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平成29年(2017)  5月04日 車 単独

爺ケ岳2670 日本アルプス・八ヶ岳 長野県

天気:晴れ

登り 柏原新道登山口(6:10)→駅見岬(8:10)→爺ケ岳南峰(12:00)

下り  爺ケ岳南峰(12:30)→駅見岬(14:30)→柏原新道登山口(15:40)

行き 山陽道→中国道→名神道→北陸道→/大佛寺山登山/→北陸道(~糸魚川インター)→国道148号→県道45号→柏原新道登山口駐車場

帰り 柏原新道登山口駐車場→/→安房トンネル→/→北陸道→舞鶴若狭道→中国道→山陽道
前日に福井の大佛寺山に登って北陸道にて糸魚川インターでおりて南下してゆき扇沢へ。柏原新道登山口は行ったことがないのでどんな駐車場かわからずS字カーブを過ぎたところにあるようなので注意してみていると洞門を過ぎたところの左に駐車場があり一台分だけあいていたのでそこへとめた。後で確認すると一番下の駐車場だった。トイレは扇沢駐車場まで行かないといけないし車を出すとき洞門から車がやってくると確認しずらいので扇沢駐車場の一番下の駐車場かできたら柏原新道登山口前の駐車場にとめるのがいいと思う。20時半なのにほぼ満車だったので驚いた。扇沢駐車場はまだまだ空いているのであちらに止めた方がよかった。

5時すぎに起床して食事を済ませて扇沢総合観光センターにあるトイレへよって柏原新道登山口へ。扇沢橋の広場は堤防修理で10月31日まで使えないとある。登山口と駐車場は洞門(扇沢橋下一号ロックシェッド)をすぎたところ、緑の橋(扇沢橋)の手前にあった。登山口の対面が駐車場。係員がいてそこで登山届を記入提出した。6時10分に登山口を出発した。

扇沢は20年以上前に来たっきりなので扇沢の後に真っ白な稜線がみえるけど地図を見ないとさっぱりどこかわからない。沢の右側(左岸)を進むとロープが張ってありそこに看板がある。「爺ヶ岳南尾根を経て爺ヶ岳南峰へ→※残雪期のルート・夏山登山道ではありません。最初の出だしは柏原新道を上っていきます。※下り時は沢側へ迷い込まぬよう要注意!」とある。矢印通りここで右へ曲がり斜面につけられた登山道を登っていく。登るにつれて少しずつ残雪が増えていく。南側には大きくどっしりとした蓮華岳2799mが見える。

7時5分に八ツ見ベンチにでてきた。樹間から針ノ木岳が見えている。ここで12本アイゼンを装着して登っていく。このすぐ上に南尾根冬山ルート入口との看板がある。残雪期はこのルートで登ることになる。ハイカーはいるもののGWの燕岳や蝶ヶ岳に比べるとずっと少ない。尾根は雪に覆われている。ただ尾根の右側は日差しが良いのでとけている。道は尾根のすぐ左を進む。

8時5分に左側の視界が開けて岩小屋沢岳や鳴沢岳など後立山の峰々が見えた。いつも見る大山北壁もすごいけどこちらはさすが規模がさらにすごく圧倒される。オーケストラのCDを聴きながら登ってこられた男性ハイカーと話をして山の名前を教えてもらう。今年は先日の降雪があったので雪が黄色くなく真っ白だ。そらは真っ青で快晴。最高の天気で展望だ。ただあちことに雪崩の跡がある。ほとんどが表層雪崩だ。1930mのあたりで再び左の展望が開けた昔の雪崩で木々が倒されたのか?まあないだろうけど滑るとかなり下まで滑り落ちそう。下の方にはクラックがある。

雪の上には踏み跡がしっかりとついている。2010mまで登ってくると稜線に種池山荘2450mが見えてきた。八ヶ岳と南アルプスの間に富士山が見えている。後立山から見えるとは思っていなかったのでラッキー。暑くて暑くて汗だくになってきたので上着を脱いでTシャツ姿で登る。

