口へ。いつもどおり国道181号沿いのファミマで食料品を調達して登山口のある南光河原駐車場へ向かった。天気は快晴で満点の星空だ。ただ月がまだでてないので大山の姿は見えない。

南光河原駐車場に着いた。車はとまっていても1,2台かなあと思っていたけど7,8台はとまっていた。翌日の準備を済ませてすぐに就寝した。最初は少々暑かったけど1,2時間もすると寒くなってシュラフに入った。2時に外を見てみると登山者二人が出発していった。天気は快晴だ。どうも寝れない。それならと準備をして登山届を出して2時半に出発した。涼しくなったこともあって前回より足取りは軽い。家の用事やらでランニングは週1,2回であまりトレーニングはできておらずスタミナ切れしないかなあと不安。阿弥陀堂前に着いた。休まずそのまま登っていく。風がとても強い。風が強いからか今回は鳥や虫の鳴き声はほとんどない。ヤマジノホトトギスが数輪咲いている。花が散って実になっているものが多い。スマホで地震の警報が流れた。

木々の間から稜線がみえているが雲がかかっている。さっきまで快晴で稜線がくっきり見えていたのに。3時14分に三合目を通過した。このあたりから斜度がきつくなる。3時半に標高1200mの看板がでてきた。振り返ると弓ヶ浜あたりの夜景が見えている。ナイトハイクの予定はしていなかったのでちび三脚しかなくて夜景を撮ろうとしても木々が邪魔してなかなかうまくいかない。

3時40分に元谷分岐にでてきた。大山頂上まで1.4kmだ。夏山登山口までは1.6kmだ。ここからも急な道を登る。ひと登りすると六合目避難小屋前にでてきた。先に出発した夫婦連れが休んでおられる。稜線の雲がとれたらいいですねと言葉を交わす。

4時07分に七合目へ。この辺りまでくると灌木帯となり見晴らしがよくなる。時々薄いガスが流れていく。風が強い。4時半に1500m看板がでてきた。この先に夜景が撮れそうなところがでてきたのでチャレンジしてみる。上着とレインコート(上)を着た。前回も撮っているので二枚だけ撮った。4時43分にロープで結ばれた木の杭がでてきた。ここからは斜度が少し落ちてくる。

風がとても強い。完全に雲の中に入ってしまった。視界のない中もくもくと歩いていくと5時05分不意に小屋が表れた。小屋の温度計を見てみると12度。風がとても強いのでレインコートを着ていても寒い寒い。明るくなってきてもうヘッドライトは不要になった。大きな三脚とカメラをセットした方が二人おられる。一瞬でも剣が峰あたりが現れるととてもいい写真が撮れるかもしれないけどご来光の時間になっても深い雲の中だ。9人いる。あまりに寒いので小屋へ入るもしばらく震えが止まらなかった。トイレの水もこの前の台風などで解消した様子だ。ただ3合目までの道が少しえぐれているように見えた。

雲が撮れないので1600m看板あたりまで下りてみた。弓ヶ浜や影大山がよく見えている。水蒸気が多いためか遠望はきかない。三瓶山もわからなかった。景色を見ていると雲が上がってきたので石碑のところへもどってみるけど相変わらず雲の中だ。再び小屋へ戻る。

転がって休んでいると窓から青空が見えたので急いで外へでてみる。雲が薄くなってきて流れているのがよくわかる。7時50分に弓ヶ浜が10秒ほどかな見えた。このあと剣が峰が見えぬものかと粘ったけどふたたび雲が濃いくなってきたのであきらめて8時半に下山を始めた。

せっかくなので石室経由で歩いてみた。山頂あたりにはキュウシュウコゴメグサの群落がたくさん見られる。アキノキリンソウも多い。シコクフウロ(伊予フウロ)は終わりかけ。8時53分に夏山登山道と合流した。三鈷峰が見えている。すぐ上を雲がすごい速さで流れている。しばらく雲の流れゆく様子を鑑賞した。稜線は相変わらず雲の中だ。日本海側はよく見えている。弓ヶ浜や孝霊山等が見える。

下山は景色と花々を楽しむ。トリカブト・クサボタンや花が終わったルイヨウボタン(面白い綿毛をしている)。ダイモンジソウ・トモエシオガマ(シオガマギクの変種)・ソバナ(終わりかけ)・ツリフネソウ・ノブキ・サラシナショウマなど。7合目あたりから登ってくる人が多くなってきた。

