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平成29年(2017)  10月08日 車 単独

唐松岳2696m 日本アルプス・八ヶ岳 長野県・・・小屋まで往復・人が多くてテント泊を日帰りに変更・紅葉

天気:晴れ時々曇り

登り 黒菱平登山口→八方池→唐松岳頂上山荘

下り  唐松岳頂上山荘→八方池→黒菱平登山口

行き 山陽道→(姫路東)播但道(福崎)→(福崎)中国道→名神道→中央道→長野道(安曇野)→国道147号→国道148号

帰り 国道148号→(糸魚川)北陸道→舞鶴若狭道→中国道→山陽道
10/8・10/9の連休、天気が良さそうなのでアルプスへテント泊で登ってみることにした。燕岳へ登ることに。ただ夏に比べるとずっと重さが増えるのでどのくらいかかるのやら。16時半に出発して山陽道へ。ところが途中でカッパを持ってくるのを忘れたことに気づいた。やむなく播但道でいったん降りて福崎のホームセンターでビニールガッパを購入。あぶないあぶない。最終チェックで気づくだろうが観光で終わってしまうところだった。

渋滞に合うこともなく安曇野で降りて中房温泉林道入り口へ向かうとガードマンがいてすでに駐車場はいっぱいとのこと。どのくらいこんでるのか行ってみると満車で路駐の車もいる。夏・GWでもこんなにまで混まないのに。行き先変更して唐松岳へ。白馬八方にて舗装観光林道である黒菱林道へ。少々狭いけれども普通車なら対向できそう。かなりクネクネして登っていく。終点には右手に建物があり(トイレ・自販機あり)。駐車場はまだまだ余裕があった。ただ時間はすでに4時。

6時半に目覚ましをセットするも案の定切ってしまった。食事を摂ってトイレへいって(混んでる・・)。外を見ると快晴できれいな雲海になっている。雲海目当てで来ている人もいるようだ。7時に出発。リフトは7時15分からと放送していてたくさんの人が待っている。足慣らしにいいかなとリフトは使わずリフト手前左へ続く林道から登っていく。ペット同伴禁止のゲートのところから登る。リフトのかかっている斜面がきれいに紅葉している。1600mあたりが紅葉真っ盛り。振り返ると特徴的な格好をした高妻山や花の山である雨飾山などが雲上に見えている。二つ目のリフトもパスしてリフト手前から山上へ続く道を登っていく。こちらはつるつるの岩が多くて下山に使うとスリップしそう。二つ目のリフトの真ん中あたりまで登ってくると左に鹿島槍ヶ岳と五竜岳が見えている。

リフト上まで登ると(7時55分)、白馬三山である鑓ケ岳2903m・杓子岳2812m・白馬岳2932mが並んで見える。ここには八方池山荘がある。ここからコースタイムでは1時間半で八方池だ。とても見晴らしがいい尾根を登っていく。雲上の尾根歩き。小岩がゴロゴロした道が続く。背後はモコモコした雲海になっていて浅間山、その右に八ヶ岳連峰がそのわきに富士山が見えている。尾根の左につけられた木道を登っていく。左側通行との注意書きが出てくるあたりで不帰嶮の険しい峰々が見えてきた。先に続く尾根がずーっと見えている。左側に沢がありその先には小屋が見えている。

8時40分にその小屋のところまでやってきた。小屋はトイレだった。ベンチもある。ここからは南アルプスもよく見える。北岳・甲斐駒がわかる。その先に石神井ケルンがある。終わりかけの草黄葉のなだかな尾根が続く。尾根の向こうには別のケルンが見えている(第二ケルン2005m地点)。白馬岳山頂左肩に白馬山荘が見えている。左下は高原上になっていて紅葉がとても美しい。後ろは山並みが浮かぶ雲海で左下は紅葉の高原、左には鹿島槍ヶ岳と五竜、右には白馬連峰と見ていると時がたつのを忘れてしまう。ただ登山者はこれまで見たことがないくらい多くてずっと
列をなしている。誰かが富士山みたいなと話していた。

9時に第二ケルンに着いた。鹿島槍の左に同じく双耳峰の爺ケ岳が見える。GWに登ったところだ。ここまでくると不帰嶮~白馬がよく見える。そこから10分ほど尾根を歩くと八方池の上の尾根(第3ケルン)に到着した。池に天狗の頭が映っている。そこから尾根は左へ曲がって右へ丸山ケルンへと向かっている。白樺などの木立へ入るがすぐ抜ける。その先が急登できついところ。くの字の真ん中をすぎると尾根の左側をたんたんと登っていく。2361mピークの手前で再び斜度がきつくなりガレ場もでてきた。これを登りきると前方に扇雪渓がでてきた。ここでもザックを下して休憩。薬師峠でテント泊をしたときは荷物がずっと軽かったのでほとんど休まず登れたけど今回は渋滞で休んでいるのに下して休まないともたない・・・。

丸山ケルン手前でまた黄葉した木々の中へ一時入る。ナナカマドが実をつけているけど落葉している。きつい登りを終えると丸山ケルンに着いた(10時55分)。沸き立つ雲海と後立山の峰々とほんとすばらしい。唐松と五竜との鞍部がほぼ同じくらいの標高になっている。丸山ケルンを過ぎるとそれほどきつい登りはなくなる。前方の尾根の右奥に三角の唐松岳山頂が見える。這松帯の中を進む。右手に小さな池(水たまり)がある。唐松岳~天狗の間の荒々しい岩壁がすごい迫力。伯耆大山北壁を何倍にも大きくしたような感じか。今年は雪が多かったためか雪渓があちこちたくさん残っている。11時45分にロープ場がでてきた。崖になっていておっこちるとまずい。まあ油断しなければ問題ないだろうが。ここを過ぎると前方に小屋がみえていた。やれやれ。尾根の左側を進む。右のガレた斜面に緑のネットがしていある。落石が多そう。長居はあまりしなくない。

12時に唐松岳頂上山荘に着いた。小屋前にずらーっとザックが並べてある。ものすごい人。小屋は布団一枚に4人らしい。唐松岳山頂へ人がずらーっと並んでいる。山頂は何度か登っているのでパス。テント場は左斜面下にある。まだ余裕はあるが張れるところはだいぶん下の方になってしまう。テント場の受付を済ませるが、トイレは小屋の中しかないとのこと。テント場へ向かうが・・・朝にトイレ難民になってしまいそう。スリッパをもってきたらよかった。明日下山で大渋滞に巻き込まれそう。気持ちが変わって今日下りることに。これだけの景色を楽しめたのだから大満足。剣岳・立山・薬師岳を見ながらコンビニでかった弁当を食べて12時45分に下山開始。

まだまだ登ってくる人は多いけれども列は解消している。雲海はだいぶん高くなってきていて五竜岳の斜面を沸き上がってきている。すでに富士山は見えなくなった。登りは見る余裕がなかったけれどもチングルマが紅葉していていちぶ綿毛が残っている。ゆっくりと降りていると救急ですと言いながら男性があっという間に下りて行った。ケガ人が出ている様子。ものすごい勢いで下りて行かれた。雪渓を過ぎたところで男性が若い女性をおんぶして汗だくになりながらかついで登ってきた。扇雪渓へ行くとのこと。そこでヘリで載せるのだろう。14時17分にへりがやってきた。

14時40分に八方池に着いた。池の周囲を散策する。15時05分に上のリフト乗り場に着いた。下りたところで支払うようにとのこと。列ができているけどもたいしたことはない。きつかった登りがリフトであっという間におりた。そこで黒菱林道へのリフト代も支払う。ほとんどの人がゴンドラへ向かうリフトへと向かっている。黒菱第三リフトは高速リフトではないのでゆっくりしている。7分ほどかかってリフトを下りた。15時半に駐車場まで戻ってきた。小屋から3時間弱で降りることができた。ものすごい人だったけれども素晴らしい北アルプスの光景・空気を満喫できて大満足だった。テントを担いでの秋山の感じもわかったし。夏に比べるとずっと重たくなってしまうのでペースもだいぶん落ちてしまう。平日に泊まりにこれるような身分になれればいいけどなああ。

みみずくの湯で汗を流そうとナビにセットするも迷って探して到着。こちらもすごい混雑だ。なんとか車をとめることができた。(600円のところが何かのイベントで半額だった)。車での帰りは南下すると渋滞でえらいことになりそうなので北上して糸魚川へ。白馬温泉のあたりは小雨が降っているが糸魚川に近づくとやんだ。安曇野インターを降りた時間帯が深夜だったのでガソリンスタンドがなくセルフがあったら入れようかなと思たけどないので高速で入れた。サービスエリアも混んではいるけどGW・お盆のようなことはない。のんびり北陸道を渋滞にあうこともなく仮眠したり休んだりしながら南下してゆき敦賀で舞鶴若狭道へ。こちらは23時とういう時間もあってガラガラ。姫路あたりで車中泊かと思っていたけど2時に東広島の自宅に着いた。今度は時期をずらしてのんびりテント泊&小屋泊でもしてみたい。カメラのバッテリー替えが充電してなかったのと何よりカッパを忘れたのが大失敗だった。チェックリストで確認しているけど一つ一つ確認していった方がよさそう。

備考 

garminconnect

装備 

靴 シリオPF421-GTX

ザック グラナイトギアVC60

その他  ダブルストック(カリマー)・テント(パイネG-LIGHT・Xテント1~2人用)・GPS(fenix5x)・プラズマ1000ダウンジャケット・カッパ(普通のビニールガッパ)・シュラフ(ダウンハガー900♯2)・ブリーズドライテック U.L.スリーピングバッグカバー・モンベルショートスパッツ・サーモフレックスウォーターハ゜ック1L×2・OutDry アルパイングローブ メンズ



燕岳へテント泊の予定を変更して唐松岳へ。黒菱平登山口を7時に出発

足慣らしにいいかなとリフトは使わずリフト手前左へ続く林道から登っていく

早朝にはすでに満車状態

紅葉と白馬の山々がとても美しい


このあたりはきれいに紅葉している

二つ目のリフトもパスしてリフト手前から山上へ続く道を登っていく








二つ目のリフトもパスしてリフト手前から山上へ続く道を登っていく。こちらはつるつるの岩が多くて下山に使うとスリップしそう

リフト上まで登ると(7時55分)、白馬三山である鑓ケ岳2903m・杓子岳2812m・白馬岳2932mが並んで見える

五竜岳の向こうに鹿島槍ヶ岳が見えている


八ヶ岳

槍穂高連峰

草紅葉



尾根の左につけられた木道を登っていく。左側通行との注意書きが出てくるあたりで不帰嶮の険しい峰々が見えてきた

先に続く尾根がずーっと見えている。左側に沢がありその先には小屋が見えている




8時40分にその小屋のところまでやってきた。小屋はトイレだった。ベンチもある




石神井ケルンがある




左下は高原上になっていて紅葉がとても美しい

鹿島槍ヶ岳アップ

五竜岳アップ

鹿島槍ヶ岳と五竜岳

富士山


9時に第二ケルンに着いた。鹿島槍の左に同じく双耳峰の爺ケ岳が見える



八方池と白馬の岩峰






白樺などの木立へ入るがすぐ抜ける

その先が急登できついところ。くの字の真ん中をすぎると尾根の左側をたんたんと登っていく


2361mピークの手前で再び斜度がきつくなりガレ場もでてきた

これを登りきると前方に扇雪渓がでてきた

ここでもザックを下して休憩

丸山ケルン手前でまた黄葉した木々の中へ一時入る

落葉したナナカマドが実をつけている





丸山ケルンに着いた(10時55分)。沸き立つ雲海と後立山の峰々とほんとすばらしい

唐松と五竜との鞍部がほぼ同じくらいの標高になっている

白馬三山

丸山ケルンを過ぎるとそれほどきつい登りはなくなる

前方の尾根の右奥に三角の唐松岳山頂が見える

右手に小さな池(水たまり)がある

唐松岳~天狗の間の荒々しい岩壁がすごい迫力

伯耆大山北壁を何倍にも大きくしたような感じか


下の方は紅葉している

登ってきた八方尾根


1時45分にロープ場がでてきた。崖になっていておっこちるとまずい

ここを過ぎると前方に小屋がみえていた。やれやれ


12時に唐松岳頂上山荘に着いた。剣岳が見える

唐松岳山頂


薬師岳

黒部五郎岳

立山

唐松岳山頂へ人がずらーっと並んでいる。山頂は何度か登っているのでパス



唐松岳から五竜岳への稜線



あまりの混雑に急遽日帰りに変更

これだけの大展望を楽しめたので満足。12時45分に下山開始


まだまだ登ってくる人は多いけれども列は解消している

チングルマ


雲海はだいぶん高くなってきていて山々の斜面を沸き上がってきている



14時40分に八方池に着いた。池の周囲を散策する




15時05分に上のリフト乗り場に着いた。下りたところで支払うようにとのこと

15時半に駐車場まで戻ってきた。ものすごい人だったけれども素晴らしい北アルプスの光景・空気を満喫できて大満足だった。テントを担いでの秋山の感じもわかった

五竜岳と鹿島槍ヶ岳、その左に爺ケ岳

八ヶ岳

槍穂高連峰


富士山

浅間山



唐松岳

不帰嶮




剣立山

薬師岳








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