2130m(9時半)まで登ってくると真っ白な急な斜面がでてきた。槍穂高連峰がよく見える。高度がぐんぐん上がるのでそれにつれて景色が変化してゆく。10時20分(2326mあたり)に傾斜がゆるみテントが数張張ってある。右からの尾根が合流した上のところだ。南には蓮華岳や針ノ木岳2821mが見える。針ノ木岳への針ノ木雪渓には無数の雪崩跡がある。山頂直下にも雪崩跡がある。爺ヶ岳2669m山頂部がよく見える。優しい感じの山容だ。

10時37分(2349m)に急な雪の斜面がでてきた。登っている足跡はあるけれども用心して左の樹林帯の中の足跡を進む。10時50分(2332m)にて音楽を聴いている男性と再び合流。夏道がでているのでそれを登るとのこと。私もアイゼンを外して左側の雪が解けたところを進む。11時前(2406m)にて念願の剣岳2999mが見えてきた。登るにつれてだんだん見えてくる感じ。上から降りてきた男性が針ノ木まで?と問われる。見えてからが遠いんですねえというとそうですね。と話される。私らもさっきまで同じでしたよと話される。下りは快適そう。風が少し吹いてきて寒いのでジャージを着て登っていく。


12時ちょうどに南峰山頂2660mに着いた。剣岳に加えて鹿島槍ヶ岳2889mも見える。雪庇が稜線に見られる。冷池山荘が鹿島槍と爺ヶ岳の間に見える。北峰へも行こうと思っていたけど予想外に時間がかかってしまっていく気が失せたので今日はここまで。剣岳~鹿島槍の景色を楽しみ過ごす。山頂はにぎわっているものの10人前後で混雑した感じはない。見上げるとパラグライダーが飛んでいる。麓に3~5機飛んでいる。そこから上昇気流で上がってきたのだろう。 気持ちよさそうだけど怖そう。山頂は無風でとても快適。GWで無風・快晴のアルプスは
初めてではなかろうか。

充分景色を楽しみ12時半に下山を開始した。雪が適度に腐っているので走るように下っていく。あっという間に2460m地点まで下りてきた。急な雪の斜面へとでてきた。ザーッと雪崩の音がしたので見渡すもわからない。そよ風が吹いているから木々の音かなと思うもどうも違う。下からパーティーが登ってきた。その下を見ると小さな雪崩が起きていて左の谷へと雪がゆっくり流れている。ザーッというあまり変化のない単調な音だ。風なら強くなったり弱くなったりするけど。

抜きつ抜かれつ下っていき八ツ見ベンチの下でアイゼンを外した。雪がとけてドロドロになっている所もある。15時40分に登山口まで戻ってきた。下山は3時間10分と登り6時間弱に比べると早かったけど疲れた。思っていたよりきつかった。でも念願の剣岳が見れ槍穂高連峰に富士山までみることができ大満足だった。

中央道から名神で帰るとなると大渋滞に巻き込まれるので安房トンネルを越えて北陸道~舞鶴道を利用して帰ったけれど国道158号に合流するまでが渋滞続きでかなり時間がかかりさらに国道158号で安房トンネルを越えるまでも混雑していた(反対車線は大渋滞)。時間をケチって入浴しなかったのがまずかった。仮眠しようにもべとべとしていて寝れない。北陸道にはいってからは順調だったけどここまでにかなり時間がかかってしまって仮眠を繰り返して朝の6時に東広島まで戻った。後立山でも扇沢なら普段の週末なら恵那トンネルを経て登山口へ向かった方がよさそう。

地図 出典 国土地理院

備考 GWの安房トンネル付近は渋滞がすごくて素直に糸魚川インターを利用する方がいい。

garminconnect

装備 

靴 トリオレ プロ GTX

ザック 

その他 ダブルストック(モンベル)・GPS(oregon400t)



前日に福井の大佛寺山に登って北陸道にて糸魚川インターでおりて南下してゆき扇沢へ。



トイレは扇沢駐車場まで行かないといけないし車を出すとき洞門から車がやってくると確認しずらいので扇沢駐車場の一番下の駐車場か柏原新道登山口前の駐車場にとめるのがいいと思う。

扇沢橋の広場は堤防修理で10月31日まで使えないとある。


5時すぎに起床して食事を済ませて扇沢総合観光センターにあるトイレへよって柏原新道登山口へ。


沢の右側(左岸)を進むとロープが張ってありそこに看板がある。


「爺ヶ岳南尾根を経て爺ヶ岳南峰へ→※残雪期のルート・夏山登山道ではありません。最初の出だしは柏原新道を上っていきます。※下り時は沢側へ迷い込まぬよう要注意!」とある。

矢印通りここで右へ曲がり斜面につけられた登山道を登っていく。


登るにつれて少しずつ残雪が増えていく。

  南側には大きくどっしりとした蓮華岳2799mが見える。

7時5分に八ツ見ベンチにでてきた。樹間から針ノ木岳が見えている。ここで12本アイゼンを装着して登っていく。

このすぐ上に南尾根冬山ルート入口との看板がある。残雪期はこのルートで登ることになる。

ハイカーはいるもののGWの燕岳や蝶ヶ岳に比べるとずっと少ない。

尾根は雪に覆われている。ただ尾根の右側は日差しが良いのでとけている。

道は尾根のすぐ左を進む。

尾根の右側は日差しが良いのでとけている。


左側の視界が開けて針ノ木岳や岩小屋沢岳、鳴沢岳など後立山の峰々が見えた。


1930mのあたりで再び左の展望が開けた昔の雪崩で木々が倒されたのか?まあないだろうけど滑るとかなり下まで滑り落ちそう。下の方にはクラックがある。

雪の上には踏み跡がしっかりとついている。

2010mまで登ってくると稜線に種池山荘2450mが見えてきた。


南アルプス

扇沢と周囲の山々

八ヶ岳と南アルプスの間に富士山が見えている。

暑くて暑くて汗だくになってきたので上着を脱いでTシャツ姿で登る。


真っ白な急な斜面がでてきた。槍穂高連峰がよく見える。高度がぐんぐん上がるのでそれにつれて景色が変化してゆく。

傾斜がゆるみテントが数張張ってある。


爺ヶ岳2669m山頂部がよく見える。優しい感じの山容だ。

槍穂高連峰がよく見える。


剣岳2999mが見えてきた。登るにつれてだんだん見えてくる感じ。

アイゼンを外して左側の雪が解けたところを進む。



風が少し吹いてきて寒いのでジャージを着て登っていく。



薬師岳

立山

山頂手前にて

12時ちょうどに南峰山頂2660mに着いた。

剣岳に加えて鹿島槍ヶ岳2889mも見える。雪庇が稜線に見られる。

北峰へも行こうと思っていたけど予想外に時間がかかってしまっていく気が失せたので今日はここまで。

剣岳~鹿島槍の景色を楽しみ過ごす。山頂はにぎわっているものの10人前後で混雑した感じはない。

鹿島槍



剣岳

剣岳アップ

針ノ木岳

上げるとパラグライダーが飛んでいる。麓には3~5機飛んでいる。

再び剣岳

安曇野

充分景色を楽しみ12時半に下山を開始した。

槍穂高連峰を見ながら下りていく。

雪が適度に腐っているので走るように下っていく。





針ノ木岳

扇沢と針ノ木岳


樹林帯へ

扇沢の駐車場にたくさんの車が停まっている。







15時40分に登山口まで戻ってきた。下山は3時間10分と登り6時間弱に比べると早かったけど疲れた。




ふもとより爺ケ岳と鹿島槍ヶ岳

針ノ木岳

扇沢と蓮華岳・針ノ木岳

富士山



槍穂高連峰

爺ケ岳

剣岳


薬師岳

爺ケ岳山頂より鹿島槍ヶ岳

山頂にて立山と剣岳

鹿島槍ヶ岳

黒姫・妙高方面


剣岳

針ノ木岳

安曇野

山頂手前より爺ケ岳

槍穂高連峰


針ノ木岳アップ


麓より爺ケ岳と鹿島槍ヶ岳

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