9時37分六合目に着いた。休憩せずにそのまま下りていく。10時に四合目を通過した。10時15分に登りでは全く気付かなかった頭上注意の木がでてきた。なぜ気づかなかったのか?。小学生低学年のすごい団体さんが登ってきた。引率する先生もたいへんそう。10時20分に1000m看板まで下りてきた。ここまで来ると道幅が広くなり斜度が緩くなる。ブナ林の中を下りていく。山頂あたりのあの猛烈な寒さがうそのようで蒸し暑い。

10時37分に阿弥陀堂前に着いた。そのまま下りる。10時42分に南光河原との道標に従い右へ。このあたりから道路へ出るまでも意外と花が多い。10時50分に南光河原駐車場へ戻ってきた。ご来光は望めなかったけれど秋の花々・暴風・稜線にあたり乱れ流れる雲を楽しむことができた。
備考 升水高原~鍵掛峠(大山)が土砂崩れで通行止めだった。薄手でもいいから防寒具を持って行った方が快適だった。3合目までが台風21号の影響か少しだけいつもよりも荒れていた。
garminconnect

装備 

靴 モンベルワオナブーツ

ザック バーサライトパック40

その他 ダブルストック(モンベル)・GPS(fenix5x+oregon400t)・水分は2000cc+予備300ccで飲んだのは600ccほど。



早朝ハイクのつもりがナイトハイクに。2時半出発

真っ暗な中、石畳を登る

まだまだこれから

2時50分一合目、涼しくて足取りが軽い

ヤマジノホトトギスがまだ咲いている

3時02分二合目

3時03分1000m看板


3時14分に三合目。このあたりから急になる

1100m看板

四合目看板

3時半に標高1200m看板

ようやく五合目に着いた

五合目からひと登りで元谷分岐3時38分

3時55分に六合目避難小屋。夫婦連れが休んでおられ挨拶をする

避難小屋から(も)急な尾根道が続く。そして七合目に4時07分着いた。上の方は雲の中


1500m看板

7合目あたりからは背後にはずっと夜景が見えている。弓ヶ浜方面

4時43分にロープで結ばれた木の杭がでてきた。ここからは斜度が少し落ちてくる。

1600m看板。雲の中だ

視界のない中、木道を歩いていく

石室との分岐

ひょこっと小屋がでてきた。気温は12度でしかも暴風で寒い

剣が峰は姿を見せてくれなかった。また次回

小屋の前に咲いていたダイモンジソウ

秋のお花畑

雲の下へと少し下りて行ってみる

サラシナショウマ

石室分岐。今は見えている

雲がとれて青空が見えた

影大山

弓ヶ浜が見えている

シラタマノキの実

1600m地点まで下りてきた

アキノキリンソウ。あちらこちらに咲いている

別山。あと3,4か月するとアイスクライマーが登る姿がみられるかな

再び影大山

孝霊山の向こうに雲

米子あたり

ホソバノヤマハハコ

三鈷峰とその左に甲ケ山

すごい速さで雲が流れる

弥山山頂方面

山頂から少し下りると青空が見えるけど



再び山頂へ。雲が薄くなっている

花の主役になっているキュウシュウコゴメグサ

ほんの一瞬、石碑のところから弓ヶ浜が見えた

剣が峰は姿を見せてくれず

再びキュウシュウコゴメグサ

伯耆大山山頂小屋を後にする

シコクフウロ(伊予フウロ)はもう終わりかけ

木道を下りていく。石室経由で

アキノキリンソウもあちらこちらに

左は大ノ沢



石室

地蔵ケ池


夏山道と合流

木道を下りていく

右(東側)が切れ落ちたところ

シコクフウロ(伊予フウロ)

キュウシュウコゴメグサ


三鈷峰

孝霊山

再びシコクフウロ(伊予フウロ)

草鳴社ケルン

草鳴社ケルンと大山まきばみるくの里

クサボタンの花の終わったの

トリカブト

終わりかけのクサボタン

稜線には暗い雲が




9時26分に七合目へ



トモエシオガマ


弥山へ続く夏山道と別山

ソバナは終わりかけであまり見られず

9時37分に六合目に着いた。たくさんのハイカーが休んでいる

再びトモエシオガマ

五合目、平日だけどたくさんの人が登ってくる

四合目、小学校の遠足か子供たちがたくさん登ってくる

この辺りまでくると幅が広く登ってこられても止まらなくてもよくなる

登りでは全く気付かなかった頭上注意の木


この辺りまでくるとブナ林がいい感じ



10時37分阿弥陀堂前に着いた

石畳を下りていく

セリ科の花

ミズヒキ


ツリフネソウ


セリ科の花が終わった後


ミゾソバ

10時50分に南光河原駐車場へ

ご来光は望めなかったけれど秋の花々・暴風・稜線にあたり乱れ流れる雲を楽しむことができた。

























































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