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平成29年(2017)  8月31日 車 単独

烏ケ山1448m 中国地方 鳥取県

天気:曇(雲の中)のち時々晴れ

登り 奥大山休暇村駐車場(07:00)→キャンプ場登山口(07:05)→新小屋峠分岐(08:45)→南峰(08:50)→北峰(09:15)

下り 北峰(12:25)→新小屋峠分岐(12:40)→新小屋峠登山口(14:15)→奥大山休暇村駐車場(14:30)

行き 国道375号→尾道自動車道(三良坂)→中国自動車道(庄原)→奥大山休暇村駐車場

帰り 奥大山休暇村駐車場→中国自動車道(庄原)→尾道自動車道(三良坂)→国道375号
前々から行きたかった烏ケ山へ登ることにした。キャンプ場のところから登って新小屋峠へ降りるコースにした。前日22時過ぎに東広島を出発して三次東~庄原だけ中国道を利用して奥大山休暇村へ。家を出るころは満点の星空だったけども星はない。ただ烏ケ山は見えている。風がとても強い。この天気なら明日は雲海は期待薄そう。

朝にちょっと起きて外を見ると山は雲の中。ならそんなに早起きしなくていいかと二度寝して7時に出発した。今回も軽量化していてザックはカリマーplute22というデイパック。笹でズボンがびしょびしょになるようなのでロングスパッツを装着。

キャンプ場に近い交差点近くの駐車場に車を止めて交差点を渡ってキャンプ場の方向へ進むと大山寺・桝水原との道標がある。県道45号を交差点から150mほど歩くと鏡ヶ成キャンプ場(左折)・烏ケ山登山口との道標がでてくるのでその道路の反対側にキャンプ場からの登山口がある。ところが道路工事中で片側通行になっている。まだ朝早いので誰もおらず工事は始まっていないので登山口へ入れるけれどもそうでないと入れないだろう。軽トラが止まって崩落していることは知っているのかと問われる。知っていることを伝える。登山口道標には確かに禁止の文字は消えている。大変危険とのこと。まあ行けるところまで行ってみることに。

浅い谷の中を進む。さっそく猛毒のカエンダケを発見。真っ赤だ。花はヤマジノホトトギス・ヤマアジサイが咲いている。苔むした岩が点在する枯れ沢を横切る。道はしっかりしている。気持ちの良い自然林帯を進む。1000mあたりを過ぎると笹が登山道を覆うようになってきた。朝露で濡れていて書いてあった通りズボンが濡れた。木々の間から烏ケ山山頂方面が見えるが・・上はガスの中。踏み跡はとても明瞭でピンクのリボンがところどころつけてある。自然林が多いので気持ちがいい。足元にはダイセンオトギリが咲いている。このあたり、ホツツジも多い。

1100mを過ぎたころから傾斜が急になる。たまに青空が見えるがすぐにガスにおおわれてしまう。登山口から1時間ほどすると木々が少なくなってきた。ヒヨドリソウが咲いている。アキノキリンソウも咲いている。倒木を乗り越える。このあたりは急でかつ黒土で滑りやすい。前方に尖った山体が見えてきた。1350mあたりでロープがでてきた。登ったことがないコースなので緊張する。そこを登りきるとホツツジの群落がでてきた。ふたたび倒木をくぐると険しい尖った烏ケ山南峰が見えてきた。倒木をくぐってすぐのところが崩落地。左側が崩れていてそこにヤマハハコの群落が点在している。キュウシュウコゴメグサも咲いている。左が崩落した尾根上を進む。こんなところいくの?と思うと右側に道があった。岩の間にロープが張ってある。濡れていて滑りそうなので気を付けて登りきる。すると道標があり右が新小屋峠・まっすぐが烏ケ山とある。

ここを登りきると平坦になった。ところが烏ケ山との看板がないし三角点もない。おかしいなあと思っているとガスが薄くなり北側に尖った三角の山体が見えてきた。こちらが北峰。ヤマレコで見た写真そっくり。ここあたりからとったのだろう。こんなところ登れるのかなあと思ったけど取りついてみるとそれほどでもない。右手にロープが張ってある。スリップしそうな岩を乗り越え9時15分に山頂に着いた。烏ケ山1448Mとある。特徴のある大きな岩がある。落ちてはまずいのでそこへは登らない。

今日は天気が良くなってくるはずだからと粘ってみる。時々ガスがとれて青空がでてくるけれどもすぐ隠れて暗くなってしまう。風が強くすごい勢いでガスが流れている。寒いので温度計を見ると20度だった。30分ほどすると南峰が見えてきた。キリン峠へと向かう稜線がみえているけどものすごく険しい。その向こうに雲を被った伯耆大山が見えている。山頂で待つこと2時間で伯耆大山にかかる雲がだんだん小さくなって上へあがっていきだした。振り返ると新庄毛無山がよく見える。大山は三鈷峰・ユートピア方面・弥山方面が見えてきた。矢筈ケ山1358.4mが見えている。大休峠避難小屋も見える。あちらもぜひ行ってみたい。矢筈ケ山の右には日本海が見える。粘って粘って待っているとようやく大部分の雲がとれた。満足して帰ろうかと思うと男性が登ってこられた。人がいるとは思わなかったと話される。今日だと人が少ないだろうと思っていたけどまさか二人だけとは。

12時25分に下山を開始する。5分ほどで南峰へ。来た時と違って北峰がよくみえる。ガスがとれて崩落地がよく見える。振り返ると北峰が見えるが右側がすぱりと切れ落ちている。鳥越峠への稜線の右側も同様に削り取られたように切り落ちている。

12時40分に分岐に着いた。下山は新小屋峠への道を使う。いきなりながーいロープ場がでてきた。尾根上コースで北側には烏ケ山~伯耆大山が見えるのでなかなか足が進まず。大山にかかるガスが薄くなり剣が峰が見えてきた。石碑も確認できる。前方右には蒜山が見えている。咲き遅れのシモツケソウが咲いている。ブナ・ミズナラなどの自然林帯が続く。とても心地よい尾根歩きを楽しめる。

13時40分に道標がでてきてここで尾根を右へと降りる。まっすぐ進む踏み跡もあるがどこへ行くのだろう。下りる道が激下りで黒土でとても滑りやすい。ロープをもって下りていく。再び尾根上を進むようになる。小ぶりのブナなどの森の中を進むいい感じ。15分ほどするとヌタ場がでてきた。子供のころヌタ場を通った時にマダニがたくさん体にくっついて困ったことがある。

14時に山と書いてある杭がでてきた。そこから15分ほどで新小屋峠へでてきた。車が時々通っている。以外に車が多い。峠には一台止めることのできるスペースがあり一台とまっている。峠から15分歩いて車のところへ戻ってきた。雲海は無理だったけれどもあきらめかけていた伯耆大山の姿を烏ケ山山頂から見れて満足。登るのにそれほど時間がかからないのでまたちょくちょく登りにきそう。ただキャンプ場からのコースは回復するまではもう登らないだろう。

奥大山スキー場方面へドライブ。すっかりガスがとれて大山北壁(北西壁?)が良みえる。ここからだと烏ケ山は大半が隠れてしまう。引き返して江尾へ行き西条~三次東だけ有料高速を使って自宅へと帰った。

備考 キャンプ場からの登山は登山道が回復するまでは使用しない方針で 。登山届は休暇村で行っている様子。トイレは探したけれどもわからず

garminconnect

装備 

靴 シリオ P.F.421-GTX

ザック デイパック(カリマーplute22)

その他 ダブルストック(カリマー)・虫よけ・森林香・GPS(fenix5x)



7時に出発。キャンプ場に近い交差点近くの駐車場に車を止めて交差点を渡ってキャンプ場の方向へ進む


県道45号を交差点から150mほど歩くと鏡ヶ成キャンプ場(左折)・烏ケ山登山口との道標がでてくる

反対側にキャンプ場からの登山口がある

ところが道路工事中で片側通行になっている。まだ朝早いので誰もおらず工事は始まっていないので登山口へ入れるけれどもそうでないと入れないだろう

登山口道標には確かに禁止の文字は消えている。大変危険とのこと。まあ行けるところまで行ってみることに


ヤマアジサイ

ヤマジノホトトギス


苔むした岩が点在する枯れ沢を横切る

道はしっかりしている。気持ちの良い自然林帯を進む



1000mあたりを過ぎると笹が登山道を覆うようになってきた



踏み跡はとても明瞭でピンクのリボンがところどころつけてある

足元にはダイセンオトギリが咲いている

ホツツジも多い

こけたらどろどろになりそう

気持ちの良い自然林帯を進む

木々の間から烏ケ山山頂方面が見えるが・・上はガスの中





倒木を乗り越える



1350mあたりでロープがでてきた。登ったことがないコースなので緊張する

そこを登りきるとホツツジの群落がでてきた

ふたたび倒木をくぐる

険しい尖った烏ケ山南峰が見えてきた

左側が崩れていてそこにヤマハハコの群落が点在している


キュウシュウコゴメグサも咲いている


左が崩落した尾根上を進む。こんなところいくの?と思うと右側に道があった


岩の間にロープが張ってある

濡れていて滑りそうなので気を付けて登りきる


すると道標があり右が新小屋峠・まっすぐが烏ケ山とある








ここを登りきると平坦になった


ガスが薄くなり北側に尖った三角の山体が見えてきた。こちらが北峰

こんなところ登れるのかなあと思ったけど取りついてみるとそれほどでもない


スリップしそうな岩を乗り越え9時15分に山頂に着いた

烏ケ山1448Mとある。特徴のある大きな岩がある。落ちてはまずいのでそこへは登らない

今日は天気が良くなってくるはずだからと粘ってみる

時々ガスがとれて青空がでてくるけれどもすぐ隠れて暗くなってしまう






キリン峠へと向かう稜線がみえているけどものすごく険しい

雲を被った伯耆大山が見えている

山頂で待つこと2時間で伯耆大山にかかる雲がだんだん小さくなって上へあがっていきだした



振り返ると新庄毛無山がよく見える

12時25分に下山を開始する


ガスがとれて崩落地がよく見える






来た時と違って北峰がよくみえる

ガスがとれて崩落地がよく見える





12時40分に分岐に着いた。下山は新小屋峠への道を使う。いきなりながーいロープ場がでてきた

振り返ると北峰が見えるが右側がすぱりと切れ落ちている。鳥越峠への稜線の右側も同様に削り取られたように切り落ちている



三鈷峰




13時40分に道標がでてきてここで尾根を右へと降りる

下りる道が激下りで黒土でとても滑りやすい。ロープをもって下りていく

再び尾根上を進むようになる




新小屋峠へでてきた。車が時々通っている

以外に車が多い




峠から15分歩いて車のところへ戻ってきた

。雲海は無理だったけれどもあきらめかけていた伯耆大山の姿を烏ケ山山頂から見れて満足

奥大山スキー場方面へドライブ。すっかりガスがとれて大山北壁(北西壁?)が良みえる